槍と銃剣

近世西洋軍事と日々の戯言&宇宙とか色々

カール12世とアレクサンドロス大王(その1)

2009年12月31日 01時24分06秒 | 大北方戦争+軍事史
またしても適当な翻訳です。でも結構面白いので紹介。

スウェーデンでカール12世サイトを主催しているオスカー・シューストルム(Oscar Sjöström)が
カール12世の伝記とアレクサンドロス大王の伝記の二つを執筆した
ベングト・リリエングレーン(Bengt Liljengren)にインタビューした内容です。

北方のアレクサンドロスと謳われたカール12世は
自らも意識してアレクサンドロスたらんとした節がありましたが、
そのことについてなど、二人の類似点を主にあげています。

色々と翻訳が間違ってたら教えてください。
というより、スウェーデン語をgoogleで英語に自動翻訳して、
意味が分からないところは原文を適当に読みましたので
正確性はまったくないです。
あと日本語も色々おかしくて読みにくいですけど我慢してください。

http://kungkarl.se/intervju2.htm

******************
Introduction

「Memini me Alexandrum, non mercatorem」と1707年、カール12世は神聖ローマ帝国の外交官との交渉において言ったとされる。この「憶えておいて欲しい。私はアレクサンドロスであって、商人ではない」という言葉は、アレクサンドロス大王への敬意と外交交渉において妥協を拒む彼の姿勢がよく現されている。カール12世の皇帝への要求は、30年戦争期にスウェーデンが要求していて、守られていなかったシレジアのプロテスタントたちへの信仰の自由の保証であった。皇帝はこれを当初拒んでいたが、カール12世はまったく妥協しなかったばかりか、交換条件として皇帝側が提案した領土譲渡提案すら拒否した。

「私はアレクサンドロスである」とはそれ故、スウェーデン王が世界へ発した意志であった。カール12世にとってアレクサンドロス大王は特別な存在であったと思われる。特に全ヨーロッパの注目が、ザクセンに駐留する彼と彼のスウェーデン軍に集まっていた1707年にあってはなおさらであった。彼は当時、戦争においては不敗を誇り、一連のめざましい戦闘と戦役を背後に従え、25才にしてその経歴の高みに達していた。はたして、自らをアレクサンドロスに例えたこの言葉は、単なる冗談の類だったのだろうか、それともカール12世は、本当に自らをアレクサンドロスのような神話的英雄だと考えていたのだろうか。

エリック・サンドステッド(Erik Sandstedt)は、カール朝期歴史学会2000年度年報(Karolinska förbundets årsbok 2000)の投稿論文の中で、カール12世の考え方や人生においてアレクサンドロスは重要な役割を担っていたと主張している。彼はアレクサンドロスの物語に親しんでおり、そして戦場にあっても常にクイントゥス・クルティウスのアレクサンドロス大王伝の写しを手元に持っていたと言われている。スタンステッドは、また、カール12世の人生とアレクサンドロスの人生の類似点をあげ、そしてカール12世は可能なあらゆる方法で、彼の偉大な模範をなぞろうと試みたのではないかと推定している。つまりカール12世にとって、アレクサンドロスが遭遇したのと同じような状況に直面したとき、アレクサンドロスが行ったように自らも振る舞うのは自然なことであったということである。

アレクサンドロス大王とカール12世の関連性については、この二人の偉大な個性について伝記を書いた歴史家ベングト・リリエングレーンの著作Karl XII. En biografi (Historiska Media 2000) と Alexander den store (Historiska Media 2005)によっても見ることが出来る。私はストックホルムの軍事博物館でベングトと会い、そこでこれらの関連について話を聞くことが出来た。
**********カール12世とアレクサンドロス大王(その2)へ

反射光vs透過光

2009年12月31日 01時13分10秒 | Kindleや端末など
Amazon Kindle(アマゾン・キンドル):「反射光の電子ブック」という革命的に新しいメディア

ここでは日本語ハックには手を出さない方がとあるが、
現状、version up にも対応できてるしなぁとも思う。
これは好き好きだろう。

少なくとも英語能力が低い読者は日本語ハックして、
英和辞書を導入して本を読むのが、かなり勉強になると思っている。
おかげで随分と、これまで放置していた英文pdfをprc変換して
サクサクと読むようになった。

あと、ここで分類している透過光と反射光の考え方は実になっとく。

そう、やはりkindle for PCにしろkindle for iPhoneにしろ、
やはりキンドルとしての特徴を生かし切れていないと思うのである。

iPhoneでも電子書籍が盛り上がりそう

2009年12月31日 01時04分37秒 | Kindleや端末など
【お知らせ】法人専用、iPhone用「電子書籍キット」ソリューションをリリースいたします


iPhone用ということは、来年頭に発売予定のappleタブレットでも使えると言うことだろう。
とすると、やはりappleタブレットはkindleやソニーリーダーの強力なライバルになるな。
2010年は電子書籍戦国時代となる気配が濃厚だ。

andoroidもおそらくGoogle bookとの連携を強化してなどと想像してしまう。

一体どこが最初に日本語正式対応となるのだろうか。
やっぱりappleストアがあるappleタブレットだろうか?

