小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

高丘コミセン 高齢者大学 「寄って来って支え合い塾」 大園満子先生

2018年11月14日 | 生涯学習
ソーシャルインクルージョン(social inclusion)を目指して

すべての人が社会の中で、構成員として包み支え合える世の中を目指し、孤立して生きる人の接点を探る。


(1)明石市の取り組み(フォーマルサービス)~地域共生社会の実現に向けて~
地域包括ケアシステム(平成30年4月より3年間)


ワン・ストップ・サービス↑↓(one stop service)は、ひとつの場所でさまざまなサービスが受けられる環境、場所のこと。



直面する「80・50問題」 高齢の両親、生活破綻も~産経ニュース
 
  
  時代背景を踏まえたとてもユーモアのある授業で、上記の明石市の行政の取り組みを説明していただいた。ひとことで言うならワン・ストップ・サービスの地域総合支援センターの活用だ。

 (2)では本人、家族、地域活動など(インフォーマルサービス)について先生のご家族の脳出血での生活の様子、団塊の世代が後期高齢者に達する2025年問題、介護保険サービスの縮小のこと。その対策として本人の介護予防、家族の団らん、地域の自治会等への取り組みなどなど。

 ここで受講生の実践のインタビューが全員に行われた。すると皆さんが、いかにいろんな楽しみを持たれているかに驚いた。

 健康スポーツ、テニス、体操、囲碁、退院したばかりでリハビリ中、自分のことは自分でするー料理・洗濯、多すぎて言えません、フラダンス、ハワイアンキルト、ウォーキングをしながら全国地名のしりとりをやっている、日本舞踊、卓球、花壇のボランティア、歌、ピアノ、花、囲碁20年・歩こう会15年、映画を観るサークル、幼馴染との小旅行とその写真配り、救命士のボランティア、パソコン、グランドゴルフ、プール、太極拳、コーラス、体操、高丘文庫の手伝い、スクールガード、ふれあいサロンのスタッフ、すべてを聞き取れなかったが小父さんが持っていた皆さんへの勝手なイメージが完全に突き破られた(笑)。諸先輩の方がよほどお元気だ。

 (3)福祉の枠を超えた、支え合いの社会
  「気になるあの人 気になるあの子 そして気になる私」
   ※情報交換の重要さ
   ・・・・・ひとりぼっちじゃないよ

 以上が前半だが、後半では、先生が主催されている明石歌声交流会の話もあったが、また驚いた!
 
 教室全員で、ベートーベンの第九交響曲「合唱」第四楽章「よろこびの歌」をドイツ語で合唱した。

下記の記事の紹介もありましたね。

  ロンドンで、孤独対策に向けた会議に出席するメイ英首相=15日(ロイター=共同)

英政府、孤独対策にダンスや料理 第1弾戦略、健康被害を防止

 【ロンドン共同】孤独対策にダンスや料理を奨励し、郵便配達員による見守りも-。英国のメイ首相は15日、孤独に伴う健康被害を防ぐため、第1弾の政府戦略を発表した。孤独な環境にいる人を地域のさまざまな活動に参加させることで、健康状態の改善や医療費の削減につなげる狙い。

 配偶者との離別などで孤独を感じる環境が認知症や高血圧などに結び付く恐れがあると指摘され、政府は1月に「孤独担当相」を任命。

 イングランド地方の公的医療制度下で、医師が孤独な環境にいる患者に対し、ダンスや料理教室、ウオーキングクラブなどへの参加を「医療行為」として勧めることができるようにする。
神戸新聞 NEXT2018/10/16 15:07


 大園先生 今日は、楽しい2時間をどうも有難うございました。
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 憂楽帳 かかしのソフト /... | トップ | 桜田大臣「自分でPC打たない... »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (イジー)
2018-11-15 00:45:41
一人じゃない ってとても大切な事ですよね

無関心でいない
地域の人達を支え合う

大事な事ですね
返信する
Unknown (ree)
2018-11-15 01:26:34
孤立・・・は心配ですが、これはその本人が人との関わりをしたくない、って場合もありますから難しいところですよね。
こちらの人でそう言うお年寄りがいたんですよ。
結果それを見兼ねて息子さんがホームにほぼ強制的に入れたんですけどね。

実家では祖母の介護を母がし(老々介護ですね)、そのサポートを同居してる弟がしてるんですが、出不精だった母が最近は、祖母がディサービスに行っている間出掛けるようになったらしいです。
返信する
Unknown (Rancho)
2018-11-15 11:08:12
>皆さんへの勝手なイメージが完全に突き破られた

