槍と銃剣

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Amazon vs MacMillan騒動、Amazon側が譲歩

2010年02月01日 10時44分12秒 | Kindleや端末など
どうやら「なるいのDRM進化論」の予想通りの結果に収まった模様。


Amazon/MacMillan騒動、Amazon側が一転して譲歩、事態収拾へ

しかしこれは、事実上の大幅値上げです。
果たして、こんなに値段が上がって売れるのでしょうか?

アマゾンの発表を一部抜粋すると
Amazon customers will at that point decide for themselves whether they believe it's reasonable to pay $14.99 for a bestselling e-book. We don't believe that all of the major publishers will take the same route as Macmillan.
「アマゾンの利用者はこの問題で、電子書籍のベストセラーに14.99ドルを支払うのが妥当だと考えるかどうか判断することになるでしょう。私たちは全ての主要な出版社がマクミラン社と同じ道を選択しないと信じています。」(Google翻訳を整形、つまりテキトー)

ということで、まったく納得していないのがよく分かります。

もっとも日本の出版業界にとっては朗報なのでしょう。
(本当の意味で朗報かどうかは別。しかし彼らは目先でしか判断できない)

このまま、電子書籍の値段が高止まりすると、急速に発展した市場にはコピー製品があふれかえることになり、出版業界は壊滅的影響を被るという予測も立てられます。

適正価格でないものが売られる市場ではコピー製品が勝利をおさめるのは自明です。
アニメなどの不正動画を見れば、それは明らか。
30分番組最新話を200円~300円!で数日レンタルしようとする商売は成り立たないのです。
だから最近は、公式チャンネルでも最新話は1週間無料という形態となったのです。

しかしそれでも一度、一線を踏み越えてしまった多くの利用者は継続して全話無料という違法なコピーに流れ続けて、致命的なツケをTV側は払わされ続けています。

このことに、出版社が気がつくのはいつになるのでしょうかね。

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