現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

津の本願寺へ

2008-02-26 10:23:13 | 虚無僧日記
津市分部の本願寺に行った。本願寺の安寿、
眞道さんは一絃琴の名手。もう20年以上も、
尺八の伴奏を務めさせていただいている。
今日は、3/3ひなまつりに一絃琴と尺八の
合奏をするための練習。

昼丁度に着いて、まずは昼飯をごちそうになる。
檀家さんが持ち寄ってくれた新鮮な野菜で調理
した料理は実に旨い。腹いっぱいご馳走になった。

眞道さんの“一の弟子”別所さんと「須磨の昔」
を合わせた。まだ一年そこそこなのに、上手い。
一音一音、一声ずつ、実に細かく、的確に指導
されている。一絃琴は楽譜が無い。師の弾く通り、
歌う通り、文字どおり口移しで教わる。こんな
世界が頑なにあってもいい。時を忘れる空間だ。

居合

2008-02-26 09:49:15 | 虚無僧って?
今日久しぶりに「居合」に行った。最近、行事が
重なって、長らくお休みしていた。
同期入門の石黒氏は、かれこれ2年、毎週まじめに
通って「初段」になった。

毎回12本の型を練習する。同じことを何度も何度も
繰り返す。自分ではできていると思っても、手足の
位置、角度、“間”逐一直される。

100回やれば、それだけの、1000回やれば、やった
だけのことが見えてくる。下にいる者には見えない
ものが、より上にいる者からは見える。より上の
視点に立つまで、何百、何千回の練習なのだ。

尺八にも共通する。