芸術教育研究所 東京おもちゃ美術館 多田千尋ブログ

芸術教育研究所所長・東京おもちゃ美術館館長・高齢者アクティビティ開発センター代表 多田千尋のブログです。

ブラインドサッカー!

2009-08-12 08:21:28 | 日記
視覚障害者のサッカーの試合をDVDで拝見したときに大きな驚きを覚えました。
本当にこの人たちは目が見えないのか!?と、疑ったほどです。
頼りになるのは、転がると音がするサッカーボール。「カサカサ」という音を感度のよいアンテナが見事に反応し、パスやシュートを絶妙な技術で、繰り広げます。
昨日、日本視覚障害者サッカー協会の事務局長とお会いし、会合を開きました。
そして、東京おもちゃ美術館では、12月に開催されるブラインドサッカーのアジア大会に先行して、ミュージアムショップで「カサカサ」と音がするストラップのサッカーボールをチャリティーで販売することを決定しました。
予価は500円です。
皆さんもどうか、知人に「カサカサ」の音を聞かせて、ブラインドサーーカーを普及啓蒙するサポーターになりましょう!


多田千尋講演予定

沖縄!

2009-08-11 11:04:56 | 日記
芸術教育研究所の夏の芸術教育学校も終盤を迎えています。
講師のお一人に伊志嶺先生という方がいますが、ご主人が沖縄の方。まだ、琉球政府があり、ドルが通貨で、パスポートがなければ日本にこれない時代にご結婚されたそうです。そのような話を昼食時にしていたら、同席していたアシスタントの方が、高校時代に友達と二人旅で、沖縄に船で行ったという思い出を語られました。
今でこそ気軽に行ける沖縄ですが、大人でさえ身が引き締まる沖縄に高校生のみで旅に出たという話は驚きでした。
たいしたものです。
今年は、5年前に立てた「沖縄全市町村講演の旅」5カ年計画の最終年。2005年に国頭村から始めたプランもどうやら目標を達成できそうです。
11月12日から3泊4日で訪問します。


多田千尋講演予定

ゴーギャン

2009-08-10 10:32:40 | 日記
昨日は久々に国立近代美術館に行ってきました。
ゴーギャンの企画展を観ておきたかったからです。昔、プーシキン美術館やエルミタージュ美術館、それにボストン美術館などで拝見して以来。
今回の展覧会では、芸術に身も心を捧げた放浪画家、ゴーギャンの作品、油絵、版画など53点を観ることができます。
中でも最大の見所は、日本初公開となるゴーギャンの最高傑作、
《我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか》。 
思ったより少ない絵の展示で、しかも多くの来館者でゆっくりと絵を眺めることは難しい状況でした。
さらに、ボリュームダウンの絵の展示に比べ、ショップが広々と充実していたことが観光地の二流ミュージアムを思わせました。
また、絵によっては、薄いガラスで覆われているものと、地肌を眺められるものとありましたが、ガラスはどんなに照明を工夫しても光を反射してしまうので、鑑賞を損ねてしまいます。
職員にガラスで覆うものと覆わないものがあるが、その理由を聞いてみたところ、現地の美術館から搬送されたままの状態で展示しているとのことでした。要するに各美術館の方針ということです。
確か、ルーブルはモナリザ以外はガラスで覆うということをしてなかったように思いますが、美術館によっては見解が分かれるのでしょう。
しかし、ゴーギャン、やはりいって良かったです。


多田千尋講演予定

ロマンは膨らむ!

2009-08-08 13:14:07 | 日記
昨年の春にオープンした東京おもちゃ美術館。
1年をすぎたばかりなのに、「多田さん、今度は幼稚園を創りましょう」と昨晩盛り上がってしまいました。
事の発端は、夏の芸術教育学校の絵本講座担当の正岡先生が、「芸術教育研究所と一緒に理想の幼稚園を創る夢を見た」といったお話から。
同席していた講師陣が、「おもちゃ美術館が併設された幼稚園」「アトリエがある幼稚園」「美術ギャラリーも備わっている」と勝手なアイデアが噴出。
仕舞いには、「一口館長ではなく、一口園長だ」という先生までが。
平均年齢60歳ほどの懇談会の場でしたが、シニア世代の夢は膨らみ、ロマンは続きます。

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少子化、日本は例外?

