西伊豆(宇久須)だより

山・海そして里が広がる西伊豆町。都会の喧噪を離れて、一緒に豊かな自然、健やかな社会とは何か、探っていきませんか?

宇久須宿舎会計報告

2012-05-03 00:45:37 | 日記
2012/03/31

 平成23年3月31日、年度末ですので(本当は雨のため畑に行けなかったから)宇久須宿舎の会計報告をいたします。
 
【収入】
 宿舎利用料金         38,500円
 宿舎管理費          30,000円
【支出】
 し尿浄化槽汚泥引き抜き    13,200円
 水道料金            4,725円
 ガス代            14,676円
 雑費              4,272円
 合計             36,813円
 ※雑費は堆肥用ブルーシート、ねじり鎌、手箕、マルチ購入費です。
 差引残高 31,627円です。領収書はそろっておりますので、合宿の時、ご覧下さい。
 黄金崎のサクラは5分咲きです。明日は桜祭りです。(F)


宇久須宿舎の継続借用決定

2012-05-03 00:44:43 | 日記
2012/03/28

 昨年に引き続き、西伊豆町宇久須で宿舎をお借りすることになりました。
 5月の連休に利用が可能になるように、お掃除隊を編成します。
 上田は4月27日(金)午後に宇久須に入り、宿舎を借りるための手続きを行います。
 28日(土)午後・29日(日)午前を中心に、掃除を行います。掃除が終わるまで、宿舎に泊まることは困難かと思われますので、民宿に部屋を確保します。
 参加可能の方は、4月6日(金)までに、ご連絡ください。
 5月連休には宿舎での宿泊が可能になります。ぜひ、連休の利用をお考えの方は、4月10日ごろまでにご連絡ください。
 また、宇久須合宿を5月11日(金)夕方~13日(日)14時ごろ
 のスケジュールで行います。
 内容については、近日中に連絡します。
 (U)

続・松井教授のお話で考えたこと

2012-05-03 00:41:59 | 日記
2012/03/23

 GEN20周年記念シンポジウムでの松井孝典教授の話から考え続けました。
①東京に3千万人はいらない。
 どこまでを東京と定義したかは分かりませんが、とにかく人が多すぎます。
 池袋の地下道を通り、マルイの所で地上部に上がり、立教に行くのですが「なんでこんなに人がいるのだろう」と疲れてしまいます。首都直下型の地震がおきたら壊滅的な被害が出るでしょう。
 田舎で高校までの教育を受けて、首都圏の会社や大学に進む。そこで住民税を納める。田舎は、そのためにお金を使うが戻って来ない。こうして田舎は経済的にも疲弊する。
 やがて都市部に家を建て、帰ってこない。そして老人は都市部のこどもの家に引っ越して面倒を見てもらう。このような構造を壊さない限り、地方の再生は無い。
 そのように考えています。
②大学は東京にある必要は無い。
 地方に大学が移れば、若者も地方に散っていきます。そして地域とかかわって行く。そうすれば地方も元気になる。私の近くで言えば南伊豆町に東大の?芸研究所や演習林があります。下田には筑波大の臨海試験場があります。戸田にも東大の寮があります。
 私も大学時代、新潟に住んでいました。農学部は離れた場所にありました。お店も食堂もあまりありません。ですから3食とも学食で食べていました。冬には雪がつもり外に出るのも面倒でした。その分、新聞や本を時間をかけて読みました。TVも当然ありません。FMの実験放送を聞きながら、読書三昧でした。そういう時間が学生には必要だと今では思っています。
③原発が止まれば駆動力の3割を失う。右上がりの時代は終わった。これからは右下がりの時代だ。
 本当にそう思います。駆動力のいらない生活にシフトしていく必要があります。
 実際我が家にはエアコンがありません。エアコンが無くても生活ができます。宇久須宿舎の感想にたくさん書かれています。エアコン→ファンヒーター→灯油ストーブ (熱の有効利用)→薪ストーブとシフトしていけば、停電でも怖くありません。計画停電の時は全く困りませんでした。
 南伊豆に最近、3名ほど移り住んだ人間がいます。3月中旬、2時間程度でしたが河津桜を窓越しに見ながら色々話をしました。野菜を作りながらだったら、月10万の収入があれば快適な生活を送ることができる。今までのストレスも全くない、と言っていました。そのメンバーが中心になってヤーコンを使って町おこしに動き出しています。宇久須から800株分のヤーコンの塊茎(芽)をもって行きました。
 昨日、下の畑のニラの株分けをしていました。通りかかった人が「セルリを食べる?」と言ってくれましたので頂きました。お返しにブロッコリーとカキナ(タカナの別称)をもって行ってもらいました。
 これが「おすそ分け」だとつくづく思いました。野菜が別の野菜や果物、魚に化ける。まるでワラシベ長者のような、快適な生活です。労働力のおすそ分け(結い)も あります。
 第2再生休耕田は、隣の畑の人が、トラクターで起こしてくれます。その分、麦刈りや稲刈りを手伝う。
 3月11日のヤーコン切り干し作り講習会にはヒジキを煮る窯が2台、タケノコを煮る釜が1台、学校給食で使っていた大きな鍋、そして無煙炭化器です。燃料は全て間伐材や廃材です。
 「3丁目の夕陽」ではありませんが、もう少し不便な生活を楽しめれば、原発はいらない。それがスローライフだと思いました。
 ずいぶん時間がかかりましたが、松井教授の話を私なりにまとめてみました。(F)

