Cogito

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郡上八幡

2006-09-30 20:46:22 | 国内の旅

9月28日、今日も天気だ。カメラを持って出かける。北へ向かおうとしたが予報は南の方が天気がいいという。そこで、復習の意味で長尾ラインから仙石原に下りてみた。しかしこっちの方がもっと時間がかかった。箱根越えは考えものだね。

御殿場から東名に乗った。乗ってしまえば高速はラクだ。浜名湖SAで朝食。私は小さなお茶を。静岡衛研の調査では、お茶を飲み残して常温におくと、ばい菌が増える量は時間と比例することはわかった。冷やしておくか、早く飲みきってほしいと発表していた。私は車内でほとんど飲み食いしないが、暑いときは水分は必要だ。とはいえん、一般に売られている500mlのお茶は飲みきれない。そういうからには静岡県なら200ml入りがあるだろうと探したら、ちゃんとあった。口に含ます程度だから、この大きさで十分。二人でこれ一本。クーラーを入れた布製のクールボックスには水も入れてはある。

豊田JCTから環状道路に入った。低い山と田畑あるこの道の雰囲気はいい。車どおりはほとんどない。ここも赤字路線かもしれない。土岐で下りてガソリンをいれ、再び環状道で関で、東海北陸道に乗った。御嵩という地名を見た。御嵩、岐阜県だ、産廃業者に町長が刺された町ではなかったろうか。低い山が連なる、田園地帯、産廃業者に狙われるんだろうな。その後のニュースは聞かないがどう決着したんだろう。

土岐でガソリンスタンドを探して一旦おり、また戻って東海・北陸道を目指す。美濃で東海北陸道に乗る。「郡上市に入ったよ」それからが長い。「郡上市は7町村が合併して出来た市だから行政区が広いんだね。うーんと、郡上市の面積は1030.79平方キロ、岐阜県の10%だってさ。人口が5万弱だったから、財政は大変だろうね。」

註:郡上市は、岐阜県のほぼ中央に位置し、平成16年3月1日、郡上郡7町村【八幡町・大和町・白鳥町・高鷲村・美並村・明宝村・和良村】が合併し岐阜県で19番目の市として誕生した。

道路沿いに「真ん中の碑」が立っている。日本の真ん中というのだろう。他にもあったな。どこだっけ?郡上八幡ICを下りて、町に向かう。ちょうど県の合同庁舎があったので、観光マップを貰う。窓口の女性が丁寧に案内の説明してくれた。

博覧館の近くに車を止め、古い町並みから歩き始めた。橋を渡って鐘門も見た。

引き返して通りを歩いた。「奈良井の方がいいな」と言うのが私の率直な第一印象だった。通りの幅が広いのも、よそよそしく感じられたのかも。でも、通りの舗装はいい。しかも側溝のふたも気が利いている。

幻の味、葉なんばんと言う幟を見た。葉なんばんってなんだろう。そこで店をのぞくとだれもいない。「葉なんばんをつくっています。御用の方はよばってください」と書いてあった。でも店に入るとチャイムがなる仕掛けにはなっている。オジサンが出てきた。「葉なんばんってなんですか」と聞くと、葉なんばんを知らない奴もいるのか、と問いには答えず、「あんた達は関西?関東?」と聞いた。「関東」と答えると、「ならそっちに並んでいる方、1瓶670円」「辛い方はいい」とPapasanがいうと、「そこに激辛がある。670円」と繰り返した。「ねぇ、ミョウガってあるけど、ミョウガをどうしてあるの?」「金賞を総なめにしたものだ」とオジサン。「そういうことは聞きたいんじゃない」どうも話がかみ合わない。「もういらない」と言って私は店を出てしまった。後からPapasanが激辛を買ってきた。

Jinnriki ちょうど人力車にあったので、乗って説明をしてもらうことにした。郡上八幡は踊りで有名な町。7,8,93ケ月、どこかで踊りの会場が開かれている。舗装がいいのも踊りのためかもね。踊りには下駄の音を響かせる。桐の下駄を買おうかと思ったけどはくところがないとやめてきたが、やっぱり外用にひとつあってもよかったかな。町の説明、通りのお店も一軒一軒紹介して行ってくれる。へ~、じゃぁ、それお土産に買おう、って気分になる。さっきの葉なんばんのお店の前を通ったので、オジサンとの問答を繰り返し、「葉なんばんってなんなの?」と聞くと、ご当地特産の八房唐辛子とのその葉で作った佃煮だと教えてくれた。

