おかあちゃん(高齢者のガン)私のオッパイ(石灰化)??? とワン子

2006年8月母は肺がんと診断される。完治目的の定位放射線治療を受ける。

おかあちゃん 寝られないよ

2012年02月15日 05時32分45秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん、私ね。昨夜10時頃眠くなって1時前まで寝たんだ。
それから、目が開いて寝られないから起きてる事にした。
眼はしょぼしょぼするのに寝られない。
おかあちゃん、テレビつけてたけど見てないので消した。
おかあちゃん、可愛いお顔を思い出すよ。
私が、おかあちゃんを介護出来たのはおかあちゃんの体重に関係するよ。
26キロまでになったおかあちゃん。元々30キロ代だったから、少し痩せたな位だった。
でも、やっぱり痩せていくおかあちゃんを見るのは辛かった。
おかあちゃんを抱っこしてお風呂に入った事は忘れられない。
すごく可愛くて、私をジッと見てた。私があかちゃんの頃こんなだったんだろうな。
目に浮かぶようだった。ありがとう。おかあちゃん。大事に大事に育ててくれて。
おかあちゃんを抱っこしてお風呂に入ろうと思ったのは、先に私が出てベットにタオルを引いて
おかあちゃんが上がってくる用意をしていた時。すぐに風呂場に戻ったが小さいおかあちゃんは
プカプカ浮いていた。沈んだり浮いたりしていた。私はあわてて栓を抜いた。
ごめんね。ごめんね。と言いながら救いあげた。
ベットの上に寝かせて全身を拭きながら、「ごめんね。おかあちゃん、怖かったやろ。」
おかあちゃんは、ニコニコしてくれた。「浮かんだ。」そう言った。
私は、泣いていた。体を拭く私を、擦りよしよしをしてくれた。ごめんね。
この少し前にも、やっぱりベットの用意の為に風呂場を離れた。
風呂場に戻ると、ウンチが浮いていた。おかあちゃんとウンチ。
私は、「アーアー。良かったね。ウンチ出た。ごめんね。」
おかあちゃんを、綺麗にしてベットに運んだ。
おかあちゃん、「ウンチ出た。」って笑った。私もごめんね。と謝りながら笑ったね。
2人で笑った。幸せだった。幸せってこういう事だと思った。
おかあちゃん、私は幸せだった。幸せだった数が多いから、悲しみも多いのかな。
もっと、もっと、もっと一緒にいてお世話したかった。
私はね。最後に看護婦さんを雇った事を少し後悔している。
おしめを替えては下さったが、あっちこっちと、さっさとおかあちゃんの体を動かせた。
しんどかったろうね。私ならゆっくりおかあちゃんとお話しながら替えたのにと思う。
ごめんね。お話が出来たら、しんどいよって言えたのにね。
ごめんね。おかあちゃん。会いたい。会えるなら私はなんでもする、
お花が綺麗でも悲しい。おかあちゃんの「綺麗やな。」が聞きたい。
「好き好き」と言ってもらいたい。
ごめんね。おばさんが自分の事で泣くのはいいけど、おかあちゃんの事で泣いてはいけない。
と言っていた。でもね。私、我慢するのは止めにした。
おかあちゃんに会える日まで、いっぱい泣くよ。
少しづつ減ったとしても、泣くよ。愛しているんだもん。
忘れられないよ。私の愛おしい人。おかあちゃん。

おかあちゃん。ありがとう。大大大大大好きだよ。愛してるよ。
私がおばあちゃんになっても忘れない。おかあちゃんも私を忘れないで。
これからもズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おかあちゃん 雨です