2009-08-06 14:46:52 | 日記
 社会・経済が発展すると晩婚、出産の高齢化が進み、出生率は下がると考えられてきましたが、発展がある段階を超えると、出生率は再び増加に転じる傾向にあることが、米ペンシルベニア大学などの分析で明らかになったようです。
読売新聞の記事によると、国の発展が止まると少子化現象に歯止めがかかり、世界の出生率は増加傾向にあるようです。
その理由として、専門家は、「発展に伴い、女性の働く環境や保育・教育施設が整備され、晩婚化や高い育児・教育費用などのマイナス面を補うから」と説明しています。
しかし、日本でも06年以降の出生率は3年連続で微増してはいますが、「日本は明らかな例外。男女間格差や女性が働きにくい労働環境など、複数の要因が重なっている」と分析しており、日本の少子化現象は世界の趨勢から見ると特別のようです。
困ったものです。

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京独楽が凄い!

2009-08-06 14:18:27 | 日記
今、東京おもちゃ美術館のミュージアムショップでは、京独楽「雀休」さんの個展が開催されています。
誰もが惚れ惚れするほどの、凄い人気です。
幅1センチ弱の京染めの紙の帯をくるくるまいて作るものが京独楽です。一番大きなものは17万円もする強大なもので、帯も4000メートルも使います。
中心の心棒は京箸を使い、独楽を入れる素敵な箱も京都の職人が作り上げたもので、何もかもが京つくしです。
ショップで一番人気は野菜独楽。京野菜をモチーフにしています。
展示台の上を所狭しとさまざまなユニーク独楽が盛りだくさんです。
一つ一つまわしてみるのも面白いですよ。

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四谷住民は凄い!

2009-08-06 07:34:04 | 日記
東京おもちゃ美術館がある四谷ひろばの月例役員会が昨日開催されました。
「ひろば」は住民自治で運営されており、全国でも珍しい廃校再生の市民主導型の公民館のような活動をしています。ほとんどは周辺の町内会会長や広場を支えるリーダー的な住民で役員を構成しています。私も広場の役員をしているので、定期的に会合に参加し、毎月の収支報告や各種行事の事後報告、イベントの企画会議など多くの話し合いに加わります。
昨日は、空調設備がない体育館に網戸を設置する件、元放送室に更なる工事を加え防音効果を高める件、地域住民主導による作品展覧会開催の件など、きめの細かい課題が検討されます。
常駐する東京おもちゃ美術館としては、なかなか抜け落ちてしまい、見逃してしまう課題を住民の方々が見事に解決していただくので、ありがたい限りです。
ボランタリーな社会的活動で、地域のために働く方々は、輝いており、とても格好良いなと感じます。
何もかも役所任せになりがちですが、自ら汗かく四谷住民から学ぶところはたくさんあります。


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厚労省&子育てNPO

2009-08-05 11:12:39 | 日記
8月4日の昨日は、東京おもちゃ美術館に厚労省の児童家庭局長をはじめ少子化対策企画室の方々が7名、それに、子育てNPOの代表事務局長クラスの方々が6名集まり、とても有意義な交流会が開催されました。
今回は、子育てNPOの世界で、今まで名プロデューサー振りを発揮してくださっていたキーパーソンが各方面に呼びかけて実現したものです。おもちゃ美術館は会場の提供を申し出て協力させていただきました。
前半は館内見学、後半は、懇談会で、「持続可能なNPOの経営」「次世代への継承」など、さまざまな論点で、活発な意見交換がなされました。
そして、会場を移して近くのレストランでビール片手に懇親を深めました。
さまざまな専門家が、多様な視点でおもちゃ美術館を訪れてくださることはとても貴重です。

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オープンカレッジ!

2009-08-03 12:02:44 | 日記
先日、芸術教育研究所に、ある県の短大のオープンカレッジでの講師依頼が来ました。私がどうしても都合がつかないので、関西のおもちゃコンサルタントマスターの方に代わりに行ってもらいました。
当日は、土砂降りの雨で、残念ながら来校者は少なかったようですが、今、このオープンカレッジに高校生が全国的に集まりづらくなっているようです。
今の大学や短大は、1年に200万人位子どもの数が生まれていた時代の規模を誇っています。ところが現在は、子どもの数は半分に減ったにもかかわらず、学校数は逆に増え続けてきました。まさに高校卒業生の奪い合いといった戦国時代です。教授、準教授、講師といった教員も、かつての講義・研究といった仕事に加え、高校回りやオープンキャンパスの企画など、受験者数獲得のためのあらゆるプロジェクトの仕事も重くのしかかっています。
心よりエールを送りたい気持ちです。


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