西伊豆(宇久須)だより

山・海そして里が広がる西伊豆町。都会の喧噪を離れて、一緒に豊かな自然、健やかな社会とは何か、探っていきませんか?

GEN関東ブランチ宇久須合宿第2日

2012-05-14 23:59:38 | 日記

 2日目も快晴でした。
 シェフは橋谷さんに交代し、橋谷流スクランブルエッグのお披露目がありました。



 卵の白味を先に熱し、それから卵黄を加えると、白味と卵黄の固まり具合がよろしいのだそうです。
 おかげさまで、ホテルのバイキングにも匹敵する朝食となりました。



 午前9時からスローライフ部会の第1休耕田でヤーコンの作付けです。
 スローライフ部会部会長の浅賀石根さんのあいさつのあと、まず、刈り取りの終わった畑の畝起こしを行いました。1.5メートル幅、高さ40センチの高さに畝をたてます。





 昨年は藤原さんが800鉢のヤーコン苗を作られたそうですが、今年は、前年できたヤーコンの塊茎が残してあったので、それを分割して苗としました。80センチ間隔で植えていきます。静岡新聞の記者も取材に来ていました。




 ヤーコンの塊茎が残してあった畑も苗の分割が終わったら、完熟牛糞と炭をまき、耕耘機で鋤き込みます。



 手がすいた時間に薪割り。材木は一昨年の秋、間伐材の処理をしたとき輪切りにして皮をむいて乾燥させたものですので、乾燥度は十分、ツボにはまればスカッと割れたはずでしたが、成果はいかがだったでしょうか。

 


 鋤きこみが終わった畑を全員でまた畝だてし、ヤーコンを植えました。数が多いと言うことは偉大なことで、約8アールの畑を耕し植え付けするのに2時間とかかりませんでした。




 無煙炭化器は何回も使っているうちに変形してしまったそうで、茂木製作所に修理を頼んだら、無料でまわりにワッカをつけて補強して修理してくれたそうです。

 無煙炭化器は円錐を輪切りにしたような形で、幅が狭い方を地面に密着させ、底から空気が入り込まないように土などでまわりを固めておきます。
 まず、新聞紙や段ボールなど燃えやすいものを放り込み、着火したら、こぶりの廃材を入れます。炎があがってきたら、ボンボン大きい木を放り込みます。






 あとは放っておいてもボンボン火が燃えていきます。あまり長く燃やすと全部灰になってしまいますので、炭化が終わった頃を見計らって、水をかけるか土をかぶせて消火します。

 お昼は手作り味噌の会の皆さんが丹精込めてつくって下さった「猪のモツ鍋」「猪のぶつ切りの焼き肉」「おにぎり」の豪華な組み合わせで、都会では味わえない珍味をこころゆくまで堪能しました。





 午後は、自由行動で山班は桜井先生の解説付きで三滝散策コース、海班は突堤で魚釣りということになりました。
 三滝は一の滝は通じる道が崩壊して通行禁止でしたが、二の滝は高さが20メートルくらいあり、水量もおおく、海岸からこんなに近いところでこんなうっそうとした森、水量のある滝があることに驚きでした。


 海班は藤原さんのご厚意で「さびき釣り」用の竿を4本用意していただき、東海工業先の突堤で釣りに挑戦しました。初参加の奥貫悠樹君(小2)は、釣りは生まれて初めてだそうで、はじめはおっかなびっくりでしたが、あっという間に1匹つりあげると大ごきげんで、3時間あまりの間に20匹近くをつりあげました。
 小さいのが多かったのですが、なかには15センチほどのメバルもかかり、本格的な竿を用意すれば、かなりの成果があがるのではないかと思われました。
 この朝、藤原さんの息子さんはなんと、57センチのスズキをつり上げたそうです。お宅で見せていただきましたが、それは本当に大きくてびっくりしました。ここでは突堤の釣りには別に制限はなく、ギョギョーケンなどといううるさいことはいわれることなく、誰でも釣りをしていいのだそうです。




 大小あわせて(大半が小ですが)68匹の釣果があり、これをどう処分したものかと思いましたが、大澤夫人と岡田さんが、小さいやつは頭と内臓を除いて唐揚げに、中くらいは南蛮漬けに、メバルは煮付けにと見事にさばいていただき、翌朝のおかずとなりました。

 夜は「かねじょう」でおなかいっぱい新鮮な魚介類をいただき、大満足で宿舎に引き揚げました。




 宿舎では、実は一騒動もちあがりまして。岡田さんが入浴中、急にお湯が出なくなったのです。プロパンのメーターを見ると「微少漏れ」というアラームが。リセットしてもまたアラームが出ます。美谷島さんは「揺すってみるとチャッポン、チャッポン音がするからまだ燃料は残っているはずだ」。石油開発の権威の方がおっしゃることですので、そうかと納得。結局、岡田さんは冷たいお風呂で我慢したのでした。この段階では、原因は不明です。(A)






GEN関東ブランチ宇久須合宿第1日

2012-05-14 21:37:16 | 日記
 GEN関東ブランチの5月の宇久須合宿が11~13日、宇久須宿舎で行われ、盛会のうちに無事終了しました。


 今回は、元東海工業宇久須事務所長宅をお借りしての2年目の試みでした。当初は応募が悪く心配しましたが、初日は13人、2日目は16人の参加となり、まずまずの参加数となりました。

 半年ぶりの宿舎でしたが、藤原さんとお掃除隊のおかげでちゃんと掃除がされており、きれいになっておりました。私は午後2時過ぎに到着したのですが、一番乗り。すぐに大澤さんのキャンピングカーで大澤さん、美谷島さん、橋谷さんが到着しました。土肥で買い物をしてこられたみたい。

 本日の夕食のシェフは美谷島番頭がかってでて、「まだ3回目なんだよな」とかぼやきながら、堂に入った手さばきぶり。


大澤夫妻、橋谷さんも応援にはいり、藤原農園からいただいた、レタス、トマト、エシャロット、さやえんどうなど新鮮な野菜も加わって、とても豪華な夕食となりました。


 午後7時から防災センターで、桜井先生をアドバイザーにした「西伊豆の山を知る懇談会」を開きました。



 西伊豆全地区にお知らせの回覧板を回したそうで宇久須の財産区メンバーをはじめ、町役場からも取材に来て、約40人が集まりました。



 この様子は藤原さんの宇久須スローライフブログに掲載されているので、ぜひごらん下さい。

宇久須スローライフ部会BLOG:http://ugusu-slowlife.blogspot.com

 藤原さんはFacebookもはじめたそうで、こちらの方も(http://www.facebook.com/ugusu.fuziwara)どうぞ。

 はじめは自由に意見交換してもらい、桜井先生が適宜コメントを加える方式にしようということでしたが、なかなかそうもいきませんでしたが、問題点はかなり明らかになり、それを打開する方向性もいろいろ話されました(この記録はそのうちブログにアップします)。

 懇談会終了後は、宇久須宿舎で懇親会を行い、地元の方もまじえ、お酒のなくなるまで、懇談が続きました。美谷島さんは地元の元番長という方ににえらく気に入られ、友好裡のうちに懇親会も終了しました。
 さらにお酒を買い足して雑談がつづき、午前零時をすぎてしまったので、翌日の作業時にもまだ多少お酒が残っていた人がいたようでした。(A)