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現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「友の和」 2

2009-04-19 01:41:27 | 今後の予定
情報誌『友の和』のつづき

③目の前の聞き手の想いが尺八の音(ね)となる

「尺八は吹くものに非ず」。「え!吸うもの?、打つもの?」
「吹くことにこだわってるうちは、人の心を打つことは
できない。周囲の“気”や、聞き手の想いを吸い込み、
音が導き出される。尺八は聞き手の人の“気”を吸って、
その人の心を打つもの」

④明も暗も心のうち

虚無僧を目にした人の反応もさまざまだ。「有難い」と
手を合わせてくださる方。「布施するといいことあるかも」
とご利益を求められる方。憐れんで喜捨されるかた。
見下して軽蔑の眼差しを向ける方。罵声を浴びせ唾を吐く人も。
「同じものを見ても、善と見る人、悪と見る人。明も暗も
その人の心の持ちようひとつ。明にあっては明、暗にあっては
暗、そのどちらにもこだわらず柔軟に生きる。それが虚無僧。

⑤「風が吹かなければ吹いてゆけ」

皆さんご存知のとんち一休さん。虚無僧になって旅をしていると、
顔見知りの山伏が声を掛けてきた。「一休さんどちらへ?」と。
「風に任せて」。山伏は「風吹かぬ時はいかに?」。一休は
すまして「吹いていくわい」と、尺八を吹いて立ち去った。

「この話が、私を奮い立たせた。リストラ、不景気、尺八の
仕事が来るのを待っていたのではだめだ。虚無僧となり、
多くの人との出会いを求めていこう。世捨て人でも、現実
逃避でもなく、自らの足で立ち、歩き、生きていこう」と。

「不安なニュースばかりの現代。一休さんなら『平気、平気、
なんとかなるさ』と私たちに言ってくれるでしょう」。
インタビューの後、そう穏やかに微笑みながら、今日も牧原
さんは街頭に向かわれた。


私のメールは goo3360_february@mail.goo.ne.jp

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4/25, 26 京都へ

2009-04-19 01:41:01 | 今後の予定
今日4/25 は、これから京都に行きます。
大徳寺で、尺八の三好芫山氏とツトム山下、
笛の赤尾美千子のライブがあるとか。ヤマハの
竹内氏に誘われ観てきます。外は大雨。
私は“晴れ男”なのだが、竹内氏は“雨男”。
過去5回、彼との付き合いはいつも大雨。

三好芫山氏は、なんとジョン海山ネプチューンの
師匠。私も一時期ネプチューンに師事していたので、
芫山会に出させてもらったことがある。芫山氏は、
京都明暗教会の理事としても尽力されてり、私にも
いろいろ面倒みてくださっている。

明日は晴れるだろう。京都に一泊して、虚無僧しな
がら金戒光明寺の会津藩墓地に墓参り。元治元年
(1864)禁門の変で亡くなった先祖牧原宗仲の墓前で
「手向け」を献笛してきます。



伊那の余話 児玉竹坐

2009-04-06 21:53:15 | 今後の予定
4/4、5の「百鬼どんどろ」公演での竹坐氏の衣装には
参った。『乞食僧』という名目で、尺八を吹きながら
登場するのだが、その衣装である。樵が被るような
三角山笠に黒紗がかけられ、顔を隠している。白の
厚手の衣を重ね着し、頭から弁慶頭巾のように、黒の
布を巻いて背中に長く垂らしている。室町時代の絵に
見たことがあるようなスタイルだ。最後に笠を取って
現われた顔が、これまた目と口だけあいた白い面。
死に顔だった。唖然。立ち姿も尺八を吹く指使いも
絵になる。「お主も、なかなか役者じゃのう!」。

