福山むつみ俳句会 令和3年3月15日 NO.336
定例句会の結果 (出席者 互選)
一仕事終えての背伸び山笑う 林 久晴
子ら来ると沙汰のありしや桜餅 藤原泰江
急がねば黄昏るる帰路春しぐれ 多木伸一
山路ゆく一歩一歩につくしかな 作田嘉弘
降るからに溶けて流るる春の雪 浜谷義和
一日(いちじつ)を余さず使う雛納め 横山ノブコ
買い求めし靴のつま先春立ちぬ 倉田里子
別れの日今でも浮かぶ花椿 田中加夫
春の夕飛行機窓にライン引く 藤井富志子
震災のニュース聞きつつ春夕餉 大平康子
足枷(あしかせ)の鎖を解いて青き踏む 岡部泰行
福山むつみ俳句会 336号
令和3年(2021年)3月発行 PC編集 浜谷義和