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GLOBE-TROTTER

東京で世界を感じる(衣・食・住?)BLOG

a nu retrouvez-vous (ア・ニュ)でディナー@広尾 その2

2010-03-31 01:34:46 | RESTAURANT-FRENCH

すっかりお誕生日は過ぎてしまっていたけれど、いくつになっても"お祝い"は楽しいモノです

・・・と言うワケでその1に引き続き、素晴らしいa nuのお料理たち


"キジと栗のヴルーテ"

ジビエが得意な下野シェフ、キジ大好き=メニューを見た時『コレ、絶対食べたいっ』と思った一品です。そして2009年1番のレストランの中でも、最高の一皿でした

今思い出してもうっとり・・・。本当に、美味しかった!!(テーブル満場一致でした)

真ん中のぽつんと浮いてるコインのようなお肉は、フランスから届いた野生のキジを棒状にし、低温でじっくり長時間ローストしたモノ。全体写真がなかったので、イメージしづらいかもしれませんが大きなお皿に本当に"ポツン"なのでちょっと寂しいかな~なんて肉星人の私は、思ってしまったのですが一口食べて、ぎゅっと身の締まった濃厚な旨みにビックリ!!キジの美味しさがぎゅぎゅっと詰まっていてこのボリュームで大満足!!いつまでも飲みこむのが惜しいくらいこういうお料理に出会えると、レストランに来て本当に幸せ感じますっ。

ヴルーテとはフランス語で、ベルベットの意味する単語から派生された単語でベルベットのような滑らかな口当たりのストックベースのスープのことだそうです。今回のお料理では、コインのようなお肉以外のお肉や内臓、栗をお出汁と牛乳とで煮込み最後に骨ごとすり下ろして、濾したという非常に手間暇掛かった1品です。美味しいはずだわ


本日の鮮魚"アオハタ ラルドンとピンクグレープフルーツと一緒に"

美しい火入れが横から見るとよくわかります!この火入れ具合だから分かる絶妙な弾力と旨みアオハタの下にはピンクグレープフルーツをほぐしたものを敷き、皮の上にはラルドが乗っています。


お肉料理"イベリコ豚ペジョータのロティ"("タスマニア産オーロララムのロティ"から変更)

ラムが苦手というTomokoさんがお店の方に相談して提案されたのがイベリコ・べジョータ。ラムも惹かれたのですが、べジョータなんて聞いたら・・・ラムへの気持ちもグラグラです(苦笑)。そんなワケで3人ともコチラへ変更。


この日は、グラスでいただきました。私の好みを伝えるとやっぱりMeursault。

ワインに全く詳しくないので、パートナーに教えてもらった"いつもの"私好みをリクエスト(重めのシャルドネ コクと樽香が好きらしい リストから選ぶ時もとりあえずブルゴーニュにしておけばハズれ少ないかなと)。初めにハマったのがMeursaultだったので、お料理とのマリアージュまで考えが及ばず(未だにだけど)、一時期ひたすらMeursaultばっかり飲んでいました。種類・お値段にも幅があるから色々飲めるのも私レベルにはよいのです

でも好きだと同じようなタイプばかり飲み続けてしまうので、未だにチョイスするレパートリーに広がりがないのが寂しい今回出して頂いたモノは特にオススメだけあってとっても美味しかったです

もっとワイン分かると楽しいんだろうな~と思いつつ、なかなか難しいですね・・・。


天井高のお店の天井まであるワインセラーは、圧巻!!ワイン好きさんは選ぶのが楽しいはず!


お口直しの"塩トマトのソルベ"

酸味と甘みのバランスがたまらないソルベ。トマトの果肉とオリーブオイルがアクセント、糖度の高いフルーツトマトをそのまま食べているみたいにジューシーです!!


デザート"ティラミス"

マスカルポーネ、イタリアンメレンゲ、下にブラックタピオカ、周りにはココアパウダー・・・これらを一緒に口にして出来るティラミス。美しい盛りつけと遊び心にまたまた感激です。


ハーブティー

1枚目のバースディプレートのお菓子たちは、普通プティフールで出てくるのかな??




