今年も8月25、26日名古屋で「日本ど真ん中祭り」が開かれる。
今年で9回目。年々全国からの参加者も増え、1万5千人とか。
民謡離れの若者が新しい民謡を生み出した。そのパワーに感動する。
今年「東邦ガスのメンバーが踊る曲に尺八を入れてほしい」との
依頼が来た。東邦ガスは一昨年初参加で新人賞、昨年は3位に入賞で、
今年も上位入賞を狙って、オリジナル曲を作るのだという。
さて、録音スタジオに行って驚いた。手渡された五線譜のメモ書き
は♯が6つも。1尺8寸管では吹けない。7寸管ならいけるが、
パワーは出ない。だがここでプロは引き下がれない。やってみましょう
とブースへ。
ブースは狭い、一人やっと。そこで、ヘッドフォンで既に作曲され
ているベースとリズムを聴き、パソコン画面を見ながら、8小節分を
吹いてはめるのだが、どうしてもずれる。尺八は本来ノーリズムだから、
こういう早いテンポに合わせるのは苦手なのだ。
たとえば、尺八はツレーとレの音を吹く前に短くツを吹く。このツを
拍子の頭に合わせるのか、レで合わせるのか。何分の1秒なのだが、
ディレクターは妥協を許さない。
何度やってもずれる。そこで10分休憩、そしてその間にパソコン画面上で
カーソルを動かし、わずかなズレを動かし修正していく。
しまいには、「ドの音ください、次レ・・・」と一音ずつ記憶させて、
画面上で作画しながら作っていく。わずか8小節に2時間かかった。
まったく時代は変わった。演奏家の表現力よりも機械的な正確さが
求められるのだ。
ところでこの、ディレクターもプロデューサーもみな女性、男は機械を
操作するオペレーター。女性に指図されながら動く存在。今はどの
世界も女性上位か。
ま楽しい経験をさせてもらった。
私の尺八?がど真ん中祭りで流れるのだ。東邦ガスさんありがとう。
今年は観に行こう。
今年で9回目。年々全国からの参加者も増え、1万5千人とか。
民謡離れの若者が新しい民謡を生み出した。そのパワーに感動する。
今年「東邦ガスのメンバーが踊る曲に尺八を入れてほしい」との
依頼が来た。東邦ガスは一昨年初参加で新人賞、昨年は3位に入賞で、
今年も上位入賞を狙って、オリジナル曲を作るのだという。
さて、録音スタジオに行って驚いた。手渡された五線譜のメモ書き
は♯が6つも。1尺8寸管では吹けない。7寸管ならいけるが、
パワーは出ない。だがここでプロは引き下がれない。やってみましょう
とブースへ。
ブースは狭い、一人やっと。そこで、ヘッドフォンで既に作曲され
ているベースとリズムを聴き、パソコン画面を見ながら、8小節分を
吹いてはめるのだが、どうしてもずれる。尺八は本来ノーリズムだから、
こういう早いテンポに合わせるのは苦手なのだ。
たとえば、尺八はツレーとレの音を吹く前に短くツを吹く。このツを
拍子の頭に合わせるのか、レで合わせるのか。何分の1秒なのだが、
ディレクターは妥協を許さない。
何度やってもずれる。そこで10分休憩、そしてその間にパソコン画面上で
カーソルを動かし、わずかなズレを動かし修正していく。
しまいには、「ドの音ください、次レ・・・」と一音ずつ記憶させて、
画面上で作画しながら作っていく。わずか8小節に2時間かかった。
まったく時代は変わった。演奏家の表現力よりも機械的な正確さが
求められるのだ。
ところでこの、ディレクターもプロデューサーもみな女性、男は機械を
操作するオペレーター。女性に指図されながら動く存在。今はどの
世界も女性上位か。
ま楽しい経験をさせてもらった。
私の尺八?がど真ん中祭りで流れるのだ。東邦ガスさんありがとう。
今年は観に行こう。