新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

コッレール美術館② 中世から現代まで、数百年を隔てた”聖母”達に出会えた

2019-10-01 | ヴェネツィア美術館・博物館

 コッレール美術館をさらにぶらぶら。

 見事な足。その指の部分だけがきれいに残っているのが面白い。

 エジプトで出土したミイラまであった。

 とげを抜く少年。この像はローマ・カピトリーノ美術館にあるもののコピーかも。

 おおらかな聖母子像を見つけた。14世紀の作品とか。

 アップしてみる。目元すっきり、大きく見開いた目で、まるで未来を見つめているかのような意志の力を感じさせる聖母の姿だ。

 こちらは壁に架けられた、マントを広げる像は「慈悲の聖母」と呼ばれる。ただ、この像が単独で展示されているのではない。

 像を中心にして沢山の現代人の写真が取り囲むコラージュ風の展示だ。

 老若男女様々な人の写真の中で、一番先に目に飛び込んだのがこの少女。さきほどの目元すっきり聖母に負けず劣らずのすっきりした目の力強さが印象的だった。

 聖母子といえば、ヴェネツィア派画家の筆頭に挙げられ、「聖母の画家」とも称されるジョヴァンニ・ベッリーニの名作もあった。

 アップしてみる。ベッリーニにしては珍しく、明るい青の背景のせいか、気持ちが明るくなるような気分にさせられる作品だ。

 「若き聖ラウレアート」。ふっくらとした若々しい青年の表情を巧みにとらえている絵だ。

 

 

 

 


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