僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

ピシャリ

2017年03月26日 | 日記
夕食で食べた魚の骨が、喉に刺さっています。
痛い・・・どうすればいい?

そんなことを思いながら、夜のひと時を過ごしています。

新しい、作務衣を買いました。
今日の月忌回向から、デビューです。

でも、いざ着てみると、すごく大きいことに気が付きました。
まるで、特大のダブルのスーツみたい。

サイズは、なに?

 「L寸よ。
  そんなに大きいのなら、交換してもらう?」

  交換は、無理じゃないのかな。
  以前、ほかの法衣店で言われたことあるよ。

 「ダメならダメでいいから、一応、訊いてみるわ」

朝の、慌ただしいひと時を、そんな風に過ごしながら、、九州の月忌回向へ行きました。

懐かしい街を通るたびに、昔を思い出します。

 「ねぇ、たこ焼きを買ってもいい?」

 「ねぇ、あそこの100円パン屋に行きたい」

次から次に、リクエストが来ます。

行くのは、月忌回向が終わってからね。
そう言いながらも、こっちまで、お腹がすいてきます。

今、来月の「星降る街」の原稿を家内に確認してもらっています。
内容は、以前、ブログに掲載した、「祈り」を手直ししました。

昨日のけんかが、よほど悔しかったのか、読む前に、僕の頭を、ピシャリと叩くんだから。

たこ焼きも、100円パンも、一人で食べたくせに。
まあ・・・いいけどね。

テレビの前で、毛布にくるまり、眠りにつく、家内。
いつものように、平穏な? 一日が終わろうとしています。

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「くじけないで」

2017年03月25日 | Book
  「ことば」

  何気なく いった言葉が 人をどれだけ傷つけていたか
  後になって 気がつくことがある

点字の練習で、「柴田トヨ」さんの、(くじけないで)という、詩集を読んでいます。

指先で、なかなか読み取ることができないのですが、たどたどしいながらも、
彼女の紡ぎだす、言葉が心に入っていくのを感じます。

まるで、少女のよう。
しぐさの、ひとつ、ひとつが、目の前に広がっていきます。

純真・・・。

大切なものを失わない人もいるんだ。

今日、些細なことで家内とけんかをしました。
どうしよう・・・って、後悔をしています。

  そんなとき私は急いで その人の心の中を訪ね 
  ごめんなさい と言いながら 消しゴムと鉛筆で 言葉を修正していく
                

◆ 参考文献 柴田トヨ著 くじけないで」

ps
点字は、「ひらがな」表記なので、漢字変換や、おくりがなが、誤っているかもしれません。
もし、その箇所があったのなら、ごめんなさい。

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アニメ 「ニセコイ」

2017年03月24日 | Anime
アニメ 「ニセコイ」を見ています。

極道一家「集英組」の、一人息子だが、ごく普通の高校生・一条 楽。
彼は、十年前、仲良くなった女の子と、「再会したら、結婚する」という約束をする。

そして、その時にもらったペンダントを、肌身離さず持っていた。

そんなある日、彼のクラスにやってきた、転校生の美少女・桐原千棘。
出会いから最悪で、ケンカばかりしていた、二人。

だが、とある事情から、二人は恋人を演じることになる。
                           「d アニメストア」より

偽りの恋の物語。
だから、ニセコイ。

最初は、題名の意味が分からなかったのですが、見ているうちに、なるほど・・・と思ってしまいました。
ちょっと、新鮮。

ジャンルは、学園ラブコメです。
でも、よくある作品とは、ちょっと違います。

まだ、見ている途中なのですが、ストーリもよくできています。
展開もテンポがいい。

初めの数話は、ふ~ん、て感じで見ていました。
でも、男装の女の子・ヒットマン?が登場すると、一変します。

「恋」って、人をこんなにも変えてしまう。
頬を赤らめて、胸が苦しくなって、どうしていいのかわからなくなる。

林間学校のエピソードは、圧巻です。
久しぶりに、お腹の底から笑ってしまった。

ヒロイン二人の気持ちが、すごくわかる。
切ないよね。

十年前の、あの日。
一条楽が、約束をした女の子は、誰なのか?

もしかして、二人と約束したの?

僕にとっては、名作です。

恋の行方・・・。
できれば、二人とも笑顔のままでいてほしい。

そんなことを、僕に思わせてしまう、作品です。
よかったら、どうぞ。

◆ 参考文献 d アニメストア 「ニセコイ」

ps
庭先で、小さな花が咲いている。
白い、花。

辺りに、淡い香りが漂う。

こんにちわ。
一年ぶりだね。

僕の心に、思いが届く。

春の風は、たおやかに流れていた。


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時を刻む

2017年03月23日 | 日記
今、ワンちゃんのカットが終わり、家内がゲージを車に乗せています。

今日は、朝から、彼岸経で100km 走り、
午後は、ご近所のお寺様のお手伝いで、120km 走りました。

夕方は、再び彼岸経。
そして、ワンちゃんの、カット。

さすがに、疲れました。
もちろん、家内がね・・・。

今から、夕食の食材を買ってくrのでしょう。

年齢を重ねるごとに、生きるって大変だな、って思う。
もちろん、若いときから大変なんだけど、種類っていうか、重さが違うのかな。

お寺に生まれて、何も考えずに? お坊さんになって、お寺の責任者になって・・・。
その時、その時で、壁にぶつかり、悩んだり、失望したりして、進んできた。

年齢を重ねるごとに、檀家さんの気持ちがわかり始めてきた。
人の苦しみは、知識では理解できないと思う。

もちろん、理解できる天才はいるのだろうけど、僕には無理。
年相応の経験があって、初めて理解できたことの、なんて多いことか。

世間知らずだった。
偉そうなことを言って、本当に恥ずかしいよ。

もうすぐ、家内が帰ってくる。
明日も、朝6時から仕事です。

母ちゃん・・・。
無理しないでね。

今夜は、お風呂掃除と、お布団を、僕が敷くから。

勝手口にたむろする、タヌキの親子を眺める。
春の藍に包まれて、すべての生命は、時を刻む。


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一日

2017年03月22日 | 日記
今日、お寺のお彼岸の法要がありました。

いつものように、朝から、てんてこまい。
ひとつのことに気を足られてしまい、不手際だらけ。

まぁ、いつものことだけど。

ナオキチにも手伝ってもらい、どうにか無事に終わりました。

夕方学校へ帰る予定の、ナオキチ。
彼のいる間に、本堂の後片付けをしました。

二人ですると、本当に早い。
いつも、こんな風に、手伝ってくれるとありがたいのだけど。

最後に、トイレ掃除をして、すべて終了。

お疲れ様。

 「じゃ、お父さん、僕帰るから」

家内の運転する車を見送りました。

それから、布団や衣類を、元の部屋に戻して、やっと一息。

あたりは、夕闇が包んでいました。
明日の、彼岸経の連絡をしました。

今日の、予定は、すべて終了。
さぁ、寝ましょうか。

・・・と、思っていたら、電話のベルが鳴りました。
不吉な、予感。

 「〇〇君。
  悪いけどさ、明日、法要のお手伝いをしてくれない」

とっさに、返事ができませんでした。

無理です、と言うのは、簡単です。
でも、自分がそんな立場ではないことも、充分承知しています。

助け合って生きているのが、お寺です。

  わかりました。

そう返事をしながら、さっき彼岸経の連絡をした、檀家さんの顔が浮かびました。

  すみません。
  申し訳ないのですが、お時間の変更をお願いできませんか?

電話に向かって、米つきバッタのように頭を下げながら、私の一日は、ようやく終わろうとしています。

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