槍と銃剣

近世西洋軍事と日々の戯言&宇宙とか色々

kindle3で文庫本を自炊して読む

2010年11月17日 22時08分01秒 | Kindleや端末など
Kindle 3 その後…(自炊と Kindle 3 の微妙な関係)
http://blog.livedoor.jp/doubleh_com/archives/51615417.html

という記事を読んで、今まで自炊文庫は試してなかったのでやってみた。

手順としては、前提としてばらした文庫を使って、
①Scansnap S1500 で スーパーファイン グレースケール JPG保存 圧縮設定2 文字くっきり
②出来上がった画像を自分でIrfanViewトリミング。同時に文字が薄かったのでガンマ補正0.6。(別にChainLPでやっても良いけどね)16色グレイスケールに変更して保存設定はPNG 圧縮6。
③ChainLPでKindle3 用のPDF解像度を選択。ちょっとファイルの大きさを小さくしたかったのでPDF設定でページサイズ補正0.81。(特に意味はなくテキトー)
まだ文字が薄いような気がしたのでガンマ補正1.8。ページ補正による余白削除はしない(②でやったから)。Kindle対応でコーナー色をつける。

で、出来上がったのが、コレ。



Kindle上だとちょっと薄いのでContrastでdarkerを選ぶ。

全部で25Mのデータ量でした。

ちょっとデータ量が大きいけれど、悪くない画像だと思った。もう少し圧縮してみても良いかもしれない。
まぁKindle3になってストレージ量が3Gになったから20冊くらい入れて暇つぶし用としておいてもいいのかもしれないが。


既成のノートカバーからkindle 3用のカバーを手軽に作ろう

2010年10月02日 16時34分16秒 | Kindleや端末など
革製品はちょっと苦手。もう少し手になじむ感じがよいと思ったので、既製品の帆布生地のノートカバーからキンドル3用のブックカバーを作りました。
利用したのはUnited Bees コーマ B6カバーノート

近くの文具屋で購入2800円くらいでした。
このB6カバーノートは、色も数種類あって大きさもkindle 3のサイズにぴったりだったので、お勧めですね。
ちなみに私は、ブラックとカーキで悩んだ結果、カーキにしました。

あとは靴紐の同じくらいの太さのゴム紐と ほつれ止め「ピケ」をハンズで購入。



そして制作開始……
実物を置いて、四隅に穴を開ける。
注意するのは2点。
表面にまで穴を開けない。(基本的に元がノートカバーだからノートを差し込むために袋状になっているのでその部分にだけ穴を開ける)
キーボード部分にゴム紐がかからないように下部の穴開けは慎重にする。

で、穴を開けたらほつれ止めにピケを塗り、乾いたらゴム紐を通す。



穴開けが途中で面倒くさくなったので左下は開けるのをやめた(笑)

そしてKindleを装着して完成!!


けっこう元の製品がしっかりした作りなので、自立する。


片手持ちに折りたたむことも、もちろんできる。


閉じるとこんなん。


開き防止のゴムもついているので鞄の中に入れても安心。


満足行く出来映え。
作るのに技能は必要ないし、帆布なので純正の革よりもカジュアルな感じで、手にもなじむ。
気軽にキンドルのカバーを作りたい人にはお勧めです。

Kindle3 feedbooksでRSSを手に入れる

2010年09月11日 00時11分01秒 | Kindleや端末など
Kindle3を手に入れたのでRSS配信の新聞その他をリフレッシュした。
feedbooksとpipesを使って自分で作った物やら
公開されている
Feedbook - 新聞 for Kindle
やらを利用しました。

Kindle RSSリンク集
出先の暇つぶし、ニュースチェックとしてはまったく問題なし。

そういえば、さっきKindle Software Update -- New Release Available
にて最新ソフトウェアが3.0.1にバージョンアップされた。

インストールしたけど心持ちカーソルの動きとかのサクサク感がUPした。
他にはKindle単体でAmazon.comアカウントの開設が可能になったようだ。
リブート問題も多少は改善されていると思うが、まだわからない。

アマゾン敗北の余波とタブレットPCとの戦い

2010年02月03日 20時18分45秒 | Kindleや端末など
出版社の圧力に屈したAmazon、Kindleビジネスへの影響は?

