西伊豆(宇久須)だより

山・海そして里が広がる西伊豆町。都会の喧噪を離れて、一緒に豊かな自然、健やかな社会とは何か、探っていきませんか?

落花生と根粒菌

2017-11-13 00:15:05 | 日記
 まだ葉が緑色で収穫に早いと思いましたが,落花生を試し掘りをしました。根には根粒がビッシリと付いていました。この畑は一度も土壌消毒や消毒、化学肥料も施用していません。炭は3年ほど前に入れて,その後は入れていません。多分,根粒菌や菌根菌の住みやすい土壌のおかげだと思います。
 土壌微生物の日本の権威である小川眞先生にこのような写真をお見せしたら「こんだけ根粒がつくことはVA菌根菌も着いているはずです。VA菌根菌は不可給態のリン酸を宿主に与えるから,美味しくなるはずですよ」と言って頂きました。







11月11日の富士山

2017-11-11 23:53:08 | 日記
「また富士山ですか?」と言われそうな感じがします。西伊豆町は国民創生会議でも静岡県でも消滅する可能性が第1か第2位の自治体です。でも山や川などの豊かな自然と畑と富士山の眺望があります。通勤の車窓からシンメトリーな駿河湾越しの富士山が望めます。
 昨日は教員として15年間勤務し、非常勤講師として9年間勤務している学校の文化祭でした。1年部でバイオで栽培した焼き芋を無料で提供しておすそ分けをしています。明け方の雷雨と強風が気になってボランティアで行きました。
 行く途中は富士山は雲の中でした。終了後、自宅へ向かう途中と忘れ物を取りに戻り帰る途中富士山がきれいに見ることができました。富士山の眺望のおすそ分けです。









旧依田邸の「大人のくらぶ活動」

2017-11-06 23:27:28 | 日記
 裂き織り部 作品発表会に行ってきました。
 松崎から下田に向かう「婆娑羅峠」への道。道の駅「三聖園」を少し下田方面に行くと小さな三叉路があります。その三叉路を北(左)に折れて橋を渡り,少し走ると「旧依田邸」があります。幕末から明治にかけて松崎町が生んだ3人の聖人。土屋三余、依田佐二平、依田勉三のの3人の聖人相棒。私が旅をした範囲内で考えると西は萩の松下村塾、東が松崎の土屋三余塾と言った印象があります。
 旧依田邸は築350年から幕末にかけての古い建造物が並んでいます。昔は「大沢温泉ホテル」として賑わっていましたが、経営的に行き詰まり現在はNPOの持ち物。その古い倉などで「大人のくらぶ活動」が行われております。SNS仲間の松本さんのタイムラインに「裂き織り」のポスターがあり、前々から興味を持っていた妻に紹介したら翌日には電話で申し込みをして通っていました。旧依田邸の雰囲気にマッチした展覧会でした。











西伊豆町宇久須 柴「出崎神社」猿っ子

2017-11-03 23:40:56 | 日記
 毎年11月3日に伊豆各地で集落の神社の例祭が行われます。宇久須の柴地区でも出崎神社という神社があり。「お船唄」と呼ばれる唄と「猿っ子」が奉納されます。そのほかの集落では「三番叟」が奉納される地区が多いみたいです。
 猿っ子にはいろいろな言い伝えがありますが,静岡県の東部の伝統芸能展に出演したときに,武蔵美大の教授が「江戸時代の参勤交代の時に,阿波藩の殿様の乗った船の舳先で赤い衣装を着た赤い衣装を着た男が逆立ちで踊っていたと言うのが起源である」と言っていました。
 今では猿踊りが子ども会に引き継がれ,40年ほど前から奉納されています。猿っ子太鼓と赤い衣装を着た男子が踊ります。踊りは「立ち踊り」「扇踊り」「鯨つき」「逆立ち踊り」の4部から構成されます。
 圧巻は逆立ち踊りで、三点倒立で逆立ちし足で踊ります。