GLOBE-TROTTER

東京で世界を感じる(衣・食・住?)BLOG

"ほうとう"だけじゃない山梨の美食三昧 紅梅や@甲府・山梨

2017-06-18 23:05:37 | RESTAURANT-JAPANESE

今年は、梅雨入りしてから『梅雨入りしたのに、意外と雨降らないね??』
と、意外と安定感のある梅雨の晴れ間に、いつもは日帰りが多い女子登山ですが、
たまには前入りしてふらっと街歩きしたり、ゆっくり土地の美味しいモノでも
食べたいね!と、ちょうどすずらんが綺麗なタイミングという南アルプス・
入笠山トレッキングを組み合わせて週末1泊小旅行

思い起こせば、家族旅行は親族のいる沖縄か北海道ばかり、あとは中学まで
毎年スキーで通ってた新潟(しかも毎回同じ旅館に1週間単位で家族合宿限定の為、
他のゲレンデを知らない)くらいで、初海外から1人旅(父の教え)だったし、
どちらかというと

"国内旅行=家族、海外旅行=なんでもあり"
(ちなみに我が家、私中国・弟英国に学生時代1年留学、母50代で米国1年留学、
家族の中で留学未経験は1番渡航経験のある父のみ)

な偏った?家庭環境に育ったせいか??、東京に住んで40年(ヒーッ!!)、意図せず
これまでの人生で殆ど国内旅行に行ったことがなく、登山を始めてから、これまでの
人生にないほど行動範囲が広がりました!
(未だに飛行機より新幹線方が断然緊張します…)


《駅前にある甲府城跡地 舞鶴城公園》
(ここに登るだけで甲府の盆地感を一瞬で感じられます!!360度、山だらけ!!!)

そこで知ったのは『日帰りや1泊でもこんなに違う県とかあちこち行けるもんなんだ…』
と『日本って本当に美味しいモノが沢山あるわー!しかもその土地で食べるの最高!!』
と痛感。

もちろん、東京のレストランでも日本全国の美味しいものを食べられるわけですが、
やっぱりその土地で採ってすぐの地のモノや、生産量が少なくて東京まで流通していない
ご当地モノがあるわけで、せっかくそこまで行ったのなら年中同じメニューの観光客向けの
お店じゃなくて、このタイミングだから食べられる、その土地の食材を美味しく食べさせて
くれるお店に行きたいなと。

ただ甲府情報ってあまりなくて(汗)、私が山絡みでちょいちょい甲府に行くことを
知ってる美食友達から教えてもらったのが、今回伺った『紅梅や』


車旅じゃない私でも行けるお店というと地方だとまたハードルが高いのですが、
こちらは駅から徒歩圏(街を見ながら歩いても10分掛からない位)。

甲府は意外とコンパクトにまとまっていて、私の行きたいお店が全部駅から徒歩圏にあり、
特にビックリだったのは、オススメされたお店が甲府に行ったら絶対行きたいと思っていた
甲府のオサレカフェ『寺崎コーヒー』の斜め前!(寺崎コーヒー越しの奥が『紅梅や』)

地方あるある?!で、お酒を出さない素敵カフェは閉まるのが早いので(寺崎コーヒーは
18時閉店)、甲府にお昼頃着いてまず1軒目のカフェ(AKITO COFFEEも18時閉店)で
お茶→甲府城跡に登って(駅近なのに甲府駅前からビルで見えないので、こんなすごいトコ
あるの全く気付きませんでした。門以外、復元されていないので建物はないけれど、
360度見渡せる高台は山に囲まれた山梨の盆地感を存分に満喫出来ます。
ボランティアの観光案内のシニアの方も沢山いてとっても親切に山梨の事を
教えてくれますよ!)→寺崎コーヒーで『紅梅や』のディナーの予約時間まで
お茶して待つのが正しい甲府の楽しみ方かと??