家に帰って、葉なんばんを開け、温かいご飯で食べてみた。美味しい。確かに、オジサン自慢してもいいよ。でも、オジサンが客あしらいを丁寧にしてくれたら、もっとたくさん買ってきたのに。少し味見に出しておいてくれれば、いろんな種類も買ってきたのに。人にあげるにも手ごろな値段だし。

Geta 人力車の上から造り酒屋さんの奥さんに「後で買いに来ますよ」なんて声もかけられる。それに答える奥さんの笑顔もいい。これは町に親しみがもてる。人力車は初めて乗ったのだが、道も好いせいか馬車のようにゆれない。ゆっくりと説明しながら歩いてくれるから、自分で歩いているように写真も撮りやすい。ただし、電線が埋蔵されていないので、写真を撮るにはうるさすぎる。今度はあの電線をしまうことですね、とMisoya お兄さんに言った。

町をめぐらしてある水路は川から引いているもの、循環して水はまた川に返す。これは下水ではない。昔はこの水路で野菜を洗ったり、食器を洗ったり、水に仕Nanntenn 切りをして鯉を飼ったりもしていた。郡上八幡の人力車はこのおにいさん一人だそうだ。頑張ってね。

人力車を降りて復習のように、もう一度歩いてみた。Mise1 さっき教えてもらったところはちゃんと行ってみた。宗祇水にも寄った。絵を描くグループが道を狭くして座っていた。もちろん蔵ヘ寄って、純米酒を買った、純米吟醸がなかったので。笑顔のオバサンは交代していて、ご主人だった。「以前より町、きれいになりましたね。努力されているの分かりますよ。次は電線ですね」町づくりにどれくらいの国の補助があるんだろうか。今はきびしいかもねぇ。

お店の人と話をしたので、この町にずいぶんと親しみが持てた。道の広いのは踊りのためなんだろうね。山内一豊の妻の里だと宣伝していたが、それも今のうちだから。八幡城まで上って町並みを見下ろし、そのまま帰ってきた。

帰りは道路の様子が分かったから早く感じられる。東名はトラちゃんがいっぱい。この車の量を見ると第二東名も必要かな、と思ってしまうが。こんなこといったら道路公団を喜ばしちゃうなぁ。

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ラッキーが来て

2006-09-27 20:36:43 | 動物記

Lucky2 一週間経った。体重は150g増えて、750gになった。ちょこまか、しかもすばやいので、踏みそうで危なくてしょうがないので、リミニの鈴を一ケ貰ってつけた。ちょっと大きいけど。リミニとマルメには2ケずつ鈴がついている。これは餌台に来る野鳥に警戒のため。

私の足は傷だらけ、よじ登るからだ。傷跡が赤い点々となって、まるで発疹みたいだ。昨日、前の部屋で知り合いが来てツメを切ってくれたそうだ。夕方には子ども達が借りに来る。毎日 出勤している。

相変わらず、先輩達とはうまく行っていない。愛情を独占していたチャドはひがみっぱなし、ラッキーにもネコパンチをする。猫パンチをされるからか、ラッキーも先輩ネコたちにはフーという。犬にもフーとやるがそれでも自分から近づいていくようにはなった。

チャドには、お前達は母ちゃんといっしょだったし、あんなに可愛がられてきたんだから、幸せなんだぞ、そこへ行くと一月も母ちゃんといられないで捨てられたラッキーは不憫な子なんだぞ、言い聞かせているんだけど。

捨て猫だったからか自立している。寝場所は自分でイスの上ときめ、寝るときは自分でそこに行く。静かだなと思うと、ちゃんとそこで眠っている。そんな様子はいささか不憫である。

Rakki_1 餌も、小分けにしてやらないと、食べれるだけ食べておなかを壊してしまう。去年までは仔猫が3匹いたのだが、そんなに気は使わなかったのに。まったく小さなgangsterだ。

午後から雨が上がった。するとアブラゼミがなき出した。時期から言えばまだまだおかしくはないのだが、なんとなく哀れさを感じる。

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中川一政美術館

2006-09-26 21:03:40 | インポート

12_2 特別展「一政・人を描く」

平成18年9月30日(土)~11月26日(日)