マクミラン社の要求を飲んだアマゾンの株価は急落した。
おそらくiPadの影響からくるネガティブイメージも株価下落に拍車を掛けたのだろう。
ロイター通信のこの記事経由のニューヨークタイムズからの報道によると
「Macmillanの主張した価格は、AppleがiPad向けの電子書籍販売に関して出版社6社中5社と合意した条件を反映しているとNew York Timesは伝えている。」
とのこと。

先に、アマゾンが表明の中で
「We don't believe that all of the major publishers will take the same route as Macmillan.私たちは全ての主要な出版社がマクミラン社と同じ道を選択しないと信じています。」
と述べたのは単なる願望に過ぎないということになる。

そして実際の所、おそらく今後、安さを売りに拡大してきたKindleの躍進は停滞するか、少なくとも鈍化するのは避けられない。

株価の急落は、こういったネガティブなイメージが大きく膨らんでいる証拠でもある。
ただ、上の記事によると、ナーバスな反応過ぎると言うことのようだ。

つまり売り上げは減るが利益率は上がるということ。

加えて、アマゾンの覇権を最近揺るがしているiPadについても、Kindleの熱心なユーザーとiPadを支持するユーザーは実は被らないのではという予測もある。
私もこれに賛成である。
電子ペーパーのKindleは読書に特化したデバイスだがiPadは液晶であり、もっと動的なものに理想がある。

こちらの記事にあるように
「活字のKindle」vs「マンガのiPad」――電子書籍端末の勝者は?
キンドルは小説を読むのに、iPadは漫画を読むのに適しているという批評も、その延長線上にある。(個人的には、漫画も電子ペーパーでリズムを損なわずに読めるようになると思っているが)
もっとも、この記事はKindleDXの存在を無視しているし、iPhoneでマンガを読んでいる人間が自宅でもiPhoneでマンガを読んでいると勘違いしているようにも見える。
現状で彼らがマンガを読んでいるのは電車の中や移動中や出先であり自宅ではない。
そして、iPadは、明らかに日本の通勤事情などを考えれば出先での利用は難しい。
果たしてiPadでもiPhoneユーザーがマンガを読むか? 難しいところだ。
やはり、iPadは自宅で気軽にネットや動画を楽しむと言うスタイルが最も適しているのではないかと思う。

もっとも、だからこそ、
マルチタスクやフラッシュ、カメラといったものに対応したとき、気軽なテレビ電話やインターネット、動画端末としてiPadは大きく羽ばたく可能性がある。
さんざん、iPadを貶しているが、タブレットPCには未来があると思っているのはここにある。
これについての詳しい話としてはこんな記事があった。
まだiPadは失敗作だとつぶやいてるあなたへ... その予想は甘い!
大枠としては同意できる。
ただ、これがiPadである必然性はない。HPのスレートでもChromeパッドでも良い。

そしてこの中で、読書に特化したデバイスは生き残れると確信できる。
これまで見たように用途がまったく違うからだ。

だから一時的に、両者は同一分野で戦っても、そのうちに緩やかな共生状態になるのではと思う。アマゾンが、Kindle for iPhoneなどをリリースしているのも(Kindle for iPadという噂すらある)その辺りを読んでのことだろう。

Amazon vs MacMillan騒動、Amazon側が譲歩

2010年02月01日 10時44分12秒 | Kindleや端末など
どうやら「なるいのDRM進化論」の予想通りの結果に収まった模様。


Amazon/MacMillan騒動、Amazon側が一転して譲歩、事態収拾へ

しかしこれは、事実上の大幅値上げです。
果たして、こんなに値段が上がって売れるのでしょうか?

アマゾンの発表を一部抜粋すると
Amazon customers will at that point decide for themselves whether they believe it's reasonable to pay $14.99 for a bestselling e-book. We don't believe that all of the major publishers will take the same route as Macmillan.
「アマゾンの利用者はこの問題で、電子書籍のベストセラーに14.99ドルを支払うのが妥当だと考えるかどうか判断することになるでしょう。私たちは全ての主要な出版社がマクミラン社と同じ道を選択しないと信じています。」(Google翻訳を整形、つまりテキトー)

ということで、まったく納得していないのがよく分かります。

もっとも日本の出版業界にとっては朗報なのでしょう。
(本当の意味で朗報かどうかは別。しかし彼らは目先でしか判断できない)

このまま、電子書籍の値段が高止まりすると、急速に発展した市場にはコピー製品があふれかえることになり、出版業界は壊滅的影響を被るという予測も立てられます。

適正価格でないものが売られる市場ではコピー製品が勝利をおさめるのは自明です。
アニメなどの不正動画を見れば、それは明らか。
30分番組最新話を200円~300円!で数日レンタルしようとする商売は成り立たないのです。
だから最近は、公式チャンネルでも最新話は1週間無料という形態となったのです。

しかしそれでも一度、一線を踏み越えてしまった多くの利用者は継続して全話無料という違法なコピーに流れ続けて、致命的なツケをTV側は払わされ続けています。

このことに、出版社が気がつくのはいつになるのでしょうかね。

Amazon vs MacMillan騒動

2010年01月31日 22時40分28秒 | Kindleや端末など
少し前から、アマゾンとアメリカの大手出版社で、アップルのiPadに協力を表明しているマクミラン社との間で紛争が勃発してます。
少なくとも現時点で確実なことはアメリカのアマゾンのサイトから、マクミラン社が出版している紙書籍がすべて購入不能であるということ。

