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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

終点での挨拶&車内チェック

2014年01月09日 20時58分12秒 | バス運転士

午後2時過ぎに某所を出て、3つ目のバス停で20名ほどの女子学生さんを乗せて、その後も各バス停でパラパラと乗せて… 乗客30~40名ほどでA駅に到着、そこで半分くらいが降りた。その後はチョコチョコと乗降を繰り返し… 午後3時前、終点のB駅に到着した。

そこで降りた十数名の大半が学生さんで、その内の何人かが「ありがとうございましたぁ~」と言ってくれたので、私も車内ミラーを見ながら「ありがとうございましたぁ~」と答えていたのだが… 私の視界の左端に入っている“助手席の人影”に動く気配が感じられなかったのである。

私は「誰か寝てしまっているのか… でも、私の声が聞こえていれば目を覚ますだろう」と思って、引き続きマイクを付けたまま「ありがとうございましたぁ~」を繰り返していた。いつもより少しだけ大きな声を出して… しかし、相変わらず助手席の人影に動きはなかった。

最後の学生さんが「ありがとうございましたぁ~」と言いながら降りて行ったので、私は「ありがとうございましたぁ~」と答えながら「仕方がないなぁ~ 本気で起こすとするかぁ~!」と、そこで初めて助手席の人影を直視したのだが… それはそれは美しい学生さんであった。

が! んががががぁ~! その“寝姿”は… 窓ガラスを枕にして斜めに腰掛け、座席から少しずり落ちそうになり、両脚を私の方に向けてガバッと広げているという、なんともセクシー… 否、とっても危ない(?)姿勢だったのだ。

そんなことはさておき… 私はオートマチック車の特性を生かし、一瞬だけブレーキペダルから足を上げ… バスが動き出すか出さないかのタイミングで、すぐに「ガツンッ!」とブレーキペダルを踏み、バスを「ガクンッ!」と揺らしながら「お客さぁ~ん、終点ですよぉ~!」と声を掛けた。

すると、学生さんは「あ、すいません…」と言いながら起きてくれたのだが… “とりあえずコートやバッグを持って降りる!”のではなく、あくまでもマイペースでコートを着て、左右の手にバランスよくバッグを持ってから、黙って降りて行ったのだった…

しかし、まぁ、とにかく! まずは、その学生さんが“ズボン”で良かったぁ~ もしもスカートだったら、私は犯罪者になっていたかも!? それと、すぐに起きてくれて良かったぁ~ もしも眠ったままだったら、「王子様が目覚めの…」なんて勘違いして、やっぱり犯罪者になっていたかもしれないからなぁ~ ハハハ…

などとアホなことを考えながら、車内チェックを… と思って見たら、助手席の窓枠には“何に使ったのか分からないけれど、赤茶色に汚れたティッシュのような紙”が置き去りにされていた… んにゃろぉ~! やっぱり××してやれば良かったぜぃ! なんちゃって… うっそぴょ~ん!