ジビエの季節にもう一度くらい行きたかったな~。ランチはかなりCP高そうです!
季節が変わる度に伺いたくなるレストランでした

Tomokoさん、+M+さんありがとうございました

広尾商店街、多田スポーツ右に曲がってナチュラルマートの並びです。


■+M+さんの記事■



a nu retrouvez-vous (ア・ニュ)でディナー@広尾 その1

2010-03-27 02:25:31 | RESTAURANT-FRENCH

2009年1番感動したレストラン広尾にオープンしたa nu retrouvez-vous (ア・ニュ)。

代官山と恵比寿の間にあるLe jeu de l’assiette(ル・ジュー・ドゥ・ラシエット)の下野シェフと支配人の中村さんが独立されたと聞いたのは、ちょうどお二人がいた最後の月のラシエットに伺った後でした(Le jeu de l’assiette(ル・ジュー・ドゥ・ラシエット)でランチ@恵比寿・代官山 その1その2)。

今回は、下野シェフファンのTomokoさんが独立オープンのニュースを届けてくださりオープン2週間後くらいのディナーへ。ちなみに8月生まれの私と9月生まれの+M+さん、10月生まれのTomokoさんの3人合同お誕生日ディナー

真新しいビルの1階に位置するレストランは、天井が高く大人でシンプルなインテリアが落ち着きます。


アペリティフは、シャンパンカクテル(ミモザ)。
温州みかんだったかな??とっても甘いみかんとコクがありながら後味キリッとしたシャンパンがたまりません。すっごく美味しかったのに・・・メモ紛失

そんなアペリティフを頂きながら、迷いに迷って"Menu blue marine (ムニューブルーマリンヌ)"(¥8,000)
その他、同じ食材を調理法や温度を変えて比較しながら楽しめる"Menu de comparaison"(ムニュー ドゥ コンパレゾン)も。こんなコンセプトも楽しいです。

1枚目はアミューズブッシュ。"キャビア""豚のリエット""ラディッシュ(自家製マヨネーズ添え)"

ラシエット時代の"テーブルのおはじき"を思い出させるキュートな穴あきデザインのウェルカムプレートこの穴はデザイン性だけでなく、小さなアミューズたちの器が穴に合う突起付きの小さなガラス製でサーブされる時に自分で好きな穴にはめこみます。この遊び心もこれからのお料理をさらにワクワクしたものにしてくれます♪


こちらも特徴のあるバタープレート。岩塩の乗った有塩バターと無塩バター。


"パン"


"ジャガイモのピューレ トリュフとウズラ卵"

ピューレ状にしたインカのめざめに、トリュフとウズラの卵で作った温泉卵、1番上にはベーコンで作った泡のソース。底の方から温泉卵をくずしながらかき混ぜて頂きます。いろいろな食感や香りが一度に口にやってくるけれど、綺麗にまとまっていてうっとり


"魚介のサラダを詰めた白菜のファルシ 生ハムのジュレ"

オマール海老や帆立貝などその日に入った魚介を白菜で包み、周りは生ハムからとったコンソメのジュレをかけて。あっさりしながらもコクのある生ハムのコンソメジュレと白菜やシーフードの相性も抜群!!


"セップ茸のテリーヌ パセリのソース"

フランス産のセップ茸を丁寧に重ね、同じくセップ茸のジュレで寄せ固めた冷製アミューズ。
セップ茸の香ばしい香りがぎゅっと詰まったテリーヌに、パセリのアクセントも
手前は、辛味のある藤沢蕪。シャキシャキの食感はまたいいモノです。

その2に続くー。

ア・ニュ (フレンチ / 広尾、恵比寿)
★★★★ 4.5



MIRAVILE(ミラヴィル)個性派なディナー@駒場東大前 その2

2010-02-10 21:43:15 | RESTAURANT-FRENCH

その1の続き・・・

"前菜2:ブルゴーニュ産 ホロホロ鳥"

ホロホロ鳥の下には、ワイルドライスとフォアグラとブリードモー。からし菜の素揚げとそぼろのようなのは、鳥の皮を細かくしたモノ。しっかりコクと旨み凝縮の一皿、すでに前菜とは思えません。この量がちょうどよかったです


