芸術教育研究所 東京おもちゃ美術館 多田千尋ブログ

芸術教育研究所所長・東京おもちゃ美術館館長・高齢者アクティビティ開発センター代表 多田千尋のブログです。

大阪入り!

2009-07-30 23:11:22 | 日記
夏の芸術教育学校の大阪大会が天満研修センターで650人を集めスタートしました。今年で10年目を迎える大阪会場。徐々に支持を得て、受講生の中には、なんと5回目の参加者もいらっしゃいます。
今年は、特に、子どもの絵画指導の講座が人気を博しています。「絵画指導インストラクター」養成講座もスタートし、明日には資格取得者が誕生します。子どもの成長発達に沿って、何枚もの画用紙を使って、点描や線描の基礎を学び、子どもへの絵画指導のスキルを身につけるものです。
子どもと絵の関係は、あまりにも当たり前のことですが、ここにきて原点に立ち戻ってきたのでしょうか。

50周年記念号!

2009-07-30 06:34:29 | 日記
私が所長を務める芸術教育研究所は、今年で50周年を迎えます。いや、迎えるはずです。実は、私の亡き父が、研究所の創設期をはっきりとさせてないからです。通常ですと、会社が登記されたときとか、NPO団体が設立総会を開いたときとか、なんらかしかの“セレモニー”がありますが、当研究所は、父がたった一人でスタートさせたものだからです。
なので、生前よく言っていた「昭和34年」を根拠に、今年を50周年と私が決めてしまったわけです。
現在、研究紀要の50周年記念号の編集を急いでいます。
「芸術教育」「おもちゃ」「福祉文化」といった三領域に、総勢15名を超える専門家に「芸術教育研究所が残してきた仕事」を検証してもらい、執筆を進めてもらってます。
今、評判が悪い世襲をわが研究所は進めておりますが、三代目はいささか不安です。一つの組織が100年も残ることの、計り知れない難しさをひしひしと感じています。

ライフのクオリティ!

2009-07-29 09:42:13 | 日記
早稲田大学から秋の授業の時間割が届いていました。
講座タイトルは「生命の尊厳と生活の質」。
いわゆるQOLといってもよいでしょう。
QOLはよく「生活の質」とだけ表現されますが、それだけでは不十分で「生命の質」「生命の尊厳」も加えなければなりません。生命のクオリティを問うことは、すなわち生活の質を問うことになり、生活のクオリティを問うことは、やはり生命の質を問うことになります。
講師陣がリレー方式で回していくのですが、私はそのうちの2回を12月に担当します。対象は、第一文学部、第二文学部、それに新学部の文化構想学部から学生が集まってきます。
前期は「福祉文化論」の授業をやり終えたばかりですが、後期はこの授業を担当するだけです。
さて、今度の総選挙で、私たちのQOLは、はたしてどのような雲行きになるのでしょうか?

旧友再会!

2009-07-28 07:11:50 | 日記
福岡の夜。
25年ぶりに大学時代の旧友と再会しました。
かつての学生は、みな貧しくて、必要最小限に銭湯に行って、「理容室には年に2回しか行かなかった」。
私のような東京出身のものは、地方出身の学生をたびたび家に招きご馳走もしたものです。これはある種、義務のようなもので、当然の慣例でした。
彼は、新卒採用で大手企業に入社したものの、倒産してしまいましたが、福岡の地でたくましく自分の世界を作っていました。忙しい仕事の合間にNPO法人にも係わり、集合住宅の管理組合の方々のアドバイザー業務を、社会的な活動として進めていました。
月に一度は、東京おもちゃ美術館のすぐ近くの神楽坂に来ていたということを聞いてびっくり。
東京での更なる再会を約束して夜中の中州で別れたのです。

青年海外協力隊OB・OG研修会!

2009-07-27 07:10:38 | 日記
昨日、福岡入り前に、青年海外協力隊OB、OGの保育者向けの研修会に行ってきました。静岡のおもちゃコンサルタントも来られていました。彼女は、確かスリランカに派遣され多と思うのですが、お会いできて嬉しかったです。
ロシアの伝承ゲーム「どちらが早く巻き取れるか」のミニ大会をしたら、決勝はホンジュラスがニジェールを破って優勝。不思議な国際大会となりました。
皆さん、はつらつとした、気持ちの良い方々ばかりで、素晴らしい体験をさせていただきました。
私も20年早ければ、隊員として海外で活動したかったなぁ、といった思いに駆られました。


豪雨の福岡到着!

