新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

階段紀行・イタリア ミラノの個人美術館の階段を上ると、ボッティチェリの最も美しい聖母像に会える。

2021-10-02 | 階段紀行・イタリア

 ミラノ中心部にあるポルティ・ペッツォーリ美術館は、19世紀貴族の個人邸宅をそのまま美術館とした建物だ。この入口の階段が優雅だ。大きな螺旋状を描いて上下し、その1段1段に赤いじゅうたんが敷かれている。

 壁面にも彫刻や絵画作品が飾られ、その並びに沿って階段が上下して行く。

 手すりには植物模様がデザインされ、周囲の照明によってシルエットとなって浮かび上がる。

 こんな階段を踏みしめながら展示室に向かう時、一層作品への期待が高まる気がする。

 そして出会ったのが以下のような珠玉の作品たちだ。

 ボッライオーロの代表作「若い貴婦人の肖像」。

 ボッティチェリの「死せるキリストへの哀悼」。

 そして、彼のもう1作「書物の聖母子」。ボッティチェリの聖母はいつも清楚なたたずまいだが、その中でも最も美しい聖母像の1つだろう。

 


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