あの空の向こうに・・・

音楽 自然 日々の出来事 
感じるがままにつづっていきます

マルタ アルゲリッチ 豪華すぎる室内楽

2014-05-04 10:03:19 | 音楽
10周年を迎えた 「ラ フォル ジュルネ オ ジャパン2014」

5月3日(土)22時15分開演
東京国際フォーラムA

夢のような豪華メンバーによる室内楽


アルゲリッチが舞台に出てきた瞬間
満席の5000人の観客を一瞬で別世界へ連れて行ってしまう、すごいオーラ
さすが巨匠
存在感ありすぎ。

前半は、酒井茜さんとの2台のピアノ
2人とも息ぴったりで、力強さと柔らかさが絡み合い、2台のピアノで対話するように物語を作っていってる感じ

キャンセル魔と噂されるアルゲリッチ。
でも彼女のピアノの音色を聴いているうちに、本当の素顔は、繊細でナイーブで心温かい人なんだろうな、なんて思ってしまう。もしかしたら完璧主義者で、自分の心の中から奏でる本当にいい状態で演奏できなければ、舞台に立つ資格がないみたいな気持ちなのかな。なんて勝手な想像ですが

この日のアルゲリッチは、本当に楽しそうで、終始ノリノリで

後半のサンサース「動物の謝肉祭」は、またまたすごい豪華メンバーで
ギドン クレーメル に堀米ゆず子
手にしているバイオリンは、フランクフルト税関で没収された名器ガルネリかな。
彼女のバイオリンも聴きたかったので大満足
フランクフルト税関でバイオリンを取り上げられた時、呆然としていていながら、「でも私は生きている」って思ったらしい。さすが

アンコール終了時間23時35分
誰もが終電を気にしながらも、大拍手
スタンディングオベーション👏
豪華すぎるメンバーもホントみんな嬉しそうで
演奏者たちも、この「一夜の奇跡」の余韻を噛み締めているって感じで

こんな豪華な室内楽 もう2度と聴けないかも
本音は、サントリーホールで聴きたいな

今秋、アルゲリッチのドキュメンタリー映画「アルゲリッチ 私こそ音楽」公開されるみたいです。

楽しみです