外観はパッと見、居酒屋さんのような雰囲気ですが、中に入るとカウンターや
テーブル・お座敷(掘りごたつ式)の個室もある落ちついた和食屋さんな雰囲気。

コースのボリュームが結構あるよと聞いていたので、お昼はカフェ巡りで軽く済ませて
早めのディナー予約にしたのでまだ外が明るい!




最近、日本酒が多い私ですが、山梨に来たらやっぱり甲州ワインだよね?
と、"ルミエール スパークリング甲州2014"

山梨ワインは白が美味しいと思うので、迷わず白!泡とで迷っていたら、
ワインリストには載っていないモノですがとオススメしてくださいました。
1年瓶内発酵で熟成させたスパークリングは、キリリッと辛口で清々しい
甲州の爽やかさだけでなく、重すぎないコクも相まってどんなお料理にも
合いそう♪

和の雰囲気のお店ですが、『山梨が育てた美味しいものを存分に楽しんで下さい』が
コンセプトのこちらのお店はワインセラーに山梨ワインが常時100本以上スタンバッて
いるのだそう。好みと予算を伝えて、今入っているオススメワインを教えてもらうのも
◎。


メニューに載ってた『甲州名物 あわび煮貝』。

四方を山に囲まれた山梨で海産物が名物って初耳だよね??と、お店の方に
聞いたところ、海に面していない山梨では海産物需要が高く、お寿司屋さんも
たくさんあって、この『あわび煮貝』は、昔から特にお家で人が集まったり、
お客様をおもてなしをする時に用意する逸品なのだとか。
流通が今とは違う時代にあわびをそのまま神奈川や静岡から運ぶのが難しかったので、
美味しく日持ちするように活きたまま調理し、身の柔らかさと熟成した味わいを考えた
山梨ならではの調理法なのだとか。

保存目的の味付けは、塩や砂糖が効きすぎているようなのが多いけど、
こちらのあわびは絶妙な和の味加減でそのままパクパク進んじゃう!
こんな贅沢も旅先ならでは。


あわび煮をつまみながらスパークリング…オトナって素敵(笑)。

こちらのお店、"甲州牛鍋料理"を看板に掲げた"甲州牛"のすき焼きがイチオシの
お店なのですが、牛肉以外にも"信玄鶏"や""甲州信玄豚"と鶏も豚も好きだから
迷いまくり!!!全種類食べたくて、相談した結果『甲州信玄豚ねぎしゃぶしゃぶ』
コースに甲州牛のアラカルトメニューを追加することで落ち着きました。


"甲州名物 鶏もつ煮"

こちらでは、コースがすごくお得で、単品の鍋料理にプラス\1,000でコースに
出来、またコース料理がちゃんと山梨名物を押さえていてくれるので、追加
オーダーしなくてもほぼ山梨グルメを堪能できます(嬉)!!

前菜1品目は、山梨県産フルーツトマトのサラダ、2品目は言わずと知れた?!
B級グルメで有名になった甲州名物鶏もつ煮

新鮮な甲州地鶏を使用した、甘辛いタレを照り煮した"モツ煮"はいわゆる
モツ煮とも全く別物ですが、こちらもお酒と相性抜群!実は、初めて食べた
甲州モツ煮!タレが濃すぎずちょうどよくて美味しい!!


"信玄鶏の手羽先素揚げ"

信玄鶏の手羽先の素揚げは、パリパリの食感と塩系のスパイスが最高!
鶏モツ煮が甘辛タレなので、ここで塩系がまたいいっ!


アラカルト"甲州牛と県産野菜のせいろ蒸し"

どうしても"甲州牛"も食べたくて軽めのアラカルトを追加。
年間300頭しか流通しない希少な甲州牛の程よいサシの部位を季節の野菜と蒸した一品は、
ゴマ風味のポン酢がさっぱり牛肉の味を引き立ててくれてます!
牛肉はもちろんですが、このゴマ風味のポン酢も美味しくて、素材を引き立てる脇役にまで
抜かりないのがまた嬉しい!


