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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

台風一過、強風の朝に…

2017年10月30日 22時21分48秒 | バス運転士
今日は強風の月曜日… 朝10時頃、私は回送でA駅へ向かっていたのだが、路上の所々に“ゴミ袋”が転がっていたり、ベランダに干してあったと思われる“開いた状態の傘”が飛ばされてきたりして… さながら、宇宙船のゲームで“小惑星帯”に入った気分であった。

そんな中で一度だけ、私は一つの小惑星… 否、ゴミ袋を「避けきれない!」という場面に遭遇した。その時、私は「タイヤで踏むよりも良いだろう」と考え、ゴミ袋を跨ぐように走ったのだが… 「後続車はビックリしたかもしれないなぁ~ 突然、バスが“ゴミ袋を産み落とした”のだから… ごめんねぇ~」と思った。

さて、A駅の待機場所にバスを止めた私は、水筒のコーヒーを二口ほど飲んで、「発車時刻5分前かぁ~ そろそろ準備をしようかな」と思った… その時、バス乗り場を歩いていたお爺さんが両手を挙げて、私に向かって「パンパン!」と手を叩いたので、私は「えっ!? あんたは誰だ? わしゃ知らんぞ」と思った。

ところが、お爺さんは歩道からバスの通路へ下り、バスに近付いて来たので、私は「まだ回送で来ただけだから、忘れ物なんてないぞぉ~」と思いながら、運転席の窓を開けた… すると、お爺さんがフロントバンパーを指差しながら「ゴミ袋が引っ掛かっとるよ」と言ったので驚いた。

私は「えっ!? あっ! ありがとうございます」と言いながらバスを降りて確認… そこには、てっきり“跨いだ”と思っていたゴミ袋が、バンパーの下の金具に引っ掛かっていたのである。幸い、ゴミが“プラスチック類”で悪臭もなかったので、とりあえず“運転席の後ろ”に押し込んだのだった…

私は「もしも、これが生ゴミの入った可燃ゴミだったら、臭かっただろうなぁ~ うん、良かった、良かった!」と思いながら、市内中心部へ向かっていたのだが… その途中、イチョウ並木にあるバス停から、大勢のウ●コ臭い人たちが乗ってきたので、アッと言う間に車内は臭くなったのだった…(こらこら! そりゃ~銀杏だ、銀杏!)