2012年02月14日 17時23分05秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん、今日は朝から雨が降っています。
おかあちゃんは、今日は天でジィっとしてるかな。
お空を飛び回るのはちょっと無理でしょう。濡れると風邪引くよ。
インフルエンザ流行ってるよ。マスクしてね。
雨の上は晴れているね。前に飛行機から見たね。感動したね。
飛行機の下は、一面雲のじゅうたんだったね。
おかあちゃんとあの上に乗ったら、ふわふわして気持いいだろうね。
飛行機に何かあったら、降りてあの上に乗ってふわふわってしようね。そう話したね。
楽しかったね。笑ったね。
今日ね。久しぶりに電車に乗ったよ。外を見ると風景が変わっていく。
一面に広かった平地を見たよ。大々的に開発しているんだね。
変わっていくよ。おかあちゃんと見ていた風景とは違っていくんだね。
それが悲しいんじゃないけど、涙が出た。
おかあちゃん、何で私をおいて逝ってしまったの。私は寂しいよ。
辛いよ。押しつぶされそうになる。会いたい。会いたいよ。

おかあちゃんに書いた2通目の手紙
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おかあちゃんへ

明日、お仏壇がくるよ。
おかあちゃんのお家、私との対話の場所。
私ね。何度も行って決めたよ。
私はとても気に入っているの。
おかあちゃんも気に入ってくてると嬉しいな。
おかあちゃん、大好き。好き。好き。好きだよ。
「おかあちゃんも○○子が、好き好き。」
その声が聞こえないのが寂しい。
でも、言ってくれているのは分かるよ。
ありがとう。これからもズーと一緒だよ。
よろしくね。
愛しているよ。おかあちゃん。
私は、おかあちゃんの娘として恥ずかしくない人生を送るよ。
もう心配ないからね。私は大丈夫だよ。
私の命ある限り、おかあちゃんを守っていくよ。
おかあちゃん、ありがとう。

平成24年1月16日

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1月17日は大安だった。仏壇を入れるのはお祝い事なので大安がいいと言われた。
この手紙を見ても1通目の時と同じで大丈夫だとか書いているけど、ちょっとも大丈夫じゃないね。
うそばっかり。頑張らないと。そう思った後から、すぐに泣いている。
もう少しだけ待ってね。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好き。愛しているよ。
ズーとズーとズーとこれからも一緒だからね。よろしくね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おかあちゃん 雲の上

2012年02月12日 17時58分28秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん、髪切ったよ。
髪が細いからへたるんで、上の方を短くしてファってするようにお願いしたんだ。
滝川クリステル(言うよね。)みたいなヘアースタイルなの。
後ろは短く前の髪を下して横は少し長く後ろに流れるように。
なんて、細かいでしょう。
美容師さんが、こんなのどうでしょう。って言うから「それでお願いします。」言ったんだ。結構気に入ったよ。

おかあちゃん、私があんまり構わないから「綺麗にして。」そう言ったね。
私が、髪を綺麗にしてきた。11月の中旬くらいだった。
「おかあちゃん、髪切ったよ。どう。」聞いたら「綺麗やな。」言ってくれた。
思い出すと、涙が出る。それからおかあちゃんとお別れするのが、すぐだったね。
おかあちゃん、ジッと顔見て「綺麗やな。」って言ってくれた時、「嬉しいな。おかあちゃんが綺麗って
言ってくれた。照れるな。」って言った。
おかあちゃん、どうですか。綺麗なったかな。
「綺麗やな。」って言ってほしかった。ごめんね。また泣いてしまった。
美容室を出てイオンに行って買い物した。

今日は寂しくなったので、3時にまた散歩に出かけたよ。
綺麗な雲を見つけていつもあれにおかあちゃんは乗っているんだって決めて手を振る。
「おかあちゃん、見てる。ここにいるよ。」そう言うんだ。
今日の雲は竜のような形してたよ。楽しいですか。
おかあちゃん、ごめんね。泣いてばかりで。「しっかりしいや。○○子、しっかりしいや。おかあちゃんがいなくても
しっかりしんとあかんで。しっかりしっかりしいや。」
声が聞こえてきそうだよ。頑張る。しっかりする。綺麗にする。心配しないで。
ごめんね。また泣いてる。でも大丈夫だよ。
いままで、家でも泣いてばかりいておかあちゃんとお話する事があまりなかった。
お友達が、おかあちゃんとお話しないとって言ってたのを思い出した。
この頃は、日に何回か仏壇のおかあちゃんとお話しする。
これからも、よろしくね。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好きです。愛しています。
これからも、私達ズーとズーとズーと一緒だよ。いいコンビだよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おかあちゃん 思い出したよ

