現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

2/27 親鸞

2009-02-27 06:48:52 | 五木寛之
2/27 親鸞
 
弥七は言う。
「あの女はな、おまえの身代わりとなって死んだのだ。
當麻御前はなみの女やない。女巫(めかんなぎ)いうてな。
神仏の霊力が身についとるんや。それでいち早く危険を
察して、おまえをかばうたんや」

なるほど、こうきたか。たまたま災難に遭った女がかわいそう。
哀れと思っていたが、當麻御前は、愛する人のために命を
捨てたのだ。日頃「お浄土に行きたい」と願っていた。當麻
御前は、神仏の霊力を得て、最も望む方法で死を得たのだ。
最も幸せな死に方をしたのだ。

愛する人のために自分は命を投げ出せるだろうか。霊力で
最良の死に際を得ることができるだろうか。五木・親鸞も
私と同じ問いを持ち、お山(比叡山)を下りる決心をする。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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