槍と銃剣

近世西洋軍事と日々の戯言&宇宙とか色々

色々思い出す

2006年07月23日 17時17分17秒 | 戯言
掲示板に顕家さんから質問があって、昔を思い出していたら、色々浮かんできたので、掲示板ではなく、ブログに書くことにした。

思えば、最初にカール12世の名前を知ったのは、15才ぐらいの時でした。
学研から出た戦略戦術兵器事典 ヨーロッパ近代編の巻末にあった人物短評とナルヴァの戦いの解説を読んで、吃驚したのが最初です。
それまではナポレオン一本槍だったんだけどね。
ナルヴァの戦いは、イカンですよ。あれ反則。
兵力差が尋常じゃなくて、しかも完勝。

まるで小説から抜け出たかのような大勝利にすっかり魅了されて、しかも当時は18才だったなんてことを知り、更に後ろにあった人物短評を読んだら肖像画もちょっとボヤけてて幻想的で、中々の男前(笑)
KOされないほうがおかしい感じでした。
同い年ぐらいの奴がこれほどのことを成し遂げるとは!
なんて感動してました。

で、ちょっと冷静になった後、
あぁこいつ、銀英伝に載ってた流星王じゃないかな
と思ったわけです。

流星王=カール12世だって確信した時期は、忘れましたけど、グスタヴ・アドルフが北方の獅子王だとは知ってたから、結構早い時期だったんじゃないかな。
本当にイコールになったのは、ホルプ社の伝記記事を発見したときですが。
そう言えば、この辺りの右往左往はHPの北方の流星王に書いたな。

そうそう、詳しく調べるようになったきっかけは、ポルタヴァについて知りたかったからでした。
学研にはポルタヴァで負けたってことしか書いてなくて、かなり消化不良だったんだよね。
日本語の本も幾つか読んだけど、物語北欧の歴史と山川の北欧史くらいしかないのが実情だったから、まぁ詳しいことはサッパリ分からなかった。当時はヴォルテールの伝記本の存在もしらず、世界戦争史も西洋史新話もしらなかったし、Win95が発売されたぐらいのころだったから、ネットも黎明期で、こんなお気軽じゃなかったからね。
当然、アマゾン・ジャパンなんてものもなかったし、カードもないから本家での英語本も購入不可能。高校時代の探求は完全ストップでした。

そして数年経ってネットが多少気軽な時代になって購入したのが、Atlas of Military Strategyでした。
学研の戦略戦術兵器事典のタネ本らしくて、調べたらポルタヴァの会戦図も載ってそうだったから即買いでしたね。でも内容は期待はずれで、そっからズブズブと……。

今考えると、高校時代にネットが今の状態だったり、大学に入る時代に、オスプレイ・シリーズの存在を知っていて、簡単にPoltava 1709を買っていたら、こんなにまでハマらなかったのではないかな? 等と思う。分からんけど。

ホント、人生色々です。

しかし色々思い出してくると、隔世の感があるな。まだ25才なのに。小学校時代から大学卒業までの間のITとかPC系の技術革新はヤバイくらいだ。

親父がMSXとかPC98で黒画面に白文字うって、パソ通していた頃を思い出すと、ホントなんだなんだってなもんです。
USBメモリとかさ、ホント凄いよ。昔は5インチフロッピー数枚組のソフトでガチャガチャ入れ替えたりしてたんだよ。FMタウンズにCD-ROMが業界初の標準搭載されたときなんて、感動したんだよ。
スーパーファミコンで感動していた時代がホントに遙か遠くだ。プレステに感動した時代すらそうだもんな。
今の子供はファミリーコンピュータの略称がファミコンで、でもスーファミの正式名称はスーパーファミリーコンピュータではないなんていうことが、一時期話題になったこともしらんのだろうな。ポケベルも知らんのだから当たり前か。

面白い時代を子供の時期に過ごしたって事だろうか。ファミコン最終世代が言うのも何だけど、今の子供は生まれたときから、携帯・パソコン・PS2・ブロードバンドのネットがあるもんな。それもちょっと味気ないよなぁ。
90年代はめまぐるしい時代だったということか。何たって世紀末だったし。

地味に修正

2006年07月12日 22時26分50秒 | 大北方戦争+軍事史
HPを地味に修正した。
地味だったので更新履歴には載せていない。
修正したのは優しき武人の一節
リューベッカー裁判についての詳細など。

カール12世のこの台詞が格好良い
「もし私を非難する者たち全てに死罪を与えるならば、スウェーデンにおいては多くの者が生きてはいられまい」

カール君、よく分かっていらっしゃる(笑)