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現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

にっぽんど真ん中祭り

2007-08-02 10:05:39 | Weblog
今年も8月25、26日名古屋で「日本ど真ん中祭り」が開かれる。
今年で9回目。年々全国からの参加者も増え、1万5千人とか。
民謡離れの若者が新しい民謡を生み出した。そのパワーに感動する。

今年「東邦ガスのメンバーが踊る曲に尺八を入れてほしい」との
依頼が来た。東邦ガスは一昨年初参加で新人賞、昨年は3位に入賞で、
今年も上位入賞を狙って、オリジナル曲を作るのだという。

さて、録音スタジオに行って驚いた。手渡された五線譜のメモ書き
は♯が6つも。1尺8寸管では吹けない。7寸管ならいけるが、
パワーは出ない。だがここでプロは引き下がれない。やってみましょう
とブースへ。

ブースは狭い、一人やっと。そこで、ヘッドフォンで既に作曲され
ているベースとリズムを聴き、パソコン画面を見ながら、8小節分を
吹いてはめるのだが、どうしてもずれる。尺八は本来ノーリズムだから、
こういう早いテンポに合わせるのは苦手なのだ。
たとえば、尺八はツレーとレの音を吹く前に短くツを吹く。このツを
拍子の頭に合わせるのか、レで合わせるのか。何分の1秒なのだが、
ディレクターは妥協を許さない。

何度やってもずれる。そこで10分休憩、そしてその間にパソコン画面上で
カーソルを動かし、わずかなズレを動かし修正していく。
しまいには、「ドの音ください、次レ・・・」と一音ずつ記憶させて、
画面上で作画しながら作っていく。わずか8小節に2時間かかった。
まったく時代は変わった。演奏家の表現力よりも機械的な正確さが
求められるのだ。

ところでこの、ディレクターもプロデューサーもみな女性、男は機械を
操作するオペレーター。女性に指図されながら動く存在。今はどの
世界も女性上位か。

ま楽しい経験をさせてもらった。
私の尺八?がど真ん中祭りで流れるのだ。東邦ガスさんありがとう。
今年は観に行こう。

盆踊り大会

2007-08-02 07:34:37 | Weblog
中川区助光学区の運動会に呼ばれた。
私は、休憩時間に尺八を吹かせてもらう役だ。大勢の前で吹か
せてもらえるだけでもうれしい。

盆踊りが始まると、数百名の人が集まってきたが、なんか違う。
中央の5m四方のやぐらの上で10人ほどが踊っているだけで、
やぐらを囲んで踊るはずの輪ができない。子どもたちは勝ってに
騒ぎ回っているだけ。他会場では、婦人会や老人会、踊りの会等
の会員がこの時とばかりに踊りに興じるのだが、子ども会主催で、
踊り手がいない地区では、盆踊りの開催も大変なのだ。

さて私の出番が来たが、音響の不備もあって、ほとんど聞こえず
情けない結果となった。それでも「明日も来て下さい」と云われ
ホイホイ翌日も行った。アナウンス役の柴田さんの一生懸命さに
魅かれてである。

二日目は音響もばっちり、思い通りに事が運び、踊りの輪もできた。
マイクを握る柴田さんの目もウルウル、涙声。感動の盆踊り大会
だった。
柴田さんの努力、決してあきらめない。積極果敢に走り回って根回し
をする。決して人を責めない。「あなたにかかっているんだから、
お願い!」「あなたしか頼めないんだから」の一声に乗せられて、皆
進んで協力していた。中川区長も県知事の義父様もみえてのすごい
大会になった。

翌日の午後3時過ぎ、「今、後片付けが終わったところですので」と
柴田さんからお礼の電話がはいった。さすができる人は違う。

ところでわが町内の盆踊り大会は、学区、婦人会、老人会、町内会
組織一丸となっての盛大な行事だが、われわれマンション住民には
案内もこない。震災の時も蚊帳の外になりそう。積極的に入り込んで
いかないと思うのだが、入り口が見つからないでいる。