10年1月29日付報道
Apple対Amazonの電子書籍戦争ついに始まる、米大手出版社MacMillianがAmazonサイトから紙書籍を撤収

10年1月30日付マクミラン社発表
Amazon/MacMillan騒動、MacMillan社CEO「仕掛けたのはAmazon側」と初めて事情を説明

当初はアマゾンの安売りに対するマクミラン社の攻勢と思われましたが、本日のマクミラン社の発表によると、Kindle用電子書籍の9.99ドル固定価格に対してマクミラン社が拒否したところ、その対抗措置としてアマゾン側が、マクミラン社の書籍を排除したということです。

電子書籍の値段を巡って、大嵐の展開になる可能性が高まってきました。

アマゾンにしてみれば、ここで強い立場を維持しなければ、iPadにやられるという危機意識が働いたのでしょう。なにせiPadはまだ売られていない。アマゾンでは多くの利用客が本を購入し続けている。妥協のない戦いをする最後の時期という判断を下すには十分な状況です。

一方、マクミラン社もおいそれとは引き下がれないでしょう。ここで引き下がれば、アップル社との交渉でも不利な立場に追いやられる可能性があります。アマゾンに勝つためにアップルも同様の値段交渉を仕掛けてくるに相違ないからです。

さて、どうなるか。
書店と出版社の力関係が大きく変化して数年、ついに決戦が始まろうとしているのかも知れませんね。

追記:
状況予測が「なるいのDRM進化論」でUPされてました。
本の価格は誰が決めるのか?Amazon vs MacMillan、不可思議な戦い

他の出版社には波及せず、双方歩み寄って収束するのではとのこと。
価格の話はまったくもってその通りで、とても勉強になりますね。

KindleがiPadに負けない10の理由

2010年01月30日 09時30分40秒 | Kindleや端末など
こんな記事が出ている。
Apple iPadがAmazon Kindleに勝つ10の理由

まぁ言いたいことは分かるが、イマイチ納得できない。
Steve Jobsの審美眼? 
アップルがセクシーだって?
あの携帯電話としては馬鹿でかすぎるiPhoneを見てそんなこと言っているの?

iBooksストア?
日本では紹介ページが削られてたよ。
iPad日本版ページがオープン。3月から発売、iBooksの記述なし

互換性?
Calibreを使えば問題なくePubもコンバートできますが、なにか問題でも?

マルチ機能?
Kindleは本ですよ? 映画じゃない。 僕は本が読みたいんです。

とまぁ色々と言いたいことはある。
大体が、この二つを比較するのは電卓と手帳を比較するようなものだと思います。

で、上の記事には
KindleがiPadに負けない10の理由
という英語の記事のリンクもあったので、適当に翻訳してみました。


***************
今日、TechCrunchに「Apple iPadがAmazon Kindleに勝つ10の理由」という記事が投稿された。

確かにiPadは幾つかの点でKindleと競合している。特に489ドルのモデルでは。しかしそれはKindleを殺すものだろうか? まったくもってあり得ない。ではKindleがiPadに負けない10の理由をここにあげよう。

1)値段:Kindleは269ドルだ。でもiPadは499 ドルだ。しかも269ドルのKindleは本を読むという点で非常に素晴らしい出来だ。そしてもし、アマゾンが199ドルまで値下げしたら・・・・・・もう勝負にもならないね。

2)e-Ink:読むのが楽しくなる出来だ。これはもう言い尽くされている。

3)眩しさ:バックライトのあるiPadの液晶で長時間の読書をするなんて考えられない。目が疲れて大変だろうさ。加えてKindleは日光の下でも問題なく読める。iPadで試してみな。

4)3G通信:Kindleにはこの機能があって、しかも無料だ! そして世界中どこでも使える。一方、iPadはまず130ドル追加しないと3G通信機能は付いてこない。次に月30ドル(または15ドル)をAT&Tに支払わないと3Gを使うことが出来ない。おまけにサインアップと支払いが面倒くさくて、しかもAT&Tの接続性は最悪だ。

5)Amazon vs iTunes:Amazonにある殆どの本はダウンロード可能だ。そしてApple/iTuneの鎖にずっと繋がれるようなことはない。Appleはあらゆる点で、自分がコントロールできなくなることを嫌っている。そして近い将来においてもこの態度が変わることはない。

6)大きさ:KindleはiPadよりも小さくて持ち運びやすい。まるで普通の本のようにどこにでも手軽に持ち運べる。iPadはと言えば、携帯性があるといっても、ノートパソコンを持ち運ぶようなものだ。

7)重さ:Kindleは約270g、一方iPadは約680g。Kindleの方がどこへでも持ち運びやすい。おまけに片手で長時間持っていても疲れることはない。iPadで試してみたまえ。