2009-07-27 07:05:29 | 日記
昨日晩、豪雨の被害が拡大している福岡に「夏の芸術教育学校」で来ています。
天候とは関係ないのですが、羽田発の飛行機が、整備不良で1時間30分の送れ。搭乗口も変わり飛行機の変更騒ぎでした。
熊本から福岡入りの先発隊の関係者も、電車が不通となり、大牟田から熊本に急遽引返し、バスで福岡入りといったアクシデントも。
お手伝いをお願いしていました佐賀のおもちゃコンサルタントご夫妻も福岡入りする予定でしたが、ご実家が床下浸水となり、残念ながら急遽ユータンしてお帰りになりました。
本日から、学校の本番です。
被害がかなり拡大しています。受講生が300人以上集まるのですが、無事皆さんお越しいただきたいと願っております。

快挙!世界チャンピオン!

2009-07-26 16:44:20 | 日記
東京おもちゃ美術館のゲームの部屋でバックギャモンの普及・啓蒙に努めていただいている望月さん(30歳)が同ゲームのモナコ世界大会でチャンピオンになりました。快挙です!
詳細は、以下J-CASTニュースの記事を抜粋してお伝えします。

2009年7月19日、モナコで行われていたバックギャモン世界選手権で、望月正行さんが優勝した。同大会で日本人が優勝するのは初めて。望月さんはプロになるために早稲田大学を中退したという異色の経歴を持つ。日本では2人しかいないプロ選手のうちの1人だ。
バックギャモンは「西洋すごろく」とも呼ばれるボードゲームで、海外ではチェスよりも人気が高いという。古代エジプトに起源を持ち、ローマ時代に完成。欧米や中東諸国で人気が高い。世界のプレイ人口はチェスをも凌ぐ3億人と言われ、ブルース・ウィリス、レオナルド・ディカプリオも愛好者として知られている。
望月さんが優勝したのは、毎年7月第2週にモナコ・モンテカルロ市で開催されるバックギャモンの世界選手権。19日の決勝戦で大会2連覇を狙うデンマークの選手を下して優勝した。試合の様子はネットでストリーミング中継され、1200名以上が登録している。日本バックギャモン協会によると、優勝賞金は6万2000ユーロだという。
望月さんは1979年生まれの30歳。日本では2人しかいないプロ選手の1人だ。高校時代は将棋部に所属し、プロになるために早稲田大学を中退した。バックギャモンの強豪、アメリカやデンマークで武者修行をし、海外の著名な大会での優勝経験も豊富だ。現在世界ランクは6位。


青年海外協力隊!

2009-07-26 10:13:13 | 日記
本日、午後から広尾に伺います。青年海外協力隊広尾訓練校があったところです。
アフリカやアジア、南米などで2年間の協力活動に励んできた保育等のOG・OBを対象とした研修会です。皆さん、帰国後は日本の地で、保育の仕事に励んでおられますが、元協力隊員のネットワークでは繋がりあっているようです。
私も、5~6年前までは、この広尾訓練校で10年間講師を務め「コミュニケーション論」の講義を担当していました。2000人ほどの隊員の講義を受けてくれたことになり、受講者数は最大記録だと聞いています。自慢話ですが、外務省系の独立行政法人JICAからも感謝状を受け取ったこともあるのですよ!
本日、終了後は羽田から福岡に向かいます。


多田千尋講演予定


日本人形玩具学会

2009-07-26 09:58:22 | 日記
20年前に創設された日本人形玩具学会。
私も真面目な会員ではありませんでしたが、創設時より離れずかかわっていました。
その下部組織である「子どもとおもちゃ」研究部会が、東京おもちゃ美術館を徹底的に調査・分析してくださっています。大妻女子大学の児童文化の専門家の方を座長に、平成21年度だけでも、8回ほどの調査日が設けられています。
2年目を迎える東京おもちゃ美術館にとっても、将来展望を描くために、この調査研究を大いに期待しております。


多田千尋講演予定

ルーブル デビュー

2009-07-25 08:45:40 | 日記
芸術教育研究所で3年前から開講している「絵画指導スペシャリスト」養成講座。その第1期生が、はるばる鳥取からアシスタントとして講座のお手伝いをしてくれてます。そして、とてもうれしいお話も聞かせてくれました。
ご自分のお嬢さんを生徒に、スペシャリストとして指導し、作品をあるコンクールに応募したところ、特別な賞を受賞して、なんとルーブル美術館に展示されたそうです。
「講座で学んだ、綿棒を活用した描画手法をいかしました」とご本人。
「え!綿棒でルーブル!」と、周りにいた一同は思わず叫んでしまったほどです。
絵画指導スペシャリスト養成講座の松浦龍子先生もなんとも偉大です。松浦先生の綿棒で描く描画がパリで花開いています。