Le cheval noir

全然更新できてない…orz

かたよった北海道レポ~旭山動物園編~

2007年08月09日 19時06分32秒 | その他(競馬外)
北海道旅行の一日目は旭山動物園へ。
ここは少し変わった「行動展示」で有名になり、先月も全国1位の入園者数を記録した観光名所の一つです。

最初に向かったのは「ぺんぎん館」。
ここにはペンギンが泳ぐ姿を水中から見れる「水中トンネル」があります。


私が行ったときは写真の子しか泳いでなくて残念でしたが…

また、2階には屋内放飼場があり外と繋がっていて自由に出入りすることが出来ます。


お客さん達に愛想をふりまくぺんぎんさん達。
ガラスの前を右に左にウロウロする姿はたまりませんv


こんなアップの写真も撮れます
(フンボルトペンギン)


次に向かったのは「あざらし館」。
さっきの「ぺんぎん館」もそうだったのですが凄い人でした!


あの有名な「マリンウェイ」を通過中のあざらし君。
なんとなく時事前のイメージではこのチューブ通りぬけは「1日に数回しか見れない」んだと勝手に思っていたのですが、「1~2分に1回」というかなりの頻度でこの行動を見れるということが解りました。


次は「ほっきょくぐま館」へ。
建物の内外からシロクマの様子が観察できるようになっているのですが注目は「シールズアイ」。アザラシ目線でシロクマを見てみよう!というコンセプトらしいのですがまさかの20分待ち。
そんな時間はないわ~ということで泣く泣く諦め、代わりにその「シールズアイ」体験中の人々を写真に収めました。


20分待った結果がコレでは浮かばれません…
運が良ければ超近距離でシロクマを見ることが出来るのでしょうが…


旭山動物園の特徴の一つに「手書きの動物説明文」というのがあります。
ほとんどが(おそらく)飼育員さん達が直接ペンやペンキでボードに書き込んだもので、無機質な字体のまるで図鑑を読んでいるような説明文よりも、どんなに文章が長くても「読んでみようかな?」という気にさせるのが特徴。
さらに動物の個体名を特徴とともに書いてあるのも嬉しいです。その動物の種類しか書いていない動物園は少なくないと思うので…


たとえばこんな感じ。


こんな面白いものも。クリックでいじけている当事者の姿が確認できます(笑)

近くにはこんな看板が。
「オランウータンもいいけれど
北海道という身近な場所に住んでいる
エゾシカもいいですよ」
(文章は雰囲気です。近くにオラン~の館があるので)
モチロン手書きです。その文章につられるように隅のほうの「エゾシカ舎」へ。
人はそう多くはありませんでしたが丁度モグモグタイムでシカ達はご飯の真っ最中。


むしゃむしゃ。

上のトナカイのうららちゃんと同じように全部のシカ達の写真付きプロフィールが張ってありました。
近くに居たお客さんの
「鶴ヶ丘(シカの名前)って今どこにいますか~?」
という質問にも
「今はその隅の右にいますよ!他にもなにか聞きたい事があれば気軽に質問して下さいねv」
と即答。
う~ん、素敵です。
他の場所の飼育員さんもとても気さくな方ばかりでした。


「おらんうーたん舎」です。
雨さえ降っていなければ元気に空中散歩を楽しむオランウータンが見れたかもしれませんがあいにくの雨。


私達だって濡れるのイヤですから!Byリアン

次は「さる山」へ。
サル山といえば、臭くてサル達がじっとしているだけ…というイメージが強かったのですが、ここのサルは違います。




みんな元気元気!
じっとしている子なんていません!

この「さる山」にはエサを探させるためにさまざまな工夫がされていて、その内の一つが「床にチップを敷き、その中にエサを隠す」というものです。


発掘作業中。
さらにこのチップ、とってもいい木の香りがするんです。
これのおかげでサル山も消臭。

こんなに見ていて楽しいサル山は初めてでした。


次はもうじゅう館へ。
ここには空中にせり出したオリがあり、アムールヒョウとユキヒョウを一味違った角度から眺めることが出来ます。


ナナメ下から見たアムールヒョウ。

またガラス越しではありますがこんなに近くからアムールトラを見ることが出来ます。


がお~

私的には今回の旅の中で1、2を争うイイ写真だと思っていますv


総括。
やっぱりこの動物園は凄いです。
パンダやコアラ等の珍しい動物はいないし敷地も特に広いわけではないけれど、一つ一つの展示にものすごく力をいれているのがひしひしと感じられます。
温かみのある手作りの説明文等からも飼育員さん達の動物達への愛情が伝わってきました。
今回紹介し切れなかった素敵な動物達がここにはたくさんいます。
一度行ってみて絶対に損はしないと思います。
HPもとても見ごたえがあるのでまずそこから…


最後にちょっと苦言。
お客さん達の中には「フラッシュをたかないで下さい」と書いてあるのにもかかわらずバンバン撮るマナー違反を平気でする人が沢山いました。
注意書きはそこかしこにあるというのに。
私は競馬場に通っているおかげで「動物に対してカメラのフラッシュはたかない」というのが常識の中の常識として身に染み付いているのですが…
そうでなくてもちょっと考えればわかりそうなことなのに。
自分さえよければいいと思っていませんか?
人間にとってはちょっとしたことでも、動物達にとっては大きなストレスになりかねないのです。
そのことを忘れないで下さい。