17世紀中葉から18世紀初頭、高価な野戦軍が不必要な戦いによって消耗するのを避けるために取られた戦争の形態を機動戦と言うらしい。機動戦と書くと、何やら素早いイメージが湧くが、当時の実態はそれを裏切る物であったようだ。彼らの機動は、概してとても遅かったからである。彼らはノロノロと動きながら、敵の後方連絡線を互いに脅かし、戦わずして敵を後退させれば、それが通例、勝利とされた。会戦は、時折、敵よりもほんの少し素早く動け、そして上手く立ち回ることが出来る達人があらわれると生起した。
この時代の平均1日行程は5マイル(8km)以下であった。
この時代の平均1日行程は5マイル(8km)以下であった。
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