2012年02月12日 08時17分38秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん、昨日おかあちゃんが入院していた時の看護師さんが来てくれたよ。
いろいろお話しているうちに、私ね。思い出す事があった。
人とお話していると思い出が蘇ってくるんだね。
嬉しかったよ。今までにない気持になった。とても気持がいいんだ。落ち着くんだ。
私ね。いい方向に向いたのかな。おかあちゃん、ありがとう。
きっとね。これからも、大丈夫と思ったり、もうダメって思う事もあるよ。
けどね。いろんな方の力を借りて頑張っていくよ。
私は、一人じゃないよ。本当にそう思う。みんなが助けて下さるよ。
そんな方々の為にも、進んで見るよ。
おかあちゃん、ありがとう。

思い出した事を話すね。
私が中学生の時に、幼馴染のおかあさんとお買い物で会ったんだね。
おばさんが、私に「この間、○○子ちゃんのおかあさんに買い物で会ったよ。」言った。
そのおばさんは、私を可愛がってくれた。
私は、それを聞いておかあちゃんに「おばちゃんに会ったんやって。」って聞いた。
おかあちゃんは、少し黙っていた。
そして、口重く「会ったよ。あのおばさん私に、○○子ちゃんはうちの子みたいなもんやから。って言うんや。」
って、不機嫌そうに言った。本当にやきもち焼きだった。それがすごく可愛くて、私は愛されている事を感じた。
「いいおばさん。」って言いつつやきもちを焼いた。それを思い出すと頬笑みと一緒に涙があふれた。
悲しいんじゃないんだよ。嬉しいんだよ。あの時が蘇った。
そんな事でも、やきもちを焼くおかあちゃんの愛情があふれたエピソード。自慢なんだ。
看護師さんも、「本当に仲のいい親子だったんですね。かわいいおかあさんやね。」って言ってたよ。
そんなおばさんも49歳の若さで亡くなった。おかあちゃんが、泣いているのを見たよ。
おかあちゃん、おばさんに会ったかな。沢山の話があるでしょう。
おかあちゃん、ありがとう。私は幸せです。
きっと、いつか会えるよね。その日まで私はおかあちゃんを守っていくからね。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好き。愛しているよ。
最高のおかあちゃんをもてた事、私の誇りだよ。
また、会おうね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おかあちゃん お空が真っ青だよ

2012年02月11日 00時58分51秒 | 母の事(肺がん) そして絆
(2月10日)

おかあちゃん、今日のお空は真っ青で雲1つないよ。
おかあちゃん、お空に向かって「おかあちゃん、おはよう。ありがとう。」って手を振ったよ。
今日は、朝寒かったけど、とてもいい天気。気温はあまり上がらないようだ。
毎日、この頃どこかで地震が起こってる。怖いね。
お水を入れるとご飯になるのと、それを温めるのを用意しているけど間にあうのかな。
おかあちゃん、私ね。毎日散歩変わりにお買い物に行っているよ。
私はきっとおかあちゃんにご飯を炊かなかったら、食べない日もあるように思う。
そのためにも、こういう仏事があるのかな。
私ね。これからは外に出るよ。皆の中に入っていくよ。
今日も、行ってみるよ。おかあちゃんも一緒に行こうよ。