8)バッテリー寿命:Kindleは一回の充電で約2週間。これは長時間の飛行機移動や長い休暇で本を読むのに最適だ。iPadは10時間だと言っている。多分、実寿命はこの半分程度だろう。

9)タッチ:iPadはタッチデバイスだ。これはページをめくるたびに指紋が画面に付くので、頻繁に画面を拭く必要があるということだ。こんな問題はKindleにはない。

10)壊れやすさ:最後に、僕は5才や10才の子供にKindleを気軽に与えることが出来た。だって落っことしたりして壊す心配をしなくて良いからだ。iPadの高価そうで壊れやすそうなパネルを見てごらん。だからKindleは子供たちが毎日学校に持って行く重たい教科書の束に代わることが出来るんだ。


如何でしょうか?
まぁこじつけもありますね。
でも僕はKindleの方が好きです。
これで拡大縮小機能やPDF機能を充実させてくれれば言うことないです。

電子ペーパーの表示速度?
本のページをめくるのと大差ないよ。






Kindleで漫画発売

2010年01月27日 23時10分45秒 | Kindleや端末など
ついに正式に日本語の漫画がKindleストアで販売されたようです。
ハーレクインの漫画の英訳は前に売られていましたが、日本語の漫画はこれが初なのかな?

日本初?の Kindle マンガが登場 - うめ「青空ファインダーロック」

解像度などで色々と制約があるし、見開き設定なんかも厳しい。
まだまだ発展途上のようです。
また、通信費が割高なのがネック。

試しに買ってみようかと考えています。
「AOZORA」で検索すると良いらしい。

しかし遂に、来るべき時が迫ってきているような気がします。

アップルタブレットが発表されれば、この流れはさらに加速するのでしょうか?

Kindleを使った新人売り込み

2010年01月25日 22時08分16秒 | Kindleや端末など
面白い記事がありました。
著者の知名度向上のため、電子書籍端末「Kindle」上で作品を0ドル販売する出版社が急増中

無名の新人を売り込む手段としてタダで本を配るというわけです。
アメリカの場合、読み捨てが多いと聞くのでこれもありなのでしょう。
もっともアメリカ国内でも問題に上がっているとのことなので、一般化するかは不明。

ただ、電子出版が一般的になって、印刷コストがかからなくなってくると、こういうやり方は増えるかも知れませんね、たしかに。

ニコニコなど動画の世界では既に、無料の世界で有名となってプロになるということも発生しているし、あながち間違った戦略とも言えない。

書籍の世界でもオンライン小説やケイタイ小説などであった話。
最近は余り聞かないけど。

しかしこういうのが一般的になってくると、
自分の小説サイトを開いたり既存の小説投稿サイトに投稿するのと同じ感覚で、
手軽にKindleでゼロ円出版して読んでもらって評価をもらうなんてことが
普通になるのかもしれない。
(ダウンロード料金とか、アップロード料金とか今後どうなるか次第ですが)

Kindleの次の一手

2010年01月21日 23時39分45秒 | Kindleや端末など
どうやらアマゾンはKindleの覇権を簡単にアップルに譲る気はないようである。
そして当然、出版業界と消耗戦をすることもいとわないと決意したようだ。
もともと、対決姿勢はあきらかだったが、ここに来て、さらに一歩進んだ決定を下した。

Amazon、Kindleのデジタル出版に新しく70%のロイヤルティ契約を用意
米Amazon、電子書籍端末「Kindle」で著者の印税率を70%に引き上げ発表、Appleタブレット対策か?

これはかなり、著作者にとって有利な話であるし、出版社から見れば著作者の一本釣りとも取られる行為である。
しかしその一方で、アマゾンにとっても利益率が減るため、下手をすると収益を悪化させるだろう。
この決断の裏にアップルのタブレットPCがあることは疑いない。
吉と出るか凶と出るか、それはKindle Booksの売り上げ次第である。

また、書籍だけでなく、アプリケーションの世界にもアマゾンは足を突っ込んで、
アップルに代表される多機能製品に対抗するようである。

電子書籍端末「Kindle」用のゲームも開発できる? 米AmazonがKindle Development Kitを発表

これが現在のKindleに付いている五目並べのような単純なゲームのみなのか、
それとももっと色々と役立つアプリの開発まで可能なKitなのかは不明であるが、
このアプリもまた、Kindleストアで購入でき、70%のマージンを受け取れるようである。

仮に使い勝手の良いさまざまなアプリが開発できるならば、
(例えば青空キンドルをkindle上で利用できるようにするアプリなど)
Kindleの利便性、汎用性は格段に向上していくだろう。
アップルストアを意識しているのかも知れないが、
もし、役立つアプリが沢山生まれる余地のあるならば、
Kindle離れを食い止める最良の一手になるだろう。