「写真撮っていいですか?」と若者。
「どうぞ どうぞ」と ルンルンの私。
「虚無僧って、普化宗の僧ですよね」
「あれ、詳しいですね」
「私の友達が、全国の虚無僧の情報を集める 2チャンネルを
立ち上げているんです」。
「それは それは」。内心 喜ぶ私。
「しかし、仏教史上では、普化宗というのは存在しません。
もともとは、浪人が、食うに困って、尺八を吹いて、糊口を
しのいだものであり、今も、在家の人が 虚無僧が吹いた曲が
好きで こうして虚無僧の格好をして 吹いているんです」。
「よし、写真を(2チャンネル)に 送ってあげよう」。
(えっ、2チャンネル!?) 彼が行ってしまってから気がついた。
「2チャンネル」というのは誹謗中傷、悪口ばかり。
「虚無僧」なんて、そんなに居るわけがない。それで思い出した。
その「虚無僧」スレを以前、私も見たことがある。
一時期、「インチキ托鉢僧」が全国に横行した。名古屋でも
あちこちで見た。ひどいのは古着の「紋付」を着ていて、
笠も鉢も明らかにおかしい。
得度受戒していない者が、僧の格好をして、街角で喜捨を得る。
それを“撲滅、一掃しよう”というサイトだった。
彼らは、托鉢僧も「虚無僧」と思い込んでいる。
「虚無僧」と言っても、ほとんど「托鉢僧」のこと。
「数珠と衣、袈裟の宗派が一致しない」など、結構
装束、経文など、仏教の各宗派の違いに詳しく、
「新宿のどこどこに立っているのは インチキ坊主だから
みなさん気をつけるように」という書き込みだった。
そのサイトだったか、「虚無僧は そもそも僧侶ではない。
ニセモノの僧がホンモノ」という書き込みがあった。
「虚無僧は“非僧非俗”。僧でなくてよいのだ」と言っても
一般には、なかなか わかってもらえない。
帰宅して、パソコンでその2チャンネルを探したが、
出てこなかった。こうした注意喚起の声の高まりで、
インチキ托鉢僧は急に 姿を消したが、その目的を達成して、
「虚無僧」スレも閉鎖されたか。
ちょっと ほっとした。
「どうぞ どうぞ」と ルンルンの私。
「虚無僧って、普化宗の僧ですよね」
「あれ、詳しいですね」
「私の友達が、全国の虚無僧の情報を集める 2チャンネルを
立ち上げているんです」。
「それは それは」。内心 喜ぶ私。
「しかし、仏教史上では、普化宗というのは存在しません。
もともとは、浪人が、食うに困って、尺八を吹いて、糊口を
しのいだものであり、今も、在家の人が 虚無僧が吹いた曲が
好きで こうして虚無僧の格好をして 吹いているんです」。
「よし、写真を(2チャンネル)に 送ってあげよう」。
(えっ、2チャンネル!?) 彼が行ってしまってから気がついた。
「2チャンネル」というのは誹謗中傷、悪口ばかり。
「虚無僧」なんて、そんなに居るわけがない。それで思い出した。
その「虚無僧」スレを以前、私も見たことがある。
一時期、「インチキ托鉢僧」が全国に横行した。名古屋でも
あちこちで見た。ひどいのは古着の「紋付」を着ていて、
笠も鉢も明らかにおかしい。
得度受戒していない者が、僧の格好をして、街角で喜捨を得る。
それを“撲滅、一掃しよう”というサイトだった。
彼らは、托鉢僧も「虚無僧」と思い込んでいる。
「虚無僧」と言っても、ほとんど「托鉢僧」のこと。
「数珠と衣、袈裟の宗派が一致しない」など、結構
装束、経文など、仏教の各宗派の違いに詳しく、
「新宿のどこどこに立っているのは インチキ坊主だから
みなさん気をつけるように」という書き込みだった。
そのサイトだったか、「虚無僧は そもそも僧侶ではない。
ニセモノの僧がホンモノ」という書き込みがあった。
「虚無僧は“非僧非俗”。僧でなくてよいのだ」と言っても
一般には、なかなか わかってもらえない。
帰宅して、パソコンでその2チャンネルを探したが、
出てこなかった。こうした注意喚起の声の高まりで、
インチキ托鉢僧は急に 姿を消したが、その目的を達成して、
「虚無僧」スレも閉鎖されたか。
ちょっと ほっとした。