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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

今度は「横断歩行者等妨害等」で狙い撃ち!?

2014年04月05日 20時36分33秒 | バス運転士

最近、「信号機のない横断歩道に歩行者がいたら止まれ! さもないと撃つぞ!」と警察から脅されたという噂が…(こらこら! そんなバカな…) しかも「バスを重点的に狙うから覚悟しておけ!」とも言われたとか… ん~? まぁ、言葉のニュアンスは多少違うかもしれないけれど、内容的にはそういうことらしい。

ちょっと前、ここにも書いたけれど… 「この程度の黄信号のタイミングで捕まえるのか!?」ということがあって… その“事件”の前には、交差点の先の違法駐車車両を“余裕を持って”避けるため、交差点手前の黄色いラインで車線変更したバスが捕まったり… 「警察はバスを目の敵にしているのか!?」と思ったものである。

それらの他にも何件かニュースになっていて… そう、バスが捕まると“単なる違反がニュースになる”のだ。そして、警察の狙いもそこにあり… ニュースを見聞きした世間の人たちに「バスが捕まるんだから、マイカーなんてもっと簡単に捕まるに違いない。気を付けなければ…」と思わせたいらしいのだが…

一方、それによって“バスに反感を抱く人”が増えている可能性も否定できない。というのも、私がバスの運転士をやってきて、最も嫌いなのは“違法駐車車両”だったのだが… 今年に入ってからは“強引な割り込み&すぐに停止(または右左折)”の方が嫌いになるくらい、急激に増加しているからである。もしも、それによって急ブレーキを踏まされ、乗客が転倒して怪我をすれば… 車内事故として運転士が責任を負わされるのである。まったく…

さて、今回の“横断歩道に~”の件について… 私の子供の頃の記憶やら、無謀な走りでバスを追い越して行く車やら… それこそ(バスを追い越したいがために)横断中の歩行者を無視して走って行く車やら… 様々なことが思い起こされて、「横断歩道の脇に人が立っていても、止まるのが怖い時もある」と言いたいのだが…(警察に言わせれば、ただの言い訳に過ぎないのだが…) パトカーに乗っている警察官には、この気持ちは分からないだろう。だって、ハザードもウインカーも出さず、左に寄ったわけでもなく… ただ止まっただけのパトカーを追い越そうとするマイカーはいないのだから…

ま、警察が「どんどんバスを検挙して、ニュースにして… 世間にアピールするのだ!」と思っているならば、協力してやりたい気持ちもあるけれど… やっぱり点数と反則金は痛いからやりたくない… そんな私に出来ることは… 常にミラーで後方をチェックして、バスを追い越そうとする後続車がいたら、その進行を妨げながら横断歩道の手前で止まること!? そんな器用なことが私にできるだろうか???

おっと、その前に… ちゃんと横断歩道の脇の歩行者を発見できるのだろうか??? 夕方とか… 夜とか… 特に、雨の夜なんて… 40キロで走っていても見逃すだろうから… 常に徐行運転になっちゃうなぁ~ 間違いなく遅れるなぁ~ で、横断歩道の脇ばかり気にしていたら、肝心のバス停に立っている人を見逃したりしてね。ハハハ…(笑い事ではない!)