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パリ滞在最後の夜、ノートルダム大聖堂に向かった。やっぱりここだけは見ておかなくちゃあ。ただし今回は外見だけの見学。
大聖堂は雨模様の中、青いクリスマスツリーの背後に、灰色の空と同調するように控えめに立っていた。
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が、照明が当てられるとその壁面が微妙に色をまとい始め、
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少しずつ、少しずつ、その存在を主張し始めた。
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やはり大聖堂のインパクトは強烈だ。
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頭頂部の双塔も輝きを増してくる。
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正面の彫像たちの迫力も十分だ。
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その姿は正面の直線的なものだけで満足するのではもったいない。側面にも回ってみよう。2つの塔が木陰から突き出る側面の姿も雄々しく感じる。
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さらに歩いて真横から見る大聖堂。フライングバットレスの柱が突き出るジャングルのような建築がセーヌ川の水面から立ち上がる光景は、ゴシック建築の特徴をまざまざと見せつけてくれる。
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そんな大聖堂の正面に相対する建物は、パリ警視庁だという。クリスマスシーズンはこんな青、白、赤のフランス国旗の色にショーアップされていた。
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正面玄関最上部には人物の彫刻が施されていた。
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この通りから少しセーヌ河畔を歩いてみよう。
本当に今回のノートルダム大聖堂火災はショックです。まさに数か月前にその姿を眺め、「変わらないことって素晴らしいこと」と、いつも美しい造形を見せてくれていることに感謝してきたばかりだったので、信じられない気持ちです。
被害が最小限にとどまっていてくれることを願うばかりです。
この時、こんなに美しかったノートルダム大聖堂の災禍に、ビックリしております。
少しでも貴重なものが残っていることを、祈るばかりです…。