田舎に泊まろう3

　最近、東京地方は気温が高くてもカラっとしていて、日中も過ごしやすいですネ。我が家では窓を開けているとそれだけで涼しく過ごせて、ここ２～３日はエアコンを使っていません(^o^)／　何だか懐かしい夏です。
もちろん夜も熱帯夜とはほど遠く、明け方は寒いくらい。前回の「田舎に泊まろう2」に書いた田舎の朝は、それよりも涼しい、むしろ寒いくらいの空気でしたっけ。だからお盆に田舎に行くのは、ある意味では「避暑」だったんですネ。

　閑話休題。

　昼ご飯のあとは、オジちゃんとオバちゃんはまた畑へ。バアちゃんは寝転がってＴＶを見ている‥‥と思ったら、目をつぶっています。つまらない奥様劇場のドラマだったのでＴＶのスイッチを消すと、「何スンダベ、今見デヤんのに！」とバアちゃん。え？　だって、目、つぶってたじゃん！　「おばんツァン、今、寝てたイッチャ！」私もいっぱしに宮城訛りで応戦。ここでバアちゃんとひと喧嘩して、私も縁側で昼寝。でも、ハエが脚や腕にとまってくすぐったい‥‥。

‥‥と思っていたら、やっぱり少し眠ってしまったみたい。起きてからＹちゃん（従兄）と、向かいのガソリンスタンドへ。ここの自動販売機で、瓶のコカコーラをラッパ飲み。炭酸が喉にしみて涙が‥‥。でもラッパ飲みって、大人っぽくてカッコいい！(^o^)

　帰ってから、庭のケイトウにとまっているトンボ採り。赤トンボも何匹かいますが、お目当てはシオカラトンボ。ムギワラトンボはシオカラトンボのメスだって知ってますか？
　大きめのシオカラトンボを捕まえて、前羽と後ろ羽の間に凧糸を結び付けて飛ばして遊びます。前に、糸を結んでいる途中で頭がポロっと取れたことがありましたが、その時は焦りました～。でもトンボって、頭が取れても死なないんですネ。そのまま飛んで逃げたのにはビックリ！＼(◎o◎)／！
　Ｙちゃんとカブトムシの話をしていて、夜になるとガソリンスタンドの外灯に虫が集まって来て、その中にはカブトムシが混じっていることがある、ということを聞きました。そして、今夜、夜にガソリンスタンドに行ってみようということになりました。

　日暮れ近くになってオジちゃん、オバちゃんが帰って来ました。今夜はカツオの刺身です。宮城の人はカツオの刺身をよく食べるんだなぁ。

　夜はお風呂に入ってから、カキ氷を食べました。田舎は冷蔵庫が大きくて、カキ氷用の氷がいっぱい作れるんだ！　あれ？　スイカは今日は食べないの？

　Ｙちゃんの部屋で寝るんだけれど、今夜はガソリンスタンドにカブトムシが来ているか見に行くことになってるので、ドキドキ！　オジちゃんもオバちゃんも寝てしまって、従姉のＴちゃんだけが起きているみたい。私とＹちゃんは茶の間の出入り口を出て、ガソリンスタンドに向かいました。
　ガソリンスタンドの外灯は、１個だけでモノスゴク明る～い。その近くを蛾やヨコバイなんかがたくさん飛んでいます。地面を見てみると、カナブンに混じって‥‥いました！　カブトムシのメスが‥‥。ん～、今夜はメスが１匹だけかぁ‥‥。


　翌日の朝は早起きでした。朝に墓参りに行きます。母の実家は神道なので、お墓で拍手（かしわで）を打つんです。私が幼稚園児の頃に死んだジイちゃんもここにいます。私の記憶ではジイちゃんは土葬でした。
　ここのお墓には楽しみが２つあります。１つは、この墓場には大きな池があり、そこで大きな声で鳴いているウシガエル。毎年ここでこの声を聞くのが楽しみです。そしてもう１つが「カラカサバンバ」。「カラカサバンバ（からかさ婆さん）」と呼ばれているおバアさん（なぜそう呼ばれているのかは知りません‥‥）がやっている雑貨・お花屋さんが墓場の入り口にあり、この店では夏の間は花火を売っています。バラでいろいろ選ぶことができ、吹き上げ花火は「ドラゴン」以外にもいくつか種類があります。「大地花開」とかいう新しいものもあったりして、どれにしようか迷うなぁ～。手持ちじゃないヤツでド派手にやろう！　母もいないし(^_-)-☆

　帰って来ると朝食の支度がしてありました。田舎ではお盆にだんごや餅を食べます。宮城で夏の餅といえば‥‥ずんだ餅！　これを食べると「お盆」という感じがします。ホヤ貝の入ったお雑煮は苦手なので、私はこのずんだ餅ばかりを、朝っぱらから６個も食べてしまいました‥‥。


　さて、今日はこの辺で‥‥(^o^)／