モンマルトル・アベス駅前にある ジャン・リクチュス小公園
小さな広場だが そこに大きな青い壁が設置されている
遠くからではなにやら落書きがたくさん といった雰囲気だったが
近づいて見ると全く違った風景が現れた 「ジュテームの壁」
落書きと思われたのは 実はすべて愛のメッセージだった
ジュテーム(愛しています)を表現する 世界中の言葉が記され
合計311の愛の言語が 40㎡の溶岩タイルの壁一杯に展開する
見ると大部分は横に展開する文字なので 日本語はすぐに見つかる
「愛しています」はいいけれど
「君が好だ」はちょっと送り仮名が変 日本人じゃない人が書いたんだろうか
といっても 誰でもそこに書き込んだり消したりは出来ない
すでに完成品として 陳列されているものだ
2000年に アーティストのフレデリック・バロンが構想した作品だとか
2000年と言えば ロシア大統領にプーチンが当選し
パレスチナ騒乱が拡大して 世界十大ニュースにランクされた
今もこれらの問題が 以前にも増して深刻になってきている
愛とは男女の会いに限らず 人類愛をも意味するもの
世界が愛の力で平和を取り戻す日は 来ないのだろうか