"メイン:スズキのポワレ 藤稔(ふじみのり:ぶどう)のバターソース"

ワインのソースはよくあるけれど、こんなに鮮やかなブドウのソースは初めてかもしれません。大粒の藤稔もゴロゴロと、濃厚な甘さは決してくどさはなく見た目よりもあっさり頂けました。


"デザート:紅あずまの 黒蜜のアイスクリーム"

実は、1番印象に残ったのがデザート。斬新なお料理もたくさんの素材が使われていて、1つ1つ今まで他では食べたことのないモノばかりでしたが、デザートまで気を抜かない姿勢は甘いもの好きにはたまりません(笑)。黒蜜のソースもばっちり


サービスで、幸水を出して頂きました。

瑞々しくって美味しかったー。すっきりとして口直しにピッタリでした。


"プティフール:抹茶のマドレーヌ/トリュフショコラ/手作りのバターキャラメル"

食後の飲み物は、ハーブティ(カモミールブレンド)。ポットでたっぷり出して頂けるので、ゆっくり食事の余韻も楽しめます・・・が、実はこの日お客さんは最後まで私たちのみ、貸切でした最近、レストランが寂しくなっているとは聞いていましたがこんなことは初めてだったので、ビックリしました逆に写真は気兼ねなく撮れましたが(笑)、他のテーブルのお料理や様子なども知りたかったのでちょっぴり残念。


またジビエの季節に・・・なんて言いながら冬も終わってしまいそうですが、目にも楽しいお料理はもう一度食べてみたいな♪

MIRAVILE(ミラヴィル)個性派なディナー@駒場東大前 その1

2010-02-09 22:42:40 | RESTAURANT-FRENCH

まだ暑い日の続いていた頃だと思われます・・・例によって半年遅れ

かなり前から気になりつつ、行けていなかった(そんなトコロばかり)レストランMIRAVILE(ミラヴィル)、ミシュランは2年連続1つ星☆だそう。最寄駅は、井の頭線駒場東大前ですが、渋谷からタクシーが便利らしい・・・と聞きながら、早く渋谷に着いてしまったのでそのまま池尻大橋へ。駅から歩いてみましたが、こちらからも10分くらいで到着でした。普段乗りなれない沿線のレストランだと、(行動範囲狭すぎで)なんとなく後回しになりがちなのですが、池尻大橋からもこんな距離ならもっと早く行けばよかった?!


そんなミラヴィルは、シェフの地元広島産のお魚やお肉に、畑を見て選ぶという新鮮野菜たちとジビエと個性的な芸術肌のシェフが有名なフレンチレストラン(っと書いてみると、改めてなんだか凄そうなお店ですね(笑))。そうなんです、毎年ジビエの季節になる度に『ミラヴィル』は候補に挙がりなんとなく我が家からアクセス難ということで、ぼんやりしてたらジビエの時期が終わっていた・・・の繰り返しジビエ好きなパートナーは、その時期行かなきゃ意味がないっ!と言いながら早数年・・・なので、お友達と盛り上がったトコロでさくっと行ってきちゃいました


白を基調としたシンプルな店内はシェフの絵がたくさん飾られています。2人掛けテーブル×9席(18人)のこじんまりとしたお店です。テーブル間隔も詰まった感じではありますが、そんなところが堅苦しくなくてよいのかも。

シャンパンで乾杯しながら、メニューを眺める時間は本当に幸せですコースはシェフのお勧めディナーコース(アミューズ ブーシュ+冷菜+温菜+お魚+お肉+デザート)¥7,850とアミューズ オードブル2皿+お魚またはお肉+デザートの軽めのコース¥5,750の2種類のほかアラカルトで。オススメはシェフのお勧めコースとのことですが、量が多そうだったので軽めのコース(メニューの1番下の欄外にちょこっと書いてある程度な辺りも"シェフのお勧め・・・"が超イチオシなのが伺えます(苦笑))


"パン:自家製のひよこ豆とライ麦パン"

全体的にしっかり味のソースが多く、自然と進んでします。常に気を配られていて、なくなると温かいモノをタイミングよくサーヴ。


"アミューズ:大根のスープ いろんな野菜/スズキと肝のコロッケ 長芋とスイートチリソース/椎茸のアイスクリーム"

