朝の市内中心部行き… 車内通路に10名ほどが立っている状態でバスを走らせていた時… あるバス停で1人だけ降りるのを確認して、「まだ降りる人がいるかもしれない」と思って“一呼吸待ってから”中扉を閉めた… すると、1人の女性が慌てて中扉の前に立ったので、私も慌てて中扉を開け… その女性は降りて行った。
その後、少しずつ立っている人が減り… 僅か2~3人しか立っていない状態になったのだが、私は一呼吸待ってから中扉を閉めるという操作を続けていた。なぜならば、通路の前寄り中央に立ち、両腕を広げて左右の吊革を持って正面を向いている男性がいたからである。
おまけに… その男性は、私の視界を遮るには十分な体型をしていて… 私が見る車内ミラーは、ほとんどその男性で埋まっていた。さらに、怒っているのか何なのか分からないけれど… ジッと前方を睨み付けていたのである。決して、私を睨んでいたわけではない(と思う)のだが…
私が乗降客の動きを確認しようと車内ミラーを見る度に、そのオッサンの顔がドドォ~ンと私の視界に飛び込んできたのである。不愉快になりつつあった私の視線が、無意識のうちにオッサンの顔を避けてスーツに行き… 襟に付いている丸いバッジに気が付いた。
私は「ん? 小さくてハッキリ見えないけど… まさか… 今の私が付けているバッジと同じだったりして!? 委託元の職員が私の仕事ぶりを見て怒っているのかな? ま、いっか。ハハハ…」と思っていたのだが、終点に着くと、オッサンは何も言わず真っ先に前扉から降りて行った… なんだ、つまらん…
あぁ~ それがオッサンじゃなく… 若くて綺麗で優しい表情をした女性だったら、今日1日ずっとハッピーな気分で過ごせたのになぁ~! ハハハ…(以前“女性に気を取られて”バックでぶつけたボケが、また女性に気を取られてぶつけて… 今頃は反省文を書きながらブルーな気分になっていたに違いない!)