NTT労組退職者の会広島県支部協議会

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平成30年7月定例句会 第六回「花衣会」

2018年07月30日 14時04分42秒 | 俳句

   

   ~今月の特選句~

   山寺や浄土の説法蝉しぐれ・・・旭

   俳句・川柳などの短詩型文芸の同好会「花衣会」では、

  毎月各自3句の作品を会報に掲載し発行しています。

   その発行数は、今回で76号になりました。

   昨年から、勉強会として句会を2ヶ月毎に開催しています。

  今回は、その内容を報告します。

 

 第6回 「花衣会」句会開催!!

   と き  平成30年7月24日(火) 午後2時から

   ところ  広島市基町 退職者の会会議室

   出句数  各自3句

   リーダー 立川 良臣

   講 師  岡部 泰行

 

  出句3句の中から、1句ずつ選句した作品を掲載します。

 

   月見草夕べに咲けり水災地・・・岡部 泰行

   梅雨曇脚立三段鋏持つ・・・沖本 恵子

   W杯ベストエイトは夏の夢・・・浜本 文雄

   夏山にもやもや心そっと置き・・・立川 良臣

   手の皺に香りも色も桑の実煮・・・勝島 千波

   朝焼けの湖に竿刺す蜆舟・・・林 世紀雄

   祭壇に献花する人梅雨晴れ間・・・小林 順子

   荒梅雨や沼田川狂ひ郷浸かる・・・土居 旭

      

  今回も、力作ありがとうございました。

  勉強会の成果が、少しずつ現れているのではないでしょうか。

  次回は、9月25日(火)午後2時からです。

  投句は、9月20日頃迄に土居までお願いします。

 

 

     ~じゆうな広場~

    常山と私

                   濱本 文雄

   常山は無線の人なら、よく知っている山だが・・・。

  岡山県南の玉野市にあり、宇野線迫川駅を降りるとすぐそこに見える

  標高307mの山である。 

   1470年代に上野氏により城がおかれるが、毛利攻めにより滅びる。

  その時の城主の妻らの戦いが有名で今も碑が残る。

   宇喜多、小早川、池田と所有されるが関ヶ原の後、廃城となり130年の

  役目を終えた。

   昭和30年代、見通しのいい地形からマイクロウエーブの中継所が置か

  れた。 私は13歳から17歳までそこの社宅で育った。

   山上までジープの登れる道が整備された。私はそこを走るのが好きで

  あった。東京オリンピックの後、スポーツの機会を求めていた自分に合って

  いたのがランニングだった。

  「継続は力なり」、走る距離が延びタイムも短くなって、マラソン大会で

  好成績になると自信もつき、やればできると前向きの自分がいた。

   10年後、岡山で勤めていた時、先輩から「おまえが常山を走りよった

  のを見たで」といわれ世間は狭いなと思った。

   父の転勤で岡山に下宿した。瀬戸内海有数の児島湾干拓地が拡がる常山

  の風景とも別れ、ランニングとも遠ざかった。

   後年、職場の仲間と軟式テニスをしたり、山好きな先輩と信州、九州の

  山登りをしたが、それは常山で一人マラソンの鍛錬があってこそと、懐かし

  く思い出す今日この頃である。

 

    このコーナーは、花衣会会員の自由な想い、意見、感想などをつずったコラムです。

  遠慮なく投稿願います。お待ちしております。(土居記)

  

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