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ドキュメントから

2006-09-25 15:44:32 | インポート

ドキュメントは「産科医不足の闇・・赤ちゃんが生めない町・・産声が消える」

大垣中央病院を中心に、産婦人科の実態を追ったものだった。産科医不足は深刻なものだ。

なぜ産科医になり手が少ないのか。勤務時間が不規則というだけでなく、他の科に比べて、誤診だ、医療ミスだと、訴訟される件も群を抜いている。

大垣中央病院には4人の産科医がいるが、予定以外に運び込まれる急患の手当てに、ほとんど毎日をこなしていくのがいっぱいといったところ。医師のほうが病気にならないのは不思議なくらいだ。

今まで大学が医師派遣の権利を握っていた。その枠が取り払われたのはいいが、それに伴って格差があらわれた。地方の病院に医師が派遣できなくなってしまったのである。医師もまた都会へ集まっていく。医師としてみれば、当然な志向だろう。

国は政策として産科医の集約を勧めている。ところが集約され、産科医のいなくなった地域で住民は、不安を募らせている。これを具体的に取材している。いや、現実はきびしい。

そこへ持ってきて、医療ミスということで、一人で頑張っていた産科医が逮捕される事件があった。単独でいることに責任を負えないと、医師達は大きな病院へ移っていく。国の政策に期せずして乗らざるを得なくなってしまったのである。

尾鷲病院で産科がなくなった。近くの産科へいくには一時間以上もかかる。しかも災害の起こりやすい場所。市民や地域の人たちで産科復活の署名運動が行われ、市長が苦労して産科医を見つけた。ただし一年契約、2年だけ。その医師報酬に対して議会は高いと非難した。

この点はどこの住民もしっかりと考えなければならないことだ。

高くても住民にとって必要なものがある。昔は医者と教師には白米を食わせるから、ぜひ来てほしいといったものだ。ただ、こういう問題の合意は、当然きちんと話し合われていなければならない。

地域の病院がなくなると、ひとつの病院に集中する。ある都会の産科は、ベッドは満杯、新生児を入れる集中治療室もベッドも介護士も足りない現象が起こっている。ベッドが増えればそれに伴って介護士が必要になる。そういうことは考えられていない。

国の政策が悪いと関係者は言っていた。そうだろう、これに限らず現場より机上の空論でものごとを決めているからだ。

おりしも昨日、政策として出生率を1.4にしたい旨の提案が出されていた。なら、まず安心して生める体制も整えなければ。生んだ後も子育てしやすい社会をつくるのは当然だが。

何も大病院を増やさなくたって、助産婦を身近に置くことは出来ないものなのだろうか。健康な妊婦は日常的に知り合いの助産婦に取り上げてもらえれば、医者の手が必要な妊婦が助かるだろうに。ここんところにもう少しメスをいれて、根本的な改革は出来ないものか。

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奈良井宿

2006-09-22 14:54:45 | 国内の旅

1_8 伊那からトンネルが出来て奈良井宿まで近くなったとテレビで放映していた。妻籠、馬込は何度も行ったことはあるが、奈良井宿には行ったことがない。行ってみよう、幸いお天気だ。20日、カメラ を持って出かけた。

湯河原からパークウェイを上り、長尾スカイラインを走った。快晴、富士山が裾野まできっちり見える。双子山も駒ケ岳も芦ノ湖もきれいだ。早朝なので車通りはほとんどない。

ご機嫌で走ったはいいが、終点から県道に入ってしまった。途中で気がついたが、失敗、失敗。いつもの道に出た。仙石原まわりでも同じくらいだったかも。御殿場から富士吉田へ、そして大月から中央自動車道へ。日差しが夏のように暑い、山も夏山の感じだ。しかし田んぼの稲は黄色に色づいて、収穫の季節だ。そのコントラストがまた美しい。

左手に甲斐駒、右手に八ケ岳が大きく迫ってくる。今日はきれいだよ~。

伊那ICでおり、361号線を探して「見晴らしの湯」まで行ってしまったが、引き返して木曾という文字を見つけ、361号線にのる。なるほど、いい道路が出来ている。権兵衛トンネルは全長4,467m。供用開始は2006年2月4日。