昨夜は、寝られなくて3時まで起きてたよ。可笑しいね。私が寝られない事があるんだよ。
理由はない。多分、昼寝したからかもね。何て事はないから気にしないでね。
おかあちゃん、サザンカが綺麗に咲いたから写真撮ったよ。
サザンカの前でいつもおかあちゃんと話してる。綺麗に咲いたね。寒いからお外を飛び回る時は
気をつけてね。おかあちゃんは、お花が大好きだったね。花がらや葉っぱを綺麗にお掃除してたね。
私もやったよ。大変だね。これからは綺麗にするよ。
おかあちゃん、私は幸せだったよ。いつもいつもあかあちゃんと一緒だった。
お買い物行くときも。お手々つないでたね。私が手を出すと、いつからだろうスーと手をつかんでくれたね。
2人で顔見合わせて、初めは照れたね。2人でフッフッフッって笑った。
本当によく笑ってた。何であんなに笑えたんだろう。思い出そうとするんだけど、いつも笑ってたから何でなんて分からない。
今日ね。お友達と話していて思い出した事があるよ。おかあちゃん、私がお仕事に行っていた時、私が帰ると
機関銃のようにダダダーって話した。私が疲れているから、ふんふんって聞いていた。
「よう喋るな。」って言った。少し黙ってやっぱり話してきた。
家にいて話し相手がないから、外を掃除していて通る人と話したりしていると言ってたね。
寂しかったんだね。なのに私は「テレビ見てる。」とか味気ない返事をしたね。
最後は、「よっし、聞こう。」って言うと「もういい。」ってすねた。
後ろを向いてしまうおかあちゃんに、「今日は、掃除しててお話した人いるの。」って聞いても
知らん顔したね。私がおかあちゃんの前にまわって顔を近づけて「お話してよ。」そう言うと
すねたね。その顔もしぐさも可愛くって思い出すと涙が出る。
おかあちゃん、私が選んだおかあちゃん。幸せだった。ありがとう。
私が母としておかあちゃんを選んで生まれた。間違いない。ありがとう。
私がおかあちゃんを選んできたんだよ。そして最高のコンビになった。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好きだよ。愛しているよ。
ズーとズーとズーと一緒だよ。




おかあちゃんが大切にしていたさざんかが綺麗に咲いたよ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おかあちゃん 私と一緒

2012年02月09日 11時16分41秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん、私ね。これからは、お一人様でいくよ。
だからね。おかあちゃんと2人のお墓を作ろうと思う。
永代墓だよ。寺がある限り礼拝する。この世でもあの世でも一緒だよ。
すごくない。なんか嬉しくなるよ。ほんわかした気持になるよ。
今は寒いから、温かくなったら見に行こうと思っている。
こんな事なら、おかあちゃんに言ってあげれば良かったね。
「おかあちゃん、私と一緒のお墓に入ろうね。」そう言ってあげればおかあちゃんはきっと喜んだだろうね。
「私とは、この世でお別れだな。お墓はおかあちゃんは先祖の墓に、私は散骨にする。
私は、この世と別れる時は、花や木でも綺麗に咲かせたいな。」そう言ってしまった。
おかあちゃん寂しそうにしてたね。私に「あんたも、一緒の墓に入りや。」そう言った。
「いやや。私は先祖の墓には入らない。」そう言った。
でも、最後の方で「2人のお墓を作ろうか。先祖の墓に入るんやったら、私も入るよ。」
そう言った。おかあちゃんは分かってくれていたかな。
おかあちゃん、私達は無宗教であり仏教でも宗派が何かも余り考えたり話す事なかったね。
先祖から繋がっている宗派が智恩院・浄土宗だったというだけ。
墓にも無頓着だった。私達は、生きているこの時間こそ大事って感じてた。
無になってしまう。と思っていた。
おかあちゃんが亡くなって、こんなに考える事になった。
いまでも、私は無になる。そう考えている。
だけど、おかあちゃんは、どうだったら喜んでくれるんだろうか。
そんな風に考えるようになった。あの世で会える。そう思ったらなんだか嬉しいもんね。
もう会えない。と思うより嬉しくて楽しくなる。
おかあちゃん、また会おうね。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好きだよ。愛しているよ。
きっと、きっとまた会おうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おかあちゃん サザンカの花が綺麗よ

