今日は、8/12(木)の記録.
図で示すところの黄色のルート.
北穂高小屋の朝食.
朝食の後、身軽に昨日の夕方に続いて、ちょと北穂岳山頂へ朝日を拝みに.小屋からチョロチョロっと上がれば山頂なのよ.
朝日.
奥穂岳(右)、前穂岳(左).モルゲンロート.
引っこ抜いてパチリ.引っこ抜いていいようになってるのよ.
ホント、すごいところにあるテント場だ.
崖にへばりついている.
上の写真からちょっと涸沢岳方向(右)を向くと、こんなトップ ↓ おおっ!ヒトが歩いてるゼ!命知らずなヒトが.
オラも、ここ歩いて、涸沢岳経由で奥穂へ行くかな?
富士山方面.つまり南東方面.
ちょっと一旦小屋へ戻って準備を.
ゲル君のモルゲンロート(^O^).
6時半.
□枠を拡大すると ↓
おぉぉ~っ!歩いてる( Д ) ⊙ ⊙ !!
“大キレット!!!”
写真の見た目以上に怖いんだぞー!ここ!
岩稜の左右は、ほぼほぼ垂直に切れ落ちてるんだぞぉっ! そのように体感するのだぞ!
おぉっ~、怖い、怖い、怖い!
俺の人生でここに足を踏み入れることはないだろう.ん?
オレは、強い意志で来た道を降りる!(^^ゞ
それが安全(^_^;)
実は、さっき岩がオーバーハングしてて、そこに右の太ももをぶつけて、えらいダメージになっチョる.
昨日の股関節の疲労もまだ残っているし、おまけに太ももまで…(; ;)
こんなんで、絶対涸沢岳ルートなんて行けるわけない.
「ナイス、勇気ある撤退」だったぞ!
ヘリコプターじゃぁ.
ヘリコプター2.真ん中の黒いポッチ.
「ヘリコプターがいると無性に写真が撮りたくなる」、アルアル.
それにしても良い天気.
左が前穂高岳.右が奥穂高岳(厳密には奥穂高岳はもっと右なのだが、まぁイメージはこんな感じ).
その間が、明日歩く予定?の“吊り尾根”.
いつか歩いてみたい、と3年前、涸沢カールでUターンした時に見上げた、あの“吊り尾根”.
上高地から見上げる、威風堂々とした穂高連峰の、あの“吊り尾根”.
そう、よく滑落事故が起きるところ.
ここにヘリが飛んでると、つい「誰か落ちたのか」と、見てマウ(^^;
それにしても、“吊り尾根”の稜線を歩いているヒトが見えんなぁ.
ここはやや幅のある稜線の真上を歩くんじゃないんかいなぁ?「夢の稜線歩き」、じゃないのか?
↑
この情報不足の“脳天気”が、明日の悲劇を生むことになる.
涸沢への下り時に、休憩して上を見上げている、の図.
空が真っ青!宇宙が近い感じがする.
水平方向.
登りで休んでいたパーティが、出発の図.バンバレよぉ!
なんつって….昨日半ベソかきながら登ったこのオレが…(^^;
食料を小屋に運ぶ、“お仕事中のヘリコプター”.
痛む太もも、疲れてる股関節に鞭打って下る、下る.
で、
“涸沢小屋” 到着~く!
このとき、9時半.
テント場の向こうにある建物が、昨日休憩した“涸沢ヒュッテ”なのだ.
白いのはもちろん氷河.
この氷河の浸食によって、このUの字の谷、そう、“カール” が作られるのだよ(エッヘン)
「あれが今から登る…?、登れるか…?、“奥穂高岳”かぁ.改めてみると、でっかいなぁ」
ビールを飲んで、股関節とモモが回復するか見極めるぜ.
3杯飲んじゃったゼェ!
げっ( Д ) ⊙ ⊙ !!、高ケー!
まぁ、ヘリコプター代だな.
よしっ!登る!
ザイテングラート(Zaiten glad; やせ尾根+支稜線)というルートを歩く.これが奥穂高岳への表参道.
ふたたび涸沢の天場が小さくなっていく.
でかい!
□枠を拡大 ↓
ヒトが歩いてるっ( Д ) ⊙ ⊙ !!
まぁ、そりゃそうだ(^.^)
涸沢ヒュッテ.
荷を運ぶヘリコプターがいる.
またヘリコプター(^^;
休憩.さっきの400円の爽健美茶.
どんどん高度を上げていく.
画面右に岩場が.
ここからまた岩稜帯(ザイテングラート)登攀が始まる.足が…(; ;).
今からまた延々と続くザイテングラート.
と、その前に休憩~い(^.^)
美しい.夏の穂高満喫!
さぁっ!行くべっ! どっこいしょっ!
小さな“っ”を入れ気合感!
画面上方、中央右寄りに見える簡易電柱?アンテナ?が目指す“奥穂高山荘”…、らしい.
延々と岩を登る.
おぉーっ!、見えたぁっ!
ガスが、ガスがぁ.
おおーっ!これが雑誌で見ていた“奥穂高山荘”かぁっ!!!
素晴らしい!Wonderful!
因みに、奥に見えるピラミッドは奥穂高岳そのものではない.これを超えて更に登ったところが奥穂高岳なのだよぉン.
“涸沢小屋”出発は10時だったから、3時間20分.
ま、疲れた体からすれば上出来っ!
いくぜっ!いくぜっー!一杯行くぜっ!!!
奥穂にカンパ~いっ!
ぷっは~っ!美味いっ!
この時間に小屋に着けたら、夕食まで沢山時間があって、疲れもとれるし、のんびりできる.
このテラスが粋だ.
左のお兄さんと登山談義.黒い服、黒いザック.カッコいいけど、蜂に刺されるぜ(^O^)
靴を脱いでくつろげる.横になって疲れをとる.
おぉ、降りてくるヒトだ.
小屋の中はこんな感じ.
大きな小屋だ.良い小屋だ.
夕食をたらふく食って.
夜は意外とヒトが少なく、一人1枚の布団が確保できて、けっこう快適だった(^.^)
いよいよ明日は奥穂高岳登頂だぁ!
じゃまた(^0^)/~~.
3/3に続く.