LOVE&DESIRE

沖縄で頑張る爺バンドのブログだったがいつの間にか爺の独り言(涙)。

釣りの事など知~らんド

2010-01-26 21:26:12 | ブログ

 そもそもバンドなどヤクザな趣味に手を染める輩(ヤカラ)に人格者などおる訳はなく、知らないことでも、プロ並みの能書きを垂れおる。ステージの休憩時間、与太話にベースの東(仮名)は釣りのうんちくをひとくさり。釣り素人バンドマン目を輝かせ(意外と素直だったりする)話に聞き入る。大物捕獲、サメとの死闘、グルクンは可愛いね、くぶしみサイコ~など言いたい放題。

 「ワシの釣りは壮大なのじゃ!!」「男のロマンなのじゃ!!」

 「東師匠、ぜひ、釣りのお伴させて下さい。お願いします。」楽器馬鹿は知らないことには純粋。

 「それでは釣りに行きましょう」となり、3日後東師匠、集合場所の与儀公園時刻は何故か夜の12時、貴重な休日をこの為に集まってきた、4人の信者(バンドマン)を前にロマンを得意げに語る。

 「まず糸満に行きボラをゲット(ボラなど捨てるほど捕れる)、しかる後ボラを生き餌に喜屋武岬にて大物をゲット、で大漁じゃ!!ぐふふで完璧なプランわしにまかせなさい。」

 糸満漁港、深夜1時頃、東師匠指定の真っ暗な海面に、釣り糸を垂れボラよボラ、ボ~ラ~レ、カンタ~レなど歌いつつ一匹のヒットも無く朝ダス。

 見ればわしらが釣り糸を垂れていた場所は海ではなく、埋め立て直前の池状部分。つまり生物の存在しないプールに6時間も立ちちょびれ。ちょっと泣いた。

 「去年は海だった」東師匠悪びれることなく「まあいいか」と言い、糸満釣具店でボラ2匹ご購入の後いよいよ喜屋武岬に移動。賢明な読者諸君そろそろお気づきと思いますので、オチにいきます。

 生き餌のボラ君、断崖絶壁下でクルクル泳ぎ、通行人親子連れの子供ボラを見ては「お父さん魚掛っているよ~」と無邪気に言えば、父親見てはいけませんとの体で手を引く。魚影などありません。

 徹夜のチャーリーお昼前まで喜屋武岬の岩場で頑張ったのだけど、やはり睡魔に襲われ夢を見る。アメリカ兵に追われ、ついに、この場所に追い詰められ、機銃掃射で万事休す。背中と顔に被弾して一巻の終わり、で目が覚めれば、背中と顔に岩がゴツゴツ。ああ夢で良かったね~。

ボーズでした。東師匠すでにアホ呼ばわり。悔しい東それから、北谷に行きミーバイの代わりに猫を釣り(仕掛けのサンマに食いつく)、那覇漁港で一晩明かし(またもボーズ)悲しみのあまり公設市場で魚のお買いもので、ガッツポーズ。何がしたいことやら。

その後、東は東師匠からボーズ東と名前を変え、休憩時間は隅で大人しく物も言わず死んだふりでその一生を終えたそうな。めでたしめでたし。

あっ!!  言い忘れてました。

ジョニー宜野湾の「釣りの事ならシーランド」の曲を聴きながら読んでほしかったです。

BY チャーリーHACHI 

お後がよろしいようで。ぷんぷん。