第2再生休耕田確保

2012-05-03 00:41:15 | 日記
2012/03/20

 第2再生休耕田は昨年と同じように確保しました。
 ヤーコンはそのままの予定ですが、サツマイモは寒さに当たって半分、堆肥化しています。次はサツマイモの半分程度サトイモにしませんか?
 土が重く(埴土)、湿気ていますのでサトイモの栽培には適しています。圃場からサトイモを収穫して芋煮というのは、いかがでしょうか?(F)





がんばれ!まちづくり協議会

2012-05-03 00:40:31 | 日記
2012/03/17

 まちづくり協議会の動きは、興味深いですね。
 ヤーコン6次産業化、東北の松の再生など、GEN関東ブランチも協力していければと思います。
 西伊豆まちづくりカレッジ(仮)構想は、西伊豆町まちづくり協議会の種を撒いた菅原さんにも伝えてあります。
 22日の全体会で、まちづくり協議会として、カレッジ構想を話題にしていただけると、次のステップに進めると思います。
 あせらず、少しずつでもGENの国内拠点の1つとして、まちづくりカレッジを育てて行きたいですね。
 (U)


平成23年度スローライフ部会活動報告

2012-05-03 00:38:37 | 日記
2011/03/16

 平成23年度の宇久須まちづくり協議会スローライフ部会の活動報告と平成24年度の計画が「まちづくり協議会」で承認され、3月22日のまちづくり協議会の全体会で報告します。そこには立教大学の菅原講師も主席予定だそうです。
 注目して頂きたいのは、24年度計画の一番下の所です。
 直接的には、非常勤講師を校長の依頼や、松崎高校の依頼を全て断り自由の翼を得た私です。まだ松の種子がありませんので、来年までは草刈りや、オーツムギを栽培してみようと考えています。
 小川眞先生からは御前崎で取り組んでいる方の所に研修に行くように指示をされました。月に1度くらいの頻度で、勉強しようと考えています。

     平成24年度の活動について
               宇久須地区まちづくり協議会(スローライフ部会)

第1再生休耕田
・全面的にヤーコンを栽培
・ヤーコン6次産業化の推進(ヤーコン茶・ヤーコンの佃煮・ヤーコンの切り干し)
・ヤーコンの販路の開拓。(生ヤーコン・6次産業化製品等)
・ヤーコン料理の講習会

第2再生休耕田
・5a 浅賀和美氏 大豆栽培のリベンジ等
・4a 藤原國雄氏 万次郎カボチャ・ポアロカボチャの栽培(マルチ麦 てまいらずの試験栽培)販路の開拓
・1a 認定NPO「緑の地球ネットワーク」が今年同様に使用。ヤーコン代金は緑化資金に寄付

第3再生休耕田
・5a NPO「ヤーコン・ネットワーク・ジャパン」がヤーコンの栽培
・5a 水はけが悪く、大雨の後は湿地状態。作目は検討中(サトイモが候補)

