おかあちゃん(高齢者のガン)私のオッパイ(石灰化)??? とワン子

2006年8月母は肺がんと診断される。完治目的の定位放射線治療を受ける。

おかあちゃん 綺麗だよ。真っ青の空だよ。

2012年02月19日 08時17分06秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん、今日は青空が澄み渡っているよ。雲1つないよ。
おかあちゃんは、朝からお空を飛び回っているんだろうね。
昨日、私が雪で作ったウサギを見てくれましたか。
小さくて、ウサギかどうか分からないくらいだったね。ごめん。
今度は、もう少し上手に作るよ。

おばさんからの電話で、近所の人が49歳で亡くなった。おかあさんと2人暮しだった。
聞いて、私は、そのおかあさんはどうなさっているのかと思った。
辛いだろうな。東京から息子さんが来られているらしい。おかあさんも東京にいけるといいな。
1人は、耐えられないよ。

おかあちゃん、今思うのは、私が残って良かったんだ。
私がいなくなっておかあちゃんが1人になったらどうするって聞いた事があった。
おかあちゃんは「○○子がいなくなったら、おかあちゃんは、すぐに死んでしまう。生きていない。」
そう言った。私も、おかあちゃんが1人になったらきっと生きていけずに死んじゃうな。って思った。
もしも、私がいなくなったらと生命保険等をかけていた。
おかあちゃんに何度も、保険番号や種類など書いたノートを渡した。「証書はここに入ってるからね。」
おかあちゃんは、見る事も、話も聞いていなかった。
「そんなん欲しない。そんなんもろうて、おかあちゃんは生きて行けへん。いらん。」
そう言って、いつもあのノートはと聞いても、いつもなかった。何度も何度も私はノートを作って渡した。
おかあちゃん、私は今、とても辛いんだ。おかあちゃんのいないこの世を、後どれ位生きていかなければならないのか。
悲しくて、いつも泣いている。時には自分が崩れていくのではないかと思うよ。
そんな思いを、おかあちゃんにさせることがなかった。それだけでも、私の救いかな。
おかあちゃんを守っていくのが私の役目だもんね。前を向かないと。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好きだよ。愛しているよ。
ズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。きっときっと又、会おうね。

コメント
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