先日の某総合駅行き… 某運動場を乗客ゼロで出発して、1つ目のバス停を通過して、2つ目のバス停に接近して行くと… 車椅子の人と付き添いの人が待っていた。車椅子の人が「お願いします」と頭を下げたので、私は「了解しました」と“禁止されている挙手”で応えた。
まずは車椅子用スペースの座席を2つ畳んで、次にスロープを出して… 2人が乗車して指定位置に移動している間に、私はスロープを片付けて… すると、付き添いの人が「転倒防止の横ベルトと、シートベルトをお願いします。あとは… 私が持っていますから大丈夫です」と言った。
そして、付き添いの人が横ベルトを付けてくれていたので、私はシートベルトを取り出して車椅子の人に… すると、なぜかベルトが一杯に伸ばしてあったので、思いっ切りユルユルだったのである。
当然、長さの調整をしなければならなかったのだが… その金具の部分が、水筒のヒモのような? 普通車の後部座席ベルトのような? そんな構造になっているので、ちょっとだけ時間がかかる。しかも、一杯に伸ばしてあったので、一旦ベルトを緩めたいのにスッと指が入らず…
そこで僅かな沈黙が訪れると分かった瞬間、私は「何か喋らなきゃ!」と思ってしまい、「こんなに伸ばしてあるけど… この前は、どんなに大きな人が乗ったんでしょうねぇ~」と口から出たのだった… 果たして、2人がどんな反応をしたのか? その時の私には、それを確認する余裕はなかった…
長野の営業マン時代、商談相手との間に沈黙が流れそうになると「何か喋らなきゃ!」と思って、ついつい仕事とは関係ない&どうでもいい話をしていたような… その頃の職業病が、まだ残っているのかも…(子供の頃、授業中に無駄口ばかりたたいて、いつも先生に叱られていたのは… 何処のどいつだぁ~!)