1枚目の写真にも載せた"椎茸のアイスクリーム"。興味津々で口に運ぶと、不思議と椎茸の程よい風味のアイスクリームが意外と(失礼)美味しい。このアミューズから、なんだかこのレストランでは、面白いモノが食べられそうな予感でした(笑)。




"前菜1:赤エイのフリット"

期待を裏切らない(笑)斬新な一皿赤エイのフリットの他には紫キャベツ、アイスプラウト、フォアグラ、真ん中でそそり立つのは赤エイのヒレだそう、コンソメジュレのソースで。

前菜2皿目からはその2へ続く・・・

ミラヴィル (フレンチ / 神泉、駒場東大前、池尻大橋)
★★★☆☆ 3.5



restaurant bacar(レストラン バカール)でディナー再訪@松濤・神泉 その1

2010-01-15 00:07:41 | RESTAURANT-FRENCH

以前、bacarに来た時に『きっとココ好きだろうな~』っと真っ先に思いついた仲良しの美味しいモノ&野菜好きブロガーさん+M+さんマイキーさんmeshiさんをお誘いして再訪しました


店内は、カウンターと4人・2人テーブル各1席。前回は、2人だったのでカウンター席でお店の方とのおしゃべりや雰囲気をたっぷり味わえる特等席。4人での予約は、お店にたった1つのテーブル席をgetしなくてはならず恐る恐る予約したのですが(2009年9月時点)、この時期は1ヶ月前くらいでもスムーズに予約を取ることが出来ましたまずはマイキーさん、meshiさん、私は"カヴァ"で乾杯♪(たしかボトルでオーダーの記憶??)


+M+さんは、重めの赤・・・?!ではなく、"北海道産カルベネ・ソーヴィニヨンのジュース"(¥950)!!

グラスといい、ぶどうといいしっかりワインみたい!!+M+さんに一口頂いたのですが、とっても風味がよく鼻に抜ける香りも心地よくて・・・とにかく美味しいーーワイン好きな方にもとってもオススメです!

今回も大満喫の¥5,250のコースにしました。(3ヶ月ではコースのお料理が、あまり変わっていなかったのでいくつかお料理を変えて頂きました。)


"アミューズ:5つの味のトマト"

出だしからbacarの"ひと手間"を感じさせてくれる一口。手でつまんで口に含むと、甘み・酸み・塩気・苦み・辛みが次から次へと・・・とにかく『これから出てくるお料理も楽しそう!!』とワクワクさせてくれる遊び心のあるアミューズらしいアミューズ


"豚のリエット・バター"

そのまま食べてもとっても美味しい自家製パンがいっぱいなのに、こういうところまでぬかりなし!!
普通のバケットでもあれば、リエットでワインがいくらでもいけちゃいそうです。


"日本各地から取り寄せた有機野菜と能登産ズワイ蟹とカミミソのバーニャカウダ"

これが楽しみで♪季節の美味しくて珍しい野菜も盛り込んだバーニャカウダ。手前(ボケちゃってますが)の別添えのモノは、オクラの花だそう。柔らか~い葉っぱのような花は、噛んで見るとしっかりネバネバオクラ味でとっても不思議ー!!こんな発見が、毎回あるからたまりません!!


こちらは、カニミソソース。普通のアンチョビ+オイルよりも濃厚だけど野菜の味を優しく引き立ててくれるソースも素晴らしい


これも楽しみなパンバスケット

テーブルに置いてあったら、間違いなく全て食べてしまいそうなくらいどれも美味しそうですが(笑)、コースに含まれるのは1つです。でも、こんなの見せられたら・・・当然、追加オーダーしてしまいますわ


1枚目の店名入りブリオッシュは、外せません!!もちろんバターの風味たっぷりで美味


"浜名湖産うなぎとフォアグラのマリアージュ マンゴーのインパクト"

コースのお魚は、"アマダイの松笠焼き"だったのですが前回頂いたのでフォアグラに。
『フォアグラ+マンゴーはアリそうだけど、うなぎまで???』とどんな味なのか興味津々!想像以上に3つの食材のマリアージュが素晴らしかったです♪

その2に続く・・・