東大寺・二月堂では、張り出した舞台の椅子に座って休憩を取りながら、眼下に広がる奈良の景色を楽しんだ。 まずは大仏殿の屋根。
境内に広がる桜の合唱。
すぐ手前にも咲きこぼれる花の大群が・・・。
遠方には霞が出てきたようだ。
釣り灯籠には風情が感じられる。
舞台にある烏帽子がかすかな日差しに反応して輝いていた。
社殿にはこんな板絵が掲げてあった。
舞台横には背の高い灯篭も飛び出している。
反対側の建屋には鬼の面が下界をにらんでいた。これは迫力あるなあ。
その先には、屋根のついた階段があった。長谷寺と同じように雨露も気にならずに上り下りできる階段だ。
石造りの階段で、長年使われてきてあちこちすり減っているのが、歴史を感じさせる。
そうこうしているうちに日が傾きだし、空が色づき始めた。ぼちぼち街に戻ろう。
懐かしさのあまり涙がこぼれ落ちそうになりました。あの景もこの景も、それぞれに想い出がつまっています。わたしくらいの歳になりますと、気軽に帰れない。いや、観光としてはOKなんですが、郷里なもので親戚や知り合いが多い。何しに帰って来たんや。そんな眼でむかえられるというわけです。古都ならではの保守的な面があります。美しいふるさとを見せていただき、ありがとう。
もったいないコメント、有難うございます。
私が訪れたときは、とても良い天気で古都の美しさをたっぷりと味わうことができました。
それに仏像に関しては、奈良は質量ともに圧倒的に全国随一の土地ですので、改めてじっくりと素晴らしさに触れることが出来て感動でした。
次回(日曜日)からは、唐招提寺の回を始めます。つたないレポートですが、楽しんでいただければ、と思っています。