トンネルを過ぎると、もう木曾谷だ。奈良井には6kmぐらい、御嶽山麓にも近い。帰り御嶽山に行ってみようよ、なんていいながらまずは奈良井宿を目指す。奈良井川にかかる橋を渡ると、駐車場。そこに車をおき、カメラだけ持って宿場見学に行く。

Narai まだ客数も少ないこともあって、通りはすっきりと見渡せる。うん、独特の張り出し屋根が並んでいるこの宿場の雰囲気はいい。木曾杉・木曾檜の産地だから、扉や格子、くぐり戸と木がふんだんに使ってある。屋根のひさしの両脇につけられた白Hanaikada い漆喰の袖うだつ。奈良井独特の建築だそうだ。資料館にも寄った。水曜日はお休みのお店が多い。奈良井駅まで行き、そこから上の道に上って八幡神社と裏にある200地蔵のところへ行った。

Kasa 通りから電線が撤去され、通りはすっきりしている。しかし、どこにもある格納庫はどこにやったんだろう。家の裏にでもおいたんだろうか それとも今は技術が進歩してアンナ余計なものは必要なくなっているのだろうか。だとしたら、大いに結構。

Mizu_1 蔵を見つけた、が今日は休み。開いていた酒屋で吟醸を探したが杉の森のお酒は純米と本醸造だけだった。、勧められて「木曾のかけはし」純米大吟醸を買った。

Minnshuku 目下、塩尻は市長選挙で、掲示板には二人の候補者のポスターが張ってあった。奈良井は塩尻と合併して一年半くらいだという。そこへ選挙カーがやってきた。候補者が演説して、住民と握手をしているので、お節介オバサンがしゃしゃり出て言った。「ねぇ、この道、何とかしてよ。こんなコンクリートの趣のない道、宿場の風情に合わない、観光客は怒ってるよ」と。「ご意見、ごもっとも。すぐ直しますよ、だからまた観光に来てください」
いい態度だ。ガンバレ!と手を振った。この人の思想信条は知らないけど、当選してほしいね。

そしてソバ屋に入った。ソバは・・あんまり美味しくなかった、残念ながら。
往きにお箸を勧められたので、約束どおり木工細工のお店によった。箸を買って、ついでに飯台を買った。大きいのはいくつも持っているが、小さいのがないので、ふたもいっしょに買った。使い始めや手入れの方法を教えてくれた。飯台は米のとぎ汁を沸騰させて、それをいっぱい流し込み、』冷えるまでおく。後はたわしでこすってもいい。そうすることでアクもヤニも出てしまうのだそうだ。

2_5  「全て手作りだから、何かあったら電話してください。修理もします」と名刺をくれた。こういうアフターケアのサービスはうれしい。伊賀焼きのお釜を使っているが、壊すたびに部品を送ってもらって、最初のお釜はなくなってしまったが、ずっと愛用している、なんて話をした。家に帰ってさっそくおろしたのが菜ばし。軽くて使いやすい。色つきなので、汚れも目立たないだろう。これはお勧め。だめになったらまた買いに来よう。

駐車場にSLがおいてあった。中央線を走ったポッポなのだろう。C12だ。

Asagao 奈良井宿は、コンパクトでいい。ただもっと工夫次第で集客できるのではないか。そういう意味では小布施の方が細かいところまで神経が行っている。見ていると観光客は高齢者ガ多いから、通りのどこかにポケットスポットの、例えば水場の横Mati などに、縁台かベンチをおいて、座って休めるようにするとか、通りには地元の車以外進入禁止にするとか、したほうがいい。観光の車も平気で入ってきていた。駅前に駐車していたが、極力駐車場に止めてもらうようにしたほうがいい。1日500Matinami 円の駐車料金は私は妥当だと思ったけど、300円ぐらいの方が多くの人には止めやすいかも。この駐車場のおじさんおばさんももっと愛想良く、通りの案内をしてもいい。

奈良井川に架かっている太鼓橋も、川沿いにある小学校も木曽材を使った木造、とっても感じがいい。ここで学ぶ子ども達にとって幸せなことだ。

松本まで19号線、塩尻で長野道にのり松本を目指すが、行く手の空は雲が多い。で、北塩尻で外に出て、再び長野道に乗り、逆方向諏訪湖を目指し、そのまま帰ってきた。

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