日曜日のＭ＆Ｌ巡回バスにて

今日は、すっかりお馴染みとなったＭ＆Ｌ巡回バスをやっていた。そして、午後のＭサイズを走っていて、私に睡魔が襲いかかろうとしていた時…　一人のお婆さんＡが席を立ってきて「このバスは××停（Ｌサイズのみ）に止まりますか？」と言ったので、私は「いいえ、このバスは××停を通らないんですよぉ…」と答えた。

すると、お婆さんＡが「じゃあ…　何処で降りればいいですか？」と言ったので、私は少し考えてから「△△停（Ｍサイズのみ）が近いですかねぇ…　××停と△△停の間の細い道は分かりませんが…」と答えた。××停は東西に走る片側二車線の道路にあり…　△△停がある道路は、それよりも５００～６００ｍ南方にあるのだ。

お婆さんＡが納得した様子で席に戻った時、別のお婆さんＢが「××停に行くんなら、◇◇停で降りて○○経由で行った方が早いよ。私が◇◇で降りるで、一緒に行こうか？」と言ったので、私は「バス路線をよく知ってるお婆さんが乗ってて助かったぁ～」と思った。

お婆さんＡが「あぁ、そうですか…　よく分からないもんで…」と言うと、お婆さんＢは「どちらまで行かれるの？」と尋ねた。多分、お婆さんＡの“本当の目的地”によっては、他の路線の他のバス停の方が近い可能性があり、それを考えてあげようと思ったのだろう。

お婆さんＢの質問に対して、お婆さんＡが「☆☆町へ行きたいんです」と答えると、お婆さんＢが「あぁ～、☆☆町ね。それだったら△△停が一番近いわ。運転士さんが正解！　運転士さんは何でもよぅ知っとるわ！」と言ったので、私は慌てて「いえいえ、私はバス停しか分からないので…」と言った。（謙遜でも何でもなくマジで！）

しばらくして、お婆さんＢが◇◇停で降りる時に、お婆さんＡが「ありがとうございました」と言ったので、私も「ありがとうございました」と言ったのだが…　お婆さんＢは、またもや「運転士さんに聞けば何でも知っとるで大丈夫！」と言ったのだった…（プレッシャー…）

その後、お婆さんＡから「帰りはどうすればいいですか？」と聞かれて、私は「逆回りに乗って帰られるのが一般的ですが…」と言いながら、“その逆回り（今度はＬサイズ）を自分が走る”ことを思い出し…　お婆さんＡが帰るバス停はＭ＆Ｌ共通であることを確認し…　「このバスが××停へ◎時●分に来ますので乗って下さい」と答えた。

すると、お婆さんＡが「××停は、東へ向かう側のバス停でいいんですよね」と言ったので、私は「えぇ、■■方面へ行くバスが来る側の…」と答えたのだが…　逆に混乱させてしまったようで、お婆さんＡが「大通りを渡って※★▽▲…」と確認をしたがっていたのだが、運転中の私のボケ脳ではハッキリと聞き取れず＆対応できず…　△△停に到着すると、お婆さんＡが「ありがとうございました」と言った後、一緒に降りたお爺さんに「それじゃ、教えてください」と言っていたようだった。

そして、◎時●分を３～４分ほど過ぎた頃…　私のバスが××停へ行くと、予定通りお婆さんＡが待っていて「先程はありがとうございました」と言いながら乗ってきたのだが…　いえいえ、私の方こそお婆さんＢやお爺さんに助けられて…　こういう点が、それほど多くない乗客の大半が常連さんという某地区巡回バスの良いところ…　おまけに今日は交通量も少なく、とても穏やかな一日だった。