私が竹坐氏を知ったのは、トム・ディーバーから。
H14年、私がNHK、BSで特集されたのをトムが見て、
NHKに問い合わせて、私の所在を知り、電話を掛けて
きた。その頃丁度、彼も民放の取材を受けて放映され
たのを私が観ていた。不思議なものである。お互い、
たまたまテレビを付けたら、観たのだ。見るべき
番組は自然と見るようになっている。観るべき運命に
あるのだ。運命は必然か。

そして、H16年、経蔵寺で開催された「伊那谷尺八
コンサート」に招かれ、出演した。その時、児玉氏を
紹介された。それ以来、毎年、1、2回は、児玉氏と
トムのお宅を訪問するようになった。

今年は、5月30日(土)、飯田市の人形の館で『竹竹
(たけだけ)の会』が行なわれるとのこと。早速、私も
出演を約束してきた。児玉竹坐氏も吹奏される。

私一路と竹坐、対象的な二人の演奏は、きっと見応え、
聞き応えありますぞ。新潟の長谷川氏は早速、今日
先ほど「聴きに行きます」と電話をくださった。


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4/4. 5 は 伊那へ

2009-04-03 22:31:27 | 今後の予定
さぁ、今夜これから伊那に向かいます。
私の尺八の友、「竹坐」氏の公演を見に行きます。

4/4 (土) 長野県下伊那郡高森町 瑠璃寺
4/5 (日) 長野県飯田市上郷町 経蔵寺

いずれも午後7時~ 3,500円 ( 前売り3,000円)
『中有をたゆたふ』と題して「桜公演」とある。
竹坐氏の法竹(超長管尺八)と人形師岡本芳一氏の共演。

土日は、高速道路 1,000円というのに、結局ETCは
付けたがカードが無いため、恩恵に浴さず。“金持ちは
得をし、貧乏人はますます損をする”だ。ま、なまじ
カードを持っていると、盗まれないか、落とさないか
不安にかられる。無いということは、心の安心が得ら
れる。いいことだ。

必要なお金は、昨日今日のレッスンでいただいた。
いつもぎりぎりで必要な分だけきちんと入ってくるから
不思議。でも例によって片道分しか無いので、昼日中は、
飯田の町を虚無僧で回らせていただきます。さて、浄財で
無事帰ってこれるか。帰宅後にご報告します。
いいことあるかな?

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3/29. 30 東京へ

2009-03-28 15:38:07 | 今後の予定
3/29(日) 30(月)は、東京だよおっかさん。
85歳で気丈にも独りで暮らしている母の顔を
見に、里帰りしてきますので、ブログはお休み
させていただきます。

4/ 4(土).5(日)は、児玉竹坐氏の法竹を聞きに
         長野県飯田に行きます。
  4(土)18:00~ 高森町 瑠璃寺
  5(日)18:00~ 飯田市上郷町 経蔵寺

  問合せ : 0265-86-4270 dondoro@da2.so-net.ne.jp
http://www001.upp.so-net.ne.jp/dondoro/



管楽器の専門月刊誌『PIPERS』4月号 P.80~85 に
「尺八」として小生が採りあげられました。

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3/21 広小路祭で虚無僧

2009-03-15 14:09:25 | 今後の予定
3/21. 22 名古屋のメインストリート広小路通りで、開設
350年記念のイベントが開催されますが、それに虚無僧
として出演します。晴れて公認です!

名古屋では江戸時代、東照宮の祭礼に、各町ごとに巡礼、
山伏、草刈などの仮装をして行列に参加しました。
広小路の呉服町(現丸栄)からは、虚無僧姿で14人が参加
していたのです。それも大人2人とあと12人は子供です。
そして、吹く曲は近頃の流行り歌だったといいます。

虚無僧は、下総の一月寺、青梅の鈴法寺、京都明暗寺が
元締めになって、「士分(侍)しか入門できない」とか、
「虚無僧以外に尺八を吹いてはいけない」など、勝手な
規則を作って特権を振りかざしていました。しかし、
名古屋には虚無僧寺が無かったので、虚無僧本山の取り
締まりが及ばなかったのどしょう、町人や百姓、子供までが
自由に虚無僧の恰好をして尺八を吹いていたようです。