"甲州信玄豚ねぎしゃぶしゃぶ"

たっぷりの山梨県産の野菜と一緒に甲州信玄豚のバラ肉と肩ロース、
焦がしネギのタレと鰹の効いたタレと一緒に。

野菜は毎朝調理場の方が仕入れに行くそうで、その日見つけた美味しそうな
野菜をチョイス。この日は、ケーブに、アイスチャード、八ヶ岳ハーブ、アイスプラント、
足付きなめこに原木椎茸というラインナップ。

なかなかしゃぶしゃぶでは珍しい組み合わせ野菜たち!アイスプラント以外は
しっかりしゃぶしゃぶしても風味を損なわないし、アイスプラントはお肉より
早めにあげるのがコツ!考えてみれば、山々に囲まれた山梨も高原野菜や南アルプスに
代表される美味しいお水の宝庫!野菜も美味しいのに、なかなか東京で"山梨産"の
野菜に出会えていないかも。お店の方もそこが残念だそうで、車旅なら道の駅などにも
行けるけれど、交通機関の旅だと難しいので、何なら紅梅やさんで朝市(とか野菜や
果物を買いたいけれど、なかなか街中では難しい!)なんかやって貰えたら楽しそう
何て友達とムチャな事を言ってました。本当に買って帰りたいくらい美味しかった!


メインの甲州信玄豚は初めにバラ肉を口に入れた時、ものすごく甘くて『つけダレが
甘いのかな?』と思うほどで、肩ロースと食べ比べてびっくり!!
バラ肉の脂の甘さでした!水や肥料に拘り、ストレスを与えないように育てられた
信州信玄豚の脂身は甘みが特徴的だそう。肩ロースは、じっくり肉の旨みを感じる
美味しさで、全く違う味わいがあって最後まで飽きさせません。


鍋の〆は、もちろん"甲州名物のほうとう"で。

甲州信玄豚の旨みをたっぷり吸ったほうとうが美味しくないはずがないっ!!
お鍋の出汁も甘すぎずですが、胡椒を入れて味変してもgood!

でもコースでかなりお腹いっぱいで(これでもほうとうを少なめにしてもらったの
だけど)美味しいのに苦しいぃー。


こちらは、野菜が美味しすぎて大興奮だったせいか?!サービスで出していただいた
と思われる水菓子。塩山で採れたという紅秀峰(ベニシュウホウ)というさくらんぼ。

皮にも歯ごたえがあり、身もしっかりしていてとにかく甘い!佐藤錦の後に出来る品種の
さくらんぼだそうで、まだ山梨産は少ないので市場でも数が少なく朝早く並んでgetされた
のだそう。お店の方が直接買い付けに行くから、これからお店で出せないかなという視点で
新しい食材を探しに行っているのだとか。そういう山梨の美味しいモノ、もっと教えて
くれるお店があったらいいのに!!


"デザート:トマトのシャーベット"

こちらも地元の氷菓メーカーにお願いして作ってもらっているというシャーベット。
無加水・加糖なしのメーカーさんだそうで、これがトマト?!と思うほど甘い。
おまけに塩を掛けるとまた甘さが引き立ちます。こちらもシャーベットは季節によって、
山梨の旬のものを出しているとか。


6時の予約が、山梨食材を楽しみすぎて気付いたら22時近く!(私たちが喋りすぎて
食べるのが追いつかず(汗))明日が山なのでーっと、時間に気づいてバタバタ。

初めての甲府の夜、山梨の牛肉・豚肉・鶏肉に野菜と果物にワインまで!!
何から何まで山梨尽くしのとっても大満足なディナーで、今度は通り過ぎるだけ
じゃなくて、また山梨の〆に食べに寄りたくなるお店でした。

紅梅やすき焼き / 甲府駅金手駅

夜総合点★★★☆☆ 3.9



2017年06月17日のつぶやき

2017-06-18 00:00:00 | インポート



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    Posted at 04:48 PM




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    Posted at 12:24 PM



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