バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

クレーマーではない!?

2014年12月07日 21時10分17秒 | バス運転士
4~5日前の点呼で聞いた話… 営業所に「バスが早く行ってしまった」という電話が入ったので、「調べて連絡します」という内容の返答をしたところ、「私はクレーマーじゃないんだから、そんなことしなくてもいいわよ!」と言われ、電話も切られてしまったとか…

その後、該当するバスを調べたところ、そのバス停を“11秒遅れ(定刻)”で通過していたらしい。う~む… その人が時計を見間違えたのか、時計が遅れていたのか… 結果的に、クレーマーのようになっていて… 思わず吹き出してしまった。

運転士仲間で雑談をしていると、「定刻で走って行くと、駆け込み乗車が多い」という話がちょいちょい出てくるのだが、それは私も感じている。多分、そういう乗客は「バスは遅れて来るもんだ」と思っていて… だから… 逆に言えば、バスが少しくらい遅れても何も言わずに乗ってくれるのだろう。

それならば、いつも1~2分遅れて行けばいいのかというと、世の中、そんな簡単にはいかず… 例の“叩きジジイ”を筆頭に、僅かな遅れに対して文句を言う人も少なからずいるので、なかなか難しいところである。

遅れに限らず… この仕事は、あらゆる場面で“あちらを立てればこちらが立たず”になるので、その時に苦情が入るか否かは“運次第”という面もある。時には、“当事者同士(運転士と乗客)では円満解決しているのに、ただ黙って見ていた第三者から苦情(?)が入る”こともあるのだ。そういえば、昔… 次々と襲い来るクレーマーと運転士の壮絶な戦いを描いた“クレーマー・クレーマー”って映画があったような…(ないない! そりゃ、クレイマー・クレイマーだろ!)

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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2014-12-08 03:51:12
お久しぶりです直営運転手です。まぁ20年もこの会社にいるといい加減上の人間の考えには嫌気がさしますね。ごくほんの一例を出すと  
アイドリングストップ中静かすぎるから音楽でも流せ→お金をかけて導入→音楽聴いてると気分が悪くなる→音楽はオフで運行しなさい。この会社は本当にバカばっかり。
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Unknown (松井)
2014-12-08 14:58:03
14/12/08 03:51様。
お久しぶりです。アイドリングストップミュージックについては、様々な噂が聞こえてきましたが… 要するに、上の方が… ねぇ~ やっぱり! 私も入社当時… こっちが聞いてもいないのに、先輩運転士さんは「出世するにはゴマすりだ!」と何度も話してくれました。最初は半信半疑だったのですが、年々「おっしゃる通り!」と思うようになりました。結局、上から言われるまま「その通りです」とやっているものだから、苦情でも命令でも何でも「その通りです」となって… それが、相手に対するポーズならばいいけれど、「とにかく俺の(上の)言うことを聞け!」って突き付けられるから… あ、そうそう… 私はアイドリングストップミュージックは“運転士任せ”でいいと思っています。
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Unknown (TS)
2014-12-08 19:48:17
常に不条理なクレームとの太刀打ちとなりますよね。
路線やってれば、いくらでも有るでしょうし「一つの心構え」として今から頭に言い聞かせてます。
その中でも「遣り甲斐」というものを少しでも見つけていけたらと思ってます(^^ゞ
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Unknown (松井)
2014-12-09 22:20:11
TS様。
そうですねぇ… 理不尽なことを言ってくる乗客などを「嫌だなぁ~」と思い始めると、仕事を嫌いになってしまうかもしれないので、私は「来るなら来い!」と思ってやっています。私にとってのヤリガイは… このブログに仕事の話を書くことですかね。ハハハ…
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