2012年02月08日 09時35分54秒 | 母の事(肺がん) そして絆
(2月7日)
おかあちゃん、今日は月命日のお参りに坊主さんが来たよ。
本当は8日だけど、坊主さんの都合で7日になった。ごめんね。1日早いけど、これから毎月7日に
坊主さんに来てもらう。この頃の坊主さんは、営業がきついね。困ってしまう。
私がね。坊主さんに、「私は癌です。今はなんともないですが、もしなんかあった時に母の事をよろしくお願いします。」
ってカミングアウトした。そしたら、「永代供養の永代墓にされたらどうですか。」先祖の墓があるのにと思った。
坊主さん曰く、私にもしもの事があった時、おかあちゃんの為に、墓を参る人がいなくなる。
何周忌とかの法事もしてもらえない。確かにね。
それならお寺が管理する永代供養だと、その日に供養してもらえるし、無縁墓になる事は寺がある限りならない。
どうしよう。そうした方がいのかな。「金額は、これこれ掛かります。位牌を寺に置いておくとその日に、名前を一人づつ
読んで拝む。それには金額がこれこれ掛かります。貴女が生前位牌を作る為修行するとこれこれに金額がなります。」
おかあちゃん、おかしいね。供養にも次々お金が掛かる。お寺の営業もすごいよね。
早く、返事をしろって。お寺の25年に1度の修行がある年なのでって。
私分からないよ。私は生前に位牌はいらないよ。別に戒名が先に分かって何なんだ。知りたくないよ。
人が亡くなって、悲しんでいる時間ってないんだね。次から次にいろんな事を決めないといけないんだね。
私は、ただおかあちゃんと語らいたい。おかあちゃんの供養をしたい。それだけなのにね。
私が死んだらおかあちゃんに会える。それを信じようと思う。信じた方が楽しみじゃない。
それまで、人生を全うしろって事だね。そうするよ。

坊主さんが帰ってから、おばさんから電話があって診察が終わったのでお参りに来ると言う。
私、昼だし、御飯の用意をして待ってようと思って買い物に行った。牡蠣が売っていたのでカキフライに
サラダ。鍋にしようと思った。人の為に食事の用意をするのは、久しぶりだった。
おかあちゃん、買い物の途中で牡蠣に当たったら困るって思って鳥にした。
ぶりの塩焼きをした。楽しかったよ。メニューは鳥を入れた鍋物とぶりの塩焼き。ポテトサラダは買ったもの。
おばさんは、おいしいって食べてくれた。作っている時も楽しかったけど、一人で食べるよりいいね。
叔母さんも一人だし、楽しかったと言って帰って行ったよ。
おかあちゃん、私ね。おばさんの膝で泣いたよ。もう泣かないなんて言えない。

私ね。前に進もうとしている。もう少し待ってね。おかあちゃん、笑ってるかな。
「この甘えん坊。頑張れよ。大丈夫。あんたならきっと大丈夫。おかあちゃん、信じているよ。
ゆっくりゆっくり頑張りや。」って声が聞こえそう。そう考えたら何だか嬉しくなった。
お墓の事もゆっくり考えるよ。どっちがいいかよく考えるから。待っててね。
おかあちゃん、サザンカの花が綺麗よ。真っ赤に咲いたよ。そろそろ満開かな。
おかあちゃんに抱っこしてつぼみを見せたね。もうすぐ咲くよ。って。
おかあちゃん、楽しみにしてたのにね。


おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好き。愛してるよ。私達ずっと一緒だもんね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おかあちゃん 雨が降っている

