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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

♪出発しようとバスまで出掛けたがぁ~

2014年01月14日 22時38分17秒 | バス運転士

今朝、いつものようにバスの点検をして… 冷却水がちょっと少なめだったので補充して… 運行機器、デジたこ、名札、各種ミラーなどのセッティングをして… 点呼を受けた後、休憩室で暖をとって… トイレへ行って… 出撃予定時刻の7~8分前に、再びバスへ乗り込んだ。

運転席に座って、シートベルトをして、帽子をかぶって、手袋をはめ… て!? 突然、今まで光っていた“運行機器の画面”が消えてしまったのである。さらに、運賃箱の画面にも“音声機器との接続不良”みたいな文字とエラー音が…

しかし、私は「ま、いつもの“病気”か… 電気系統のトラブルは、バスの主電源のオフ&オンで直るだろう」と思い、落ち着いて対処したのだが… なぜか直らず… もう一度やってみたのだが、やっぱり直らず… そこでケータイを取り出し営業所へ電話を掛けた。バスの位置が事務所から遠かったので…

ある上司に診てもらったのだが、運行機器が直らないと分かり… それからバタバタと他のバスに乗り換えて、アタフタしたまま出撃したのだった… が、気持ちが落ち着かなかったのは最初の片道だけで、その後は私も普通に走れるようになり… いつものように静かな時が流れ…

そして迎えた前半最後の運行中… メーター類があるパネルの中に“オレンジ色に光るモノ”を発見した。残念ながらUFOではなく…(当たり前じゃ!) それは排気マークとエンジンマークであった。

一瞬、私は「ドキッ」としたが「オレンジ色は… とりあえず終点まで走って、エンジンを切らずに営業所へ電話すれば良かったはず…」と思って終点まで… しかし、何かしらの不安はあったので、バスに無理をさせないように“とても大人しい”運転をした。

その後、終点で電話をしてから営業所へ戻り… 整備の人に診てもらったのだが、どうやら“寒くなると、そういう症状が出る”バスだったようだ。もちろん、直してもらったのだが… 「古くなると~」「寒くなると~」なんて、人間と同じである。そういう私も…

さて、なんとか無事に(?)前半終了… と、その時! 私に伝えられた“衝撃の事実”とは… 「朝のバス、どこも壊れてなかったよ。なんかの拍子に“運行機器のスイッチ”がオフにされただけで… オンにしたら直ったよ」ということだった。ガァ~ン…

多分、窓際に置いてあった手袋を取る時に手が当たったか、マイクのコードが引っ掛かったか…??? その時に「カチッ」とスイッチに触れたというハッキリとした感覚があれば気付いたのだろうが… はぁ… どこまでもボケな私は“サザオさん”かも…