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2006-10-29 23:41:10

2006-10-29 23:41:10 | インポート

目下、中川一政美術館では特別展「一政・人を描く」が開催されている。

特別展は9月30日から11月26日まで。なお常設展は入場料は600円だが、特別展は800円。特別展の紹介は上のHPの館ニュースの中にある。

油彩による子ども、兄弟、孫、女優の岸輝子さんをモデルにしたもの、などなどが一同に集められている。子ども達の表情がとてもいい。個人蔵のものもかなりある。

室に入ってすぐにある「野娘(エチュード)」というタイトルの少女の絵、中川さんが24歳の時の作品だが、いきいきとしていて好感がもてる。岸田劉生の影響を受けていた頃の作品だそうだが、なるほどとうなづける。

3枚目にある「自画像」、これは大阪市立美術館から借り受けたものだが、今日(29日)までの貸し出しなので、時間をつくって見に行ったのである。この自画像はそれほどのことはないが、後の孫達の絵はとってもかわいいくて、たのしい。

2階はバラとヒマワリ、その間に駒ケ岳の絵。久しぶりだったので、バラがまぶしいくらいだった。中川さんのバラの絵、といってもバラばかりだが、は前からお気に入りである。それぞれのバラがそれぞれに生き生きとして表情が違う。同じバラをこんなにも描いたのをみても飽きることはない。当然、描き手のあくことない、いつも新鮮に物を見る目はあればこそだろう。

隣の部屋は今回は新聞に連載された小説の挿絵がならんでいた。これまた、なつかしく、たのしい。書の部屋は書のかわりに松任から借りた水彩画が展示してあった。松任の中川一政記念館にも行ったことはある。

今回は特別展を軸に館内が統一してある。

特別展の期間内にもういちど見に来よう。

中川一政美術館の隣に「お林展望公園」がある。元、サボテンランドだったところだ。

公園の入口の建物、そこに中川一政のアトリエを移動してある。天井や壁はそのまま移したものだそうだ。イーゼルには描きかけの絵、実際に使用していたたくさんの絵の具、額もたくさん置いてある。

お林展望公園は初めて歩いた。もちろんサボテンランドの時に来ているし、サボテンが宿泊施設を建てたいと行ったときも敷地を見に来ている。桜がいっぱいあったのは覚えている。幸いなことに、結局は宿泊施設は建てられず、町にこの土地が返ってきた。晴れていれば、景色はいいだろうに。

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