 なるほど^^
 私の周りを見ても、
 スポーツジムで私夜うまくズンバを踊られたり泳がれたり、
 毎日毎日足繁く小芝居を楽しまれたり
 能楽が講じて謡曲や講座を受けられたり
 遠くまで講座に通われるご年配の方
 歴史や謡曲を求めて旅されてらっしゃる方
などなど、他多くのご年配の方がそれぞれのご趣味にあった活動をなさっておられます。

 昔の感覚で、折り紙やお遊戯を押し付けても、楽しまれる方にはいいでしょうけれど、大きな迷惑の方も多くいらっしゃいます。
 お年をめした方の人権や個々の趣を大切に考える必要性を感じます。

 ただ、孤立や孤独は大変なことになる場合もありますね。
 地域の方がお一人暮らしのお寂しいと感じられる方には、足繁く通ってあげられるようなそんな社会を求めます。

 人それぞれ、色々な物理的心理的要素があります。全ての方が満足のいく社会を目指そうとするのは難しいでしょうけれど、まずは自分が生き生きとした時間を過ごそうとする。
 それができない方には、社会の全体の問題として、考えていく時期に来ていますね。
 …な〜〜んて、友人が申しておりました…か?(笑)

 お年寄りいっぱひとかゝげで、
「○サァン、今日は体、どうなん。元気なん?ほな、点滴 行こか。」
みたいな病院の看護師の言葉はやめていただけないでしょうかしらん!!!
 私は言われたことはないですが、もし言われたら、不愉快でしょうね。
 とも、友人が申しておりました…か?(笑)

 元気な間は一人でもいいじゃんと思ってしまいますが、必要に生じて暖かな目で見守れるような、そんな世の中を望みますね^^v
返信する
イジーさんへ (小父さん)
2018-11-15 17:10:43
>一人じゃない ってとても大切な事ですよね

声かけの重要性を話されていましたね。
他人を介護までは出来なくても、「おはよう」とか「お元気ですか?」
と声を掛けられるだけでも、人はほっとする。
かつ、そこでちょっとした会話をするとその人の心はとてもなごみますよと。
私も、思い当たる人もいたので一層続けようと思いました。

>無関心でいない地域の人達を支え合う

無視や、返事もしない世界は寂しいものですね。
私も、無視したり、無視された経験もあるので、その気持ちがよく分かります。
返信する
reeさんへ (小父さん)
2018-11-15 17:20:05
>これはその本人が人との関わりをしたくない、って場合もありますから

わかります。
それは仕方ないことでしょう。
先方にも原因があることですから・・・。

>息子さんがホームにほぼ強制的に入れたんですけどね

私のすぐ上の姉が、ホームに入っていますが、甥が仕事をしながら長い間、自宅で両親の介護をしてましたね。

最近、お金持ち(笑)の芸能人が、よく自宅で親の介護をしていた話を聞きますが、介護される側にとっては自宅が一番嬉しいでしょうね。

>母が最近は、祖母がディサービスに行っている間出掛けるようになったらしいです。

それは良かったですね。
介護者のストレスはとても大きいように想像します。
返信する
Ranchoさんへ (小父さん)
2018-11-15 17:57:09
>>勝手なイメージが完全に突き破られた

はっはっは、高齢者大学に来ている人は私ほど元気ではないだろうと一人で思っていました(汗)

ところが、Ranchoさんが書かれているように、ジムやプールに行くと、めちゃめちゃ元気な人ばかりです。
そこでは、いつもコンプレックスですね。

そうそう、好きな山のトレッキングでもみなさん凄いです。
山ガールにもかないません!(笑)

>能楽が講じて謡曲や講座を受けられたり

尊敬しますね。
私の大先輩で、お二方、趣味で映画の本を作った人もいましたね。
どうも、私はここで映画のページを作るくらいで終わってしまいそうです。

>昔の感覚で、折り紙やお遊戯を押し付けても、

これって、手足の不自由になられたホームの入所者のプログラムではないでしょうか?

>地域の方がお一人暮らしのお寂しいと感じられる方には

家を訪ねなくても、上にも書きましたが外での声かけは簡単だし、とても重要なんだと再認識しましたね。

>まずは自分が生き生きとした時間を過ごそうとする。

これは重要ですね。

>元気な間は一人でもいいじゃんと思ってしまいますが

いやいや、伴侶に先に逝かれた人のポッカリあいた穴は、相当大きいようですね。

私の長兄は85歳で亡くなりましたが、子供も居ない上義姉を亡くして、よく17年間、一人暮らしが続けられたなと感心しています。
返信する

コメントを投稿

生涯学習」カテゴリの最新記事