2012年02月07日 01時07分19秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん、雨のひたひたという音は寂しいね。
一人でいると、雨の音が悲しく聞こえる。
私ね。今日、眼科に行ったよ。とても見にくいんだ。
泣いてばかりいたから、見えにくくなったのかな。って思った。
調べてもらったら、目に異常はないらしい。
でもね。やっぱり見にくいよ。夜は車に乗るのはやめにしようと思う。
眼科にね。おばあさんが見えていて一人暮らしなんだろうか、よく話された。
私は、今日はこのおばあさんとお茶を買いに行った店員さんと花屋さんと話しただけだよ。
おばさん達がが電話をくれて話した。合計5人。わずかの時間だった。
おかあちゃんがいる時は、話さない時がなかったね。1日中話してたね。
笑ってばかりいた。何があんなに楽しかったんだろう。
いつも、いつも笑ってた。おかあちゃん、私あの時のように笑う事が出来るのかな。
今日、月命日のお参りに坊主さんがくる。お花を新しいのにした。
おかあちゃん、ありがとう。たくさんのいい思い出がいっぱいある。
幸せだった。もうあんな幸せを味わう事はないだろう。私を子供にしてくれてありがとう。
私達、いいコンビだったね。会いたいな。
雨が激しく降ってきた。おかあちゃん、雨に濡れないでね。
守ってあげられないね。守ってきたつもりだったのに。守ってもらったのは私だった。
おかあちゃんがいなくなって尚更感じるよ。
今もこれからも、愛しているよ。大大大大好きだよ。
私ね。おかあちゃんに手紙を3通書いたよ。お仏壇に置いているけど見てくれたかな。

---------------------------------------------------------------------------------------

おかあちゃんへ

おかあちゃんに手紙を書くのは何度目かな。恥ずかしいな。
おかあちゃん、長い間、私の為に頑張ってくれたね。
ありがとう。おかあちゃんに伝える言葉はありがとうしかありません。
毎日毎日、おかあちゃんに伝えたね。
ありがとう。
大事にしてくれてありがとう。
愛してくれてありがとう。
私はおかあちゃんが好き好きです。おかあちゃんも私が好き好き。と聞くと「うん、うん」と
頷いてくれたね。会えてよかった。いいコンビだったね。
私をおかあちゃんの子供にしてくれてありがとう。
おかあちゃんは「子供になってくれてありがとう。」って言ってくれたね。
毎日おかあちゃんに伝えられた事幸せだった。
最後の「ありがとう」は忘れないよ。
話せなくなったのに一生懸命言ってくれたね。
幸せだった。私の方こそありがとう。
おかあちゃんは楽になったんやね。
もうしんどくないんやね。良かったんやね。
ゆっくり、ゆっくりしいや。ありがとう。
私はいつも一緒だよ。寂しくないよ。
私は、おかあちゃんを守っていくよ。
皆さんと仲良くしてもらいや。
おかあちゃんと過ごした幸せな日々があるから私は頑張れます。
こんなに悲しい事は経験した事がなかった分、優しくなれるよ。
人に役立つ事をしようと思う。サークルにも参加して人の中に入っていくよ。
おかあちゃん、ありがとう。
おかあちゃんのお陰で私は幸せでした。
だから、おかあちゃん心配しないでね。
もう私の事は心配ないよ。
私は頑張るよ。
ありがとう。これからもずっと一緒だよ。

平成24年1月7日

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

初月忌の日に書いた手紙
今、読み返して私は駄目だね。心配ないと言いながら泣いてばかりいる。
かんにんしてや。強くなるよ。今は無理。
必ず強くなって人の為になる事やるからね。
おかあちゃん、見ててや。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好き。愛しています。ずっと一緒だよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おかあちゃん 歩いた

2012年02月06日 06時03分08秒 | 母の事(肺がん) そして絆
(2月5日)

