なすがままに

あくせく生きるのはもう沢山、何があってもゆっくり時の流れに身をまかせ、なすがままに生きよう。

折尾消滅!

2005-06-10 21:25:29 | 昭和
午前中折尾に用事があったので車を新市場前の有料に留めて用事をすませた。一年ぶりの折尾の町だった。僕はヒマだったので折尾の町をウオーキングする事にした。駅前の丸和に入ったら一階にあったテナントが殆ど撤退していた。前はロッテリアやお菓子の店があって高校生達で賑わっていたのだ、それが広い誰もいない空間に変わっていた。それから堀川沿いを歩いた、新市場も客はまばらだ、開きテナントも目立つ、20数年前に僕達は則松の団地に住んでいた、その頃の買い物はいつも折尾だった、特に新市場は家内のお気に入りだった。家内はスーパーよりも市場での買い物を好んでいた。対面販売で世間話が出来るとか、今日は野菜を一つおまけしてもらったとか喜んでいた。あの頃の折尾の町の人ごみは前に自由に歩く事も出来ないほど人で混雑していた。その面影は今はない。スーパーマルキョウも撤退した、NTT折尾も撤退した、そして折尾郵便局も本局使命を終えて別の場所に移転した。そして、かっての商店街には空きテナントの張り紙が目立つ。しかし、旧199号線の渋滞は相変わらずだ。まさに、ただの通過道路になってしまった。去年よりもさらに折尾の町はさびれていた。このままでは折尾が危ない。そんな事を考えながら再び折尾駅に戻った。腹がへったので駅構内の売店で東筑軒の「かしわ飯」を買った。この折尾駅は実に風情がある、建物の外観といい構内は明治時代のまま現役で頑張っている。明治から昭和30年代まで石炭で賑わった折尾のため息が聞こえてくるような感じだった。そして、ひさしぶりのかしわ飯を食べながら折尾の繁栄を願った。かしわめし美味かった、端っこに添えられている奈良漬けとの相性が実に絶妙なのだ。