僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

ノスタルジー

2022年10月26日 | 日記
夕食後のひと時

キャロル・キングを聴きながら
コーヒーを片手に

子供のころ
兄がキャロル・キングを
自慢のステレオで聴いていました

幼い僕は
「こんな音楽のどこがいいの?」

「いいだろう?」

自慢気な兄の横顔を
不思議そうに見ていました

この年齢になって
少し彼女の良さがわかるようになりました

「今ごろ何言ってるの」
兄の笑い声が聞こえてきそうです

一人で心に思い描くもの

それは切なさ
さみしさ

そして哀しみ

そんな思いを抱いて
生きていた時代

山手線
五反田駅から大崎へ

秋の歩道を僕は歩いていた

道路を走る車を
横目で見ながら
一人ため息をつく

故郷にいる彼女を思う

離れ離れになって
7ヶ月

もう失恋してるよね
笑いがこぼれる

さみしいのに笑ってしまう

山手線内周り
僕は一人
ホームでたたずむ

ps

「気持ち悪いんだよ」(母ちゃん)
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