魔術師クロンステッド(草稿その6 おわり)

2009年12月29日 07時43分44秒 | 大北方戦争+軍事史
魔術師クロンステッド(草稿その5)

 カール12世の信任を得て、彼は引き続き砲兵隊の改革を推し進めると同時に、攻城戦の技術の向上に努めた。その功績によって1718年8月3日、彼は男爵となる。そしてその年の冬に行われたノルウェー遠征でも活躍した。しかし1718年のカール12世の死に際しては(死の状況が不明確で当時のみならず、現在においてすらも暗殺とも流れ弾による戦死とも断定されていない)、暗殺の陰謀に加担したと噂された。もっともこれに明確な根拠はない。ただ、謎めいた台詞を吐いたらしいことは分かっている(陣中にあった厭戦意見に同調していたり皮肉っていただけの可能性も高い)。
 もっともホルシュタイン派であったメルネル元帥らの将校が閑職に回されたのに比べ、カール12世の死によってスウェーデンの絶対王政が終わり新体制となっても彼は、政府から信頼され続けた。1720年3月22日彼は中将に昇進し、ロシアの脅威に対処するべくフィンランドの砲兵隊の能力向上に努め続けた。そしてこれまでの改革が広く知られるようになると、彼の砲兵将校としての名声は全ヨーロッパに広がった。
 こうして1738年に彼は王国参事にも推薦された。しかし彼は何故かこれを断って、第一線の軍人であり続けることを望んだ。そして翌1739年6月19日にフィンランド方面の軍総司令官に任命され、ロシアとの国境の防衛強化により一層取り組むこととなった。
 しかし彼は時の政府であったハット党が推し進めたロシアとの戦争に反対の立場だった。スウェーデン軍はまだ何の準備も整っていないというのが彼の意見だった。彼は必死になって戦いは無謀であると訴えたが、結局はその訴えは無視され、しかもフィンランド方面軍総司令官の地位すらも取り上げられてしまった。代わりに1740年6月4日軍事顧問会議総裁となったが、最早、彼に戦いを止める術はなかった。
 結局1741-43年のロシアとの戦争は彼の懸念通り大失敗に終わった。彼の後任は無謀な戦いを仕掛けて大敗した。後任の将軍レーヴェンハウプトは死刑に処せられたことから、解任されて彼は幸運だったとも言える。
 その後の彼は、様々な委員会で仕事をしつつ過ごした。王国科学翰林院には1740年に入ることを許されている。席次は48番であった。また、1748年には、これまでの国家への勲功を鑑みて新たに創設された勲章を授与された。彼が死んだのは1750年12月13日ストックホルムにおいてである。奇しくも彼の妻の死からおよそ一月後のことであった。まことしやかに残された告白書(5種類存在する)によると、死の床で彼がカール12世暗殺の謀議に加わったと懺悔したことになっているが、そのどれもが偽物であると言われている。
 彼は小柄であったが、勇敢であることは疑いもなく、そして砲兵として素晴らしい才能の持ち主であった。彼が砲兵に為した数々の改良はどれも先進的で、時を待たず全ヨーロッパに広がって砲兵の発展を促した。彼は疑いもなく最後まで生き残ったスウェーデン栄光の日々を知る最高の将軍の一人であった。

wikipediaなどへの転載を禁じます。
あと、草稿なので、あしからず。砲兵運用とかもう少し詳しくしたりしたい。

シャープ、NetWalker向け電子書籍販売サイト

2009年12月27日 13時52分03秒 | Kindleや端末など
シャープ、NetWalker向け電子書籍販売サイトを12月26日より開設

センスがない。これは駄目でしょ。
こんな狭い範囲で囲い込んでどうするのでしょうか?
発展性もまるでない。
囲い込むならアマゾンのように。
オープンでいくならEPUBを取り入れたソニーリーダーのように。

数年後にはサービス停止でエンディングという
昔の日本の電子書籍端末と同じ運命ですね。これは。

日本人の更に一部しか相手にしない時点で敗北は決まりです。
ソニーが海外に打って出たのはやはり正解だったんだなと感じます。

kindle クリスマス商戦に勝利

2009年12月27日 13時43分27秒 | Kindleや端末など
クリスマスの売上、電子書籍が紙の本を超える 米アマゾン・ドットコム

キンドル絶好調といった報道です。
売上高は公表されていませんが、クリスマス2日間の史上最高売り上げを記録したようです。
在庫不足で苦労していたのが遠い昔のようです。
Amazon「Kindle」大人気、供給不足でCEOが謝罪(2008年3月)

今、在庫不足がたたっているのはnookでしょう。
appleタブレットが来ると商戦はさらに厳しくなるから、nookは大丈夫でしょうか?


