西伊豆(宇久須)だより

山・海そして里が広がる西伊豆町。都会の喧噪を離れて、一緒に豊かな自然、健やかな社会とは何か、探っていきませんか?

第2回黄金崎の松・再生プロジェクト(その13) 午後の作業

2015-02-28 22:55:01 | 日記
 昼食時、IVUSAの学生さんから「午前中で予定していた範囲が終わりましたので、午後はもっとしたまで砂御して良いですか?」と申し出がありました。
 願っても無いこと。炭と胞子液はたっぷりありましたが、熔性燐肥が無くなったとのこと。あわててまちづくり協議会でストックしてある熔性燐肥を取りに戻りました。
 作業中「まるまるさんの声が聞きたいな」と声がかかると大きな若者の声が聞こえてきます。みんなで声を掛け合いながら「もっともっと!!」と大きな声が響きました。最終的に、下の駐車場まで手当が出来ました。

 




























第2回黄金崎の松・再生プロジェクト(その12) 本番の昼食

2015-02-28 22:51:24 | 日記
 第2回黄金崎の松・再生プロジェクトも、午前中の作業で、手当を予定していた松の手当が終了しました。昨年は半径1m程しか表土をはぐことが許可されませんでしたが、今年は半径2m、しかもたこつぼやトレンチの数も倍。4倍以上と考え、マークしていましたがIVUSAの学生さんのパワーはすごい!!お昼ご飯になりました。まちづくり協議会の女性部が私が休耕田に栽培した、万次郎カボチャとポアロカボチャを使って、腕によりをかけてパンプキンスープを作って下さいました。昼食にとおいなりさんも握って下さいました。さらに加えて、やはり第1再生休耕田で栽培したヤーコンのきんぴら、小麦粉まんじゅうまで作って下さいました。これも遠くから来て下さる学生さんへのおもてなしです。
 コレクションガーデンの芝生広場にはんごと座ってお昼ご飯を食べました。そこに行かない協議会員に「一緒に食べましょう」とIVUSAの女性の学生さんが誘いに来て下さり、照れながら行った人もいました。
































第2回黄金崎の松・再生プロジェクト(その11) 午前中の作業

2015-02-28 22:47:35 | 日記
 松は先駆植物。腐植が土壌表面に溜まると菌根菌の働きが弱り、松が弱って来ます。長年管理されていない黄金崎は松葉や腐葉土、刈られた紫陽花などが溜まり、いつ松枯れ病がおきてもおかしくない状態でした。
 まちづくり協議会で判断して手当てする松にあらかじめ緑色のテープを巻いておきました。その松の半径2mほどの腐植や松葉を掻き、繁殖したツワブキを除去し、トレンチを6~8ヶ所掘り、松の根を整理します。そのに昨日焼いた炭を入れ、熔性燐肥を少量施してから、菌根菌(今年はテングダケ)の胞子液をかけて、清潔な川砂でカバーしました。
 急斜面や、石混じりの土などが多く、学生さんは最初は苦労しましたが、午前中に予定した松の手当をほぼ終了しました。


























第2回黄金崎の松・再生プロジェクト(その10) 大田子海岸の清掃

2015-02-27 13:19:25 | 日記
 IVUSAの1班は田子まちづくり協議会の要請で、大田子海岸の清掃に取り組みました。ここには夕陽を見る施設のサンセットデッキがあります。お彼岸の頃に夕陽を見る催しが行われます。その催しを前に海岸清掃を行いました。大田子地区からも8名の自治会員が出て、ゴミの搬出をして下さいました。
 私が行ったときにはそれが終わったあとの記念撮影の時でした。トビが沢山群れていました。
 午後は「西伊豆しおかつお研究会」の方に、宇久須浜公民館で郷土料理の講義や「しおかつおうどん」の実習が行われたそうです。













第2回黄金崎の松・再生プロジェクト(その9) 第1再生休耕田で炭焼き

2015-02-27 13:11:44 | 日記
 IVUSAから「黄金崎の駐車場で炭焼きをしたい」との要望がありましたが薪の量から判断し、2ヶ所での炭焼きを行いました。西伊豆町の炭焼き基地の第1再生休耕田。無煙炭化器M100を4器用意し、炭を焼き黄金崎に運んでもらいました。3時頃には千年の森のメンバーも合流し、ナノハナの除草をして下さいました。
 手動式油圧薪割り機、ヨキ、くさびとハンマーで薪割りをして、炭にしました。




















第2回黄金崎の松・再生プロジェクト(その8)

2015-02-26 23:29:22 | 日記
 2月20日の活動は4ヶ所で行われました。メインは黄金崎の松林の林床の片付けと翌日に備えての炭づくりです。炭は昨年の経験から約500㎏必要だと計算しました。黄金埼の下の駐車場に無煙炭化器M100を4器設置し、前日に集めた枯れ枝を主に、炭焼きを行いました。
 1器につき、1回で約20㎏、4器で80㎏。4回燃すと320㎏のバイオ炭が作られます。炭化率を80%と計算すると約250㎏の炭素を固定できる計算になります。そのバイオ炭を松の根元に埋めて手当てすると、松も樹勢を回復しますし、二酸化炭素の固定、貯留につながります。我々のプロジェクトのねらいもそこにあります。



































第2回黄金崎の松・再生プロジェクト(その7) ツワブキの移植

2015-02-25 21:14:54 | 日記
 ツワブキは西伊豆町の花です。松の葉が減り、日が差すようになって猛烈に増えました。ここ2~3年のことです。昨年は町の方から、出来るだけツワブキを傷つけないで欲しいとの要請があり、半径1m程度に遠慮しました。今年は町も少し変わり、コレクションガーデンに移植すれば、松林はツワブキを抜いてかまわないとのことでしたので、IVUSAの学生さんに移植を御願いしました。土が痩せているために実生で増えないと言ったら、観光商工課で牛ふん堆肥も用意してくれました。日曜日から雨が降りましたので、丁度良いタイミングでした。









第2回黄金崎の松・再生プロジェクト(その6) 炭の材料集め

2015-02-23 18:39:55 | 日記
 松の手当にはバイオ炭が不可欠です。そのため林床整備も兼ねて、松の枯れ枝を下の駐車場に集めました。GENの高見事務局長には前日に農具の運搬をお手伝い頂き、会員も大阪から駆けつけてくださり、110名くらいで作業をしました。ものすごい量の薪が集まりました。
































第2回黄金崎の松・再生プロジェクト(その5)IVUSA到着

2015-02-23 18:36:57 | 日記
 NPO「国際ボランティア学生協会(IVUSA)の若者100名以上がクリスタルパークに到着し、徒歩で柴区公民館に到着しました。懐かしい顔も見えます。
 GEN顧問の小川眞先生が残していったプレゼンに宇久須流のアレンジをして作成したプレゼンで「松の手当法」を説明しました。菌根菌・バイオ炭などはじめて聞く言葉だった見たいです。そのあと黄金崎海岸に移動しました。




















第2回黄金崎の松・再生プロジェクト(その4)

2015-02-23 18:34:36 | 日記
 2月18日に、勤務先から無煙炭化器とジョレン、三角ホーねじり鎌を借用し、黄金崎の下の駐車場に置いてきました。IVUSAの先発隊が19日の午前9時頃到着しましたので、各自主防災会の農具を借用し、運び作業の準備をしました。各区とも非常に協力的になりました。西伊豆町が少しずつ動き始めたような感じがします。