Le cheval noir

全然更新できてない…orz

“You'll never walk alone”(4月22日東京9R)

2007年04月23日 23時15分42秒 | horse racing in Japan
どうしても触れておかなくてはと思い、今日と明日の2度ルメさん絡み以外で初めて関東での競馬について書きます。

まずは東京の9R金剛山特別について。

このレースの勝ち馬はリヴァプールです。
皆さんは「リヴァプール」と聞いて何を思い浮かべますか?
リヴァプールとはもともとイングランド北西部、マージーサイド州にある都市の名前です。
“海港商業都市リヴァプール”として世界文化遺産として登録されている歴史ある街で、あのビートルズの出身地でもあります。
ですが、私にとっての“リヴァプール”はそれだけではありません。
海外のサッカーをご覧にならない方はご存知ないかもしれませんが、この都市にはLiverpool Football Club(LFC)というサッカーのクラブチームがあります。
私は以前からこのチームの大ファンで、試合は見れないけれど(スカパーで有料なので)いつもネットで結果を調べたり動画をチェックしたりしています。
事実は小説、マンガよりも奇なり。少年ジャンプも裸足で逃げ出すような劇的な展開で何度も重要な試合を勝ちタイトルを獲得してきたこのFC。
今でも前半に入れられた3-0のビハインドに後半で追いつき延長戦でボロボロになっても走り続け、PKで勝利した2004-2005UEFAチャンピオンズリーグ決勝での感動が忘れられません。
(どんな試合だったのか詳しく知りたい方は「イスタンブールの奇跡」で検索してみて下さいねv)
選手の力では相手の方が有利だと思われていたあの試合。大切なのは純粋な能力だけではない、もっと大事なものがある、奇跡は起こるものでなく、自らの手で起こすものだと強く感じました。

そんな大好きなFCと同じ名前を持つ馬のリヴァプール。私が応援しないはずがありません。
最初はなんとなく男の子だと思っていたので女の子だと知った時は少し意外に思いました。
2歳の時は2連勝後ファンタジーSで3着したりとなかなかの成績を残しましたがその後はずっと勝てずに2年以上が過ぎていました。今年の3月17日の中京金山特別で久々の勝利。
そして今回のレースも人気はありませんでしたがこれで2連勝となりました。

逃げるアフリカンビートを直線でジリジリ伸びて捕らえ、追い込んでくる他の馬達の追撃を交わしきりゴール!エスコート役は内田博幸騎手。topの写真は4月8日阪神での内田さんです。リヴァプール自身は残念ながら一度も生で見たことがないので…(涙)
レース結果を知った時、どんなに東京にいたかったことか…(悔)

彼女が頑張ってレースに勝てたのは内田さんだけでなく、前走まで何戦か手綱を取った北村友一騎手をはじめとする騎手の皆さん、田島調教師、厩舎のスタッフさん達の努力あってのものだと思います。
あと非力ながらサポーター(たとえば私)の応援も少しは追い風になったでしょうか?
そんなMiss Liverpoolにこの歌を。

“You'll never walk alone”

この歌はLFCの応援歌でいつも試合前などでサポーター達が大合唱している曲です。そうそう、中村俊輔選手の所属するセルティックの応援歌でもありました(MVPおめでとうございます!!!)

 「嵐のなかを歩いて行く時は
  まっすぐ前を向いて行こう
  暗闇を恐れないで  
  嵐が過ぎれば青空が広がり
  ヒバリの美しい歌声が聞こえてくるはずだから
  風のなかを雨のなかを歩いて行こう
  たとえ夢が吹飛ばされたって
  行こう、行こう、希望を胸に
  君はけっして一人ではないのだから」

馬なので「歩いて」というよりかは「走って」ですが…(苦笑)
そう、どんなに能力があっても人も馬も一人では何も出来ません。
まわりの助けがあってこそ。力を合わせて取り組むからこそ結果が出る。
そして周りの誰かが見ていてくれるから、応援してくれているからこそ人は頑張れると思うのです。
なんだか競馬もサッカーもなんでも、根本の大事な部分は変わらないんじゃないかと思えてきました。

彼女はもう5歳です。女の子ということもあり、この後何年も現役に残るとは考え難いですが残りの競走馬としての馬生を悔いのないよう、また怪我のないように精一杯頑張って欲しいです。

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昨日のアクセス数がものすごくてビックリしました。
もしかして国外で引っかかった…?

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