魔術師クロンステッド(草稿その5)

2009年12月27日 13時37分41秒 | 大北方戦争+軍事史
魔術師クロンステッド(草稿その4)

 1712年のガーデブッシュの戦いにおいて、クロンステッドの砲兵隊は初めて砲火の洗礼を受けた。そして驚くべき戦果を挙げた。デンマーク・ザクセン連合軍はその素早い動きに驚愕し、致命的な砲弾が彼らの戦列に降り注がれた。これらの砲撃は連合軍の作戦計画を出鼻で挫き、数で劣るスウェーデン軍の勝利に大きく貢献した。結局、戦いは僅か3時間で決着が付いた。スウェーデン軍を率いていたステンボックはカール12世に宛てた手紙の中で、クロンステッドの貢献について「神の加護に次いでクロンステッドと彼の砲兵隊に勝利の感謝を捧げたい」と書き記している。彼の砲兵運用は「魔術師」との異名を得るほどであり、カール12世をして「小さなクロンステッドには黄金の価値がある」と言わしめた。
 1713年3月、彼は野戦砲兵隊の大佐に昇進したが、ステンボックのスウェーデン軍はシュレスヴィヒ・ホルシュタイン地方テニングに封じ込められてしまった。こうしてテニングの陥落とともに彼もまた捕虜となった。しかし上官であったステンボックとは異なり彼は直ぐに釈放され、釈放された部隊伴にスウェーデンに帰国した。そして祖国に戻ると再び1714年スウェーデン領ポンメルンに舞い戻って砲兵隊の指揮をとった。特にシュトーラルズントの防衛に力を注いだが、リューゲン島の戦いで負傷した後、シュトラールズント陥落とともにまた捕虜となった。しかし傷が癒えると彼は数名の士官とともに、厳重な警備をくぐり抜けて脱走に成功してオランダへと逃亡し、海路でユーテボリに帰国した。そして帰ってきた彼をカール12世は全砲兵を指揮する砲兵総監に任命した。

魔術師クロンステッド(草稿その6 おわり)

2010年の予想

2009年12月26日 11時00分17秒 | Kindleや端末など
タブレット元年? ARが開花? 2010年はどうなるのか

ウォールストリート・ジャーナルの予想として
「AppleかAmazonが、キラー製品となるタブレットマシンを開発する。
外部の開発者がアプリを開発できるオープンな開発環境の
AppleタブレットかKindleが登場するだろう」

なんてのが載っている。
appleのタブレットはまぁきっと信者を満足させるできだろうから、
そこそこの開発環境は提供されるだろう。
iPhoneの延長で考えているはずだしね。

kindleは、ちょっと厳しい。というよりも現行のハード能力では無理ではと。
ソニーのストリンガーCEOがいうように
「電子書籍リーダーは多機能でなくていい」ソニーのストリンガーCEO

多機能である必要はない。

むしろPDF機能の充実、コントラスト調整機能、読みやすさ見やすさといった
基本機能に磨きをあげて、本としての完成度を高める時期だろう。
Einkの電子ペーパが簡単なFlash程度なら再生できるようにすれば、
決定的瞬間の動画付きスポーツ新聞の配信なんかも見えてくる。
そう言う方向への進化が望ましい。

多機能端末といった意味では
iphoneとandoroidの一騎打ちが2010のメインストリームになるのだろう。
あとはダブレットPCの分野でwindows勢力がどう食い込むか。

Appleは生理的に好きになれないので、他勢力のがんばりに凄く期待だ。

kindleハックはまだまだ続く

2009年12月26日 10時37分49秒 | Kindleや端末など
アマゾンの「Kindle」を各種の形式に変換するツール、ハッカーらが続々“リリース”


リリースというのはおかしな話だが、for PCが出たので、
azwファイルが他形式に変換される事態は予想通り。

実際、Unswindleと呼ばれるこのプログラムを確認していないし、
使っていないので分からないが、おそらくは、可能なのだろう。
さて、Amazonはどう対応するか。

また、DRAM解除についても記事にあるが、
コレのことだろうか? 随分昔の記事だが
Python (XP) と MobipocketのDRM本をKindleに載せる方法
それともこれが改良されたのだろうか?

興味は尽きないが、個人的にはそこまでする気はあまりない。
気軽に読み捨てていくのがkindleの正しい使い道だと最近は思っている。

ホントに大切に思うような本はやっぱり紙の本で持ちたい。
アナログと笑われる時代が来ようとも。

Nook仕切り直し

2009年12月26日 00時49分54秒 | Kindleや端末など
Barnes & Nobleは今年6万台のNookを出荷予定

NooKはちょっとスタートダッシュに失敗した感があるが、
巻き返しはまだまだ十分可能と言ったところのようだ。

この記事読んで知ったが、どうもソフトがまだイマイチのようだ。
でも3Gワイヤレス対応だし、kindleのようにどんどんアップデートされるのは間違いない。
ソフトウェアキーボードとかが日本語対応とかになると面白そうだ。

その一方で
発売間もない電子書籍端末「Nook」、さっそく分解されOSもハックされる

なんてことも起きている。この辺はkindleと同様のご様子だ。

ところで、Nookとかリーダーの辞書機能はどうなっているのだろう?
kindleみたいにlookup機能は付いているのだろうか?
まだまだ情報が少ないな。