しかも、明治になって虚無僧の普化宗は廃止されても、
明治43年の名古屋祭で、虚無僧が出ています。
(神田可遊『名古屋の尺八』)

この機会に虚無僧復活です。名古屋と近郊の皆さん、
ぜひ見に来てください。

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OB会に尺八

2009-02-25 20:27:21 | 今後の予定
「仕事が無い。仕事、仕事」と念じていたら、電話が
はいった。

〇〇会社のOB会で、物故者への「黙祷」を捧げるので、
その時『手向け』を吹いて欲しいとの依頼。

これまで何回かメールを送ってくださっていた「山さん」
だった。お会いしたことはないが、指名いただいて、
嬉しい限り。

仏教界は今、葬式を執り行うだけの葬式仏教に形骸化
したと言われる。葬儀に僧侶を呼ばない例も、東京では
もう4割に達するとか。
虚無僧は葬儀を執り行わないので、明治になって仏教と
認められず廃宗となった。でもこれからは、檀家寺を持た
ない人に“音楽葬”として、招かれる機会が増えるのでは
と思っている。事実、名古屋ですでに5件招かれている。

僧侶の読経より心を打つ尺八の音が期待されている。
それに応えるにはどうあるべきか、一層の精進だ。


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「友の和」に掲載

2009-02-24 11:55:17 | 今後の予定
情報誌『友の和』の取材を受けた。入会金も冊子代
も無料で、8,000部ほど配布されているとのこと。
その3月号の巻頭に掲載されるようだ。

取材にみえた記者の方は、30代の女性。「虚無僧
について全く知らない」という。それでも、私の話を
聞いて要領よくまとめてくれた。その一部。

「虚無僧を目にした人の反応も様々だ。ありがたい
と手を合わせて布施くださる方。哀れんで喜捨され
る方。布施すればいいことあるかもとご利益を求め
られる方。反対に、軽蔑の眼差しで避けて通る方、
罵声を浴びせて唾を吐く方。殴りかかられたことも
ある。「人間も社会も様々、それを知るのも修行。
同じものでも、善と見る人、悪と見る人、二通りいる。
明も暗も心の内。心の持ちようひとつ。そのどちら
にもこだわらず、明にあっては明、暗にあっては暗
として生きる。すべてを受け入れる。それが虚無僧
として生きる私の道」

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パイパーズ

2009-02-24 11:53:30 | 今後の予定
管楽器の専門誌「パイパーズ」4月号にも掲載される。
こちらは、管楽器愛好者への情報誌だから、尺八の
管楽器としての性能、奏法、可能性などについてかなり
詳しく取材を受けた。

インタビュアーが尺八を指して「こちらの“楽器”は?」
と問いかけてくるのに、違和感を感じる。「尺八は尺八。
楽器などという賎しいものにはあらず」などと言って
みたくなるが、読者には理解されるだろうか。洋楽器から
みれば、音程も音量もままならぬ原始楽器だ。尺八界は、
長年、フルートに追いつけ追い越せで頑張ってきた。
そして今では、頑張らないで、フルートとは違う世界を
広げてきている。

洋楽は行き詰っている。素朴な尺八には、無限の可能性
がある。そのことが、活字でどこまで伝わることやら。

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1日1万人

2009-02-21 23:55:34 | 今後の予定
1日1万人が虚無僧の私を見てくれたとして、
100日で100万人。名古屋の人口200万余。
2人に1人は見てくれたことになるのだが、
まだまだ、そんな様子ではない。
1万人が私の前を通り過ぎても、関心を寄せて
見てくれる人は100人に1人。つまり1日100人
ということか。100日でやっと1万人。

また、名古屋駅は1日70万人が乗り降りする。
ということは、岐阜、三重、愛知3県1,000万人
中の1万。となると、まだまだ0.1%。あと1,000日
は続けよう。1,000日回峰行だ。

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