第5再生耕作放棄地(水はけが良く、乾燥気味の畑)
・松苗の育苗試験(大震災で失われた松原の再生のために、松ぼっくりを東北から取り寄せて,松苗の里親になるための試験。実生3年苗の育成。菌根菌の接種は小川眞教授が来訪予定)
(F)

その線で進めていきましょう

2012-05-03 00:37:25 | 日記
2012/03/16

 西伊豆町宇久須の宿舎オープンについて、4月下旬にしたらという藤原さんの提案、ぜひその線で進めていきましょう。
 お掃除隊の編成を呼びかける必要がありますね。
 藤原さんには、関東ブランチ派遣のお掃除隊の活躍の場を残すために、決して「お接待」で先に掃除などなされないようにお願いします。
 今日の夜に世話人会が予定されていたと思います。
 宇久須宿舎オープンの件、立ち上げ準備中の関西ブランチからもぜひ連休からの宇久須宿舎の利用を検討してみてください。(U)


宇久須宿舎、早めにオープンしたら?

2012-05-03 00:36:13 | 日記
2012/03/15

 1つの提案です。
 もし資金が集まって、宇久須宿舎を5月から借りる事が可能になった場合の話です。
5月から9月(あるいは10月)の借用を考えた場合、東海工業の所長さんがおっしゃってくださった言葉に甘えて、4月27日(金)か28日(土)をオープンの日に設定したらいかがでしょうか?
 4月の3連休、5月の4連休の利用が可能になります。新緑の西天城高原のハイキングには最適な季節です。そうすれば仕事を持っているヒトの利用が可能になると思うんですが…(F)

西伊豆まちづくりカレッジ(仮称)

2012-05-03 00:34:25 | 日記
2012/03/12

 西伊豆まちづくりカレッジ(仮称)を、2012年度4月からスタートさせたいと思います。
 非常におおざっぱなスケジュールですが、下記のようなことを考えています。
 初年度の12年度は、人的な基盤づくりとなります。大学やNPO、そして地元で協力していただける方をネットワークで結びます。
 昨年、西伊豆の防災センターを会場として開催した「地元学」講演会で登場していただいた立教大学ESD研究センター(→4月からESD研究所と名称変更の予定です)で、研究センター関係者の共通のフィールドとして西伊豆を取り上げるという方向が、見えてきました。
 13年度は、いくつかの分科会を作り、テーマごとに活動の企画を組み立てていきます。
 14年度は、本格的な持続的な仕組みづくりを目指します。
(U)

磯焼け対策

2012-05-03 00:33:11 | 日記
2012/03/07

 磯焼けについてですが、小生も勉強中で試行錯誤しながらやっていくつもりです。今まで勉強した範囲内でキーワードは「フルボ酸鉄」だと思います。
 Ⅱ価の鉄イオンです。通常の鉄イオンはⅢ価のため吸収されにくい。昔は腐植(腐葉土がさらに分解したもの)という形で、山から海に安定的に供給されていましたが、広葉樹が少なくなり、おまけに砂防ダムなどで供給量が減ってしまい、磯焼けに至ったと思われます。
 気仙沼で行われている、「森は海の恋人」植樹祭はそれを復活させようとする試みだと思います。
 インターネットで「フルボ酸鉄」で検索すると、さまざまなサイトが出てきます。
 鉄を多く含む粘土に炭をまぜて、吸収を促進するためにクエン酸を混ぜた鉄炭団子を作って、実験してみたいと思っています。Ⅲ価の鉄が、海の中で還元され、Ⅱ価の鉄イオンとなれば、植物プランクトンが増加し、海藻もつくようになるのでは無いかとの仮説です。資金がありませんので入手できる材料でやるしか無いみたいです。
 本当は転炉スラッジが入手できれば早く進むと思いますが、JFEに依頼したところ前例が無いため、提供できないとのご返事でした。
 ただこれでうまくいけば、大きな進歩になると思います。この4月から試作に取りかかろうと思っています。
 昨晩「まちづくり協議会」が開かれ、10日(土)に第一再生休耕田のヤーコンを宇久須の皆様方に無料で収穫して頂き、午後からはヤーコンの切り干し作成の講習会です。煮たヤーコンは参加者に持ち帰って頂き、それぞれが個人で乾燥するという試みです。(F)