おかあちゃん、今日ね。家にいても悲しくて泣いてしまうので、外に出た。
外を長く長く歩いた。泣きながら。どうしても涙がでる。
おかあちゃんって呼びながら、泣きながら歩いたよ。
もうすぐ、おかあちゃんが逝って2カ月が経つ。
おかあちゃん、いくら呼んでも返事が返ってこない。それが、悲しい。
おかあちゃんは、旅行のビデオをつけておくと私が「おかあちゃん」って呼んでいる場面で
寝ていても「はい」って返事してくれた。私が「ビデオだよ。呼んでないよ。」って言うと「ふ~ん」って
照れ笑いしたね。おかあちゃんの声、動く映像を見ていると、よく私が「おかあちゃん」って呼んでるね。
おかあちゃん、止まってピースしながらニコって笑っているね。幸せだった。楽しかったね。
よく笑ってるね。本当によく笑ったね。私達いつも笑ってた。
今も、私。笑ってる。泣きながら笑ってる。もう少し、もう少し泣かせてほしい。
人前では、泣かないようにするから。
3年前に御主人を亡くした人は70歳代と80歳代だったけど今でも泣くと言われた。
ご家族が一緒でも、一人でも泣くんだな。悲しさは年齢ではないんだね。
子供を亡くした人は30年以上経った今も昨日の事の様だと言われた。
年齢を重ねたら、悲しくないなんて事はない。いくつになろうがここにいて笑っていた人がいなくなるそんな事に
耐えられる年齢なんてないんだ。ただ時が、時が少しづつ、少しづつ悲しさを和らげれくれる。
だから、今は泣きなさい。そう言われた。私はこの辛さ、寂しさから抜けだす努力もしないといけない。
自身の努力なくして解決はない。私、泣きながら頑張っていくよ。
おかあちゃん。心配しないでね。見てて。それだけで私は頑張れるよ。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好き。愛しています。

お花が綺麗に咲きました。だからおかあちゃん、写真を撮ったよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おかあちゃん 寒さの峠は越したって

2012年02月05日 03時13分23秒 | 母の事(肺がん) そして絆
(2月4日)

おかあちゃん、今日はすごくいい天気だよ。
青空がどこまでも広がり美しいよ。綺麗だよ。
お空に向かって「おかあちゃん、おはよう。綺麗だね。」そう言った。
風は冷たいけど、日は強い。温かだよ。
もう、寒さの峠は越えったらしいよ。雪の影響はあちこちで爪痕を残した。
沢山の方が雪の為に亡くなった。自然って怖いね。
おかあちゃん、会いたいよ。私、駄目なんだ。
泣いてばかりいる。おかあちゃん、私、変になりそう。
こんなに辛いもんだって分からなかった。いやだ。いやだ。
おかあちゃんが、私からいなくなるそれが今も信じられない。
悲しさは日々増していくよ。って言われたけれど本当にそうだね。
私は、これから何を頼りに生きていけばいいんだろう。
本当に私は、一人ぼっちになったんだ。これに耐えていけるんだろうか。
おかあちゃんを守るのは私だけ。生きていけるだろうか。
あんなにふっくらしていた私が、10キロ以上減った。
この前、クリニックに行った時、看護師さんに体重計に乗るように言われた。
いままで、そんな事なかったのにね。
私ね。お肉が食べられなくなった。嗜好品も変わってきた。
もしも、おかあちゃんの為にご飯を炊かなかったら私は食べないだろうね。
坊主さんが、必ず毎日、朝でも夕でもいいからご飯をあげて下さい。
そう言われなかったら、私は食べなかったと思う。
私に転移が確認されたら、どうするだろう。田中好子さんは19年乳がんと闘った。
今の私は、闘う事はしない気がする。それでは、おかあちゃんに顔向け出来ないね。
あんなに私のために闘ってくれたのに。ごめんね。ごめんね。こんな事言ったりして。
私は、頑張るべきだね。生き抜きよ。命ある限り、私闘うよ。負けないよ。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好き。愛してるよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする