芸術教育研究所 東京おもちゃ美術館 多田千尋ブログ

芸術教育研究所所長・東京おもちゃ美術館館長・高齢者アクティビティ開発センター代表 多田千尋のブログです。

幼老統合ケアに再会!

2009-09-30 08:33:27 | 日記
東京おもちゃ美術館のセミナールームで昨日開かれた研究会で、久々にお会いした方は、日本を代表する「幼老統合ケア」の代表です。
老人ホーム、保育園、障がい者福祉などを一緒に実践しています。
老いも若きも、障がいがあってもなくても、人はいろいろな世代の人々同士一緒に集って暮らさなくてはならないといった信念をお持ちです。
ようするに世間並みにしたいといったことで、何も奇をてらったことではないと言い切ります。
お年寄りはお年寄りだけ、障がい者は障がい者だけで暮らすということに、逆に奇異を感じています。
まだまだ、日本の制度がこのような考え方についていけないのも現状です。
ダムや天下りの問題が注目を浴びていますが、新政権の中で高齢者福祉や障がい者福祉はどのように変わっていくのか、注目してまいりたいと思います。
写真は、多くの著者の方々にご協力いただき5年ほど前に企画制作した本です。

多田千尋講演予定

中標津空港をあとにして

2009-09-29 07:45:24 | 日記
全国の空港を制覇した、最後の飛行場が中標津空港。有終の美を飾るにふさわしい空港で、木がふんだんに使われていて、デザイン性も高いものでした。
最近は、町並みにしても、大型ショッピングセンターにしても、新幹線の駅にしても、どこもかしこも個性がまったく感じられないものばかりです。空港もちっともつまらない空間になってしまいました。
右へならえで、画一的なものを無機質に作り上げる。
政権も変わったことですし、この辺でそろそろ考え直していきましょう!

多田千尋講演予定

屋内の遊び!

2009-09-29 07:30:44 | 日記
北国では、乳幼児を抱えた若いファミリーは出かけるところがなくて困ります。こうした話は青森でも、秋田でもよく聞く話で、都道府県が設立する大型児童文化施設が、その役割を担うことも少なくありません。
中標津には、びっくりするほどの大型プレイセンターがありました。
建物はふんだんに使われた木材が目立ち、美しい空間を醸し出していましたが、大型遊具には一切木が使われていなかったのが、ちょっともったいないなと思いました。

多田千尋講演予定

北の大地の遊び場

2009-09-29 07:20:21 | 日記
東京ドームが20~30はあるのではないかと思われる緑地公園が中標津の中心街から車で10分ほどの地にありました。
雄大な大自然の中にゴルフ場のように整備された芝生の広場は羨ましいというか、美しすぎるというか、相当な管理費がかかっているのでは?とたちまち頭をよぎりました。冬には、斜面では、タイヤのチューブを使ってすべ降りる遊びが始まります。

中標津空港!

2009-09-27 10:35:40 | 日記
本日羽田を飛び立ち、降り立つ空港は、北海道の根室に近い「中標津空港」。
ちょうど知床と釧路の間にある地域で、双方から車でたっぷり2時間かかります。この中標津空港を最後に、記念すべき国内空港全制覇となります!!
狭い国土に、なんとも空港が多い国でしょうか。
赤字経営の空港を国から押し付けられていたJALが経営危機になるのも分かります。
北海道には、数え切れないほど行っていたのですが、どうしてもこの空港にたどり着けませんでした。
本日午後から根室地区の保育士を集めた研修会、明日はいくつか視察しての帰路となります。
中標津は、もう寒いのでしょうか。

「道徳」公開授業!

2009-09-26 18:46:21 | 日記
本日は、新宿区立柏木小学校の「道徳」の公開授業。写真のような西新宿の高層ビルの谷間にある小学校です。
全学年の5時間目にいっせいに道徳の授業が行われ、多くの親御さんたちも参観していました。
私も一緒に1年から6年、そして特別支援学級までをすばやく参観させてもらい、その後に1時間30分ほど親と教員を対象とした講演をしました。
タイトルは「子どもの『やる気』『その気』は親しだい」。
父親でもある自分自身に語りかける講演でもありました。同小学校には、偶然、私の息子と娘の担任を務めてくださった先生が、移動していて柏木小学校にいらっしゃったのです。
いくら偉そうに話しても、ばればれです。
とてもやりづらい講演会でした。

ドイツよりお客様!

2009-09-24 07:32:14 | 日記
東京おもちゃ美術館にドイツから7人のお客様が来館しました。
皆さん全て美術教育の専門家で、大学の研究者や中学校の教師、地域のアートセンターの所長など多様な専門職であることもわかりました。
私が特に注目したのは、地域アートセンターの仕組みです。生涯学習であるとか、社会教育という枠組みで運営されているのかと思ったら、なんと青少年局の管轄だということです。
「アートでティーンエイジャーのたまり場作り」ということでもあるようです。
青少年政策がほぼ無策といってもよい日本。コンビニの前でコーラを飲みながらたむろをさせてしまっている姿も思い返されます。
中学生、高校生には、目を輝かせて取り組む何かが必要です。
とてもよい勉強になりました。
あさって帰国するドイツ人。
ちょっと疲れ気味だったかな。

多田千尋講演予定

ご指名!おもちゃ学芸員

2009-09-21 09:35:34 | 日記
昨日の東京おもちゃ美術館の団体入館者さんから、なんとおもちゃ学芸員のSさんがご指名されました。
一度下見にこられた団体関係者の方が、Sさんのさまざまなパフォーマンスやコミュニケーションに惚れ込んでしまったようで、団体予約の際に、「是非Sさんを!」といったご指名がありました。
ボランティアとして係わってくださっているおもちゃ学芸員は、年間延べ4000人に達します。下は18歳から上は78歳までたくさんの多世代がボランティア登録してくれています。遠くは電車で2時間掛けてきてくださる方もいますし、60年前に当館の建物である廃校となった旧四谷第4小学校を卒業した方もいます。
おもちゃ学芸員のホスピタリティが入館者から認められることは、館長としてこの上のない嬉しさです。
おもちゃ学芸員も、もっともっと知識やスキル、そして入館者と楽しめる技を磨こうと、日夜張り切っております。
連休も中盤に入りました。
皆さんのご来館をお待ちしております!

食育のメンバーに!

2009-09-20 08:34:03 | 日記
農林水産省の「食育先進地モデル実証事業」という委員会のメンバーを昨年に引き続き今年も引き受けました。
身体の栄養は「食育」、心の栄養はおもちゃの「木育」が、私の目下のミッション。子どもは、「身体」の栄養と「心」の栄養のバブルの栄養満点でなければならないと思っているからです。
農林水産省は、「食事バランスガイド」を活用し、日本型食生活の普及・啓発への支援に取り組んでいて、各地域において日本型食生活の実践を促進する「食育先進地」を作り実施していく方針を打ち出しました。
このモデル地域へのアドバイスや検証・分析が私たち委員の役割です。
そして、私が特に関心があるのが、「日本型食生活」の推進です。「日本型食生活」は、日本の気候風土に適した米を中心に水産物、畜産物、野菜等多様な副食から構成され、栄養バランスに優れているだけでなく、日本各地で生産される農林水産物を多彩に盛り込んでいる特徴を持ちます。
このため、「日本型食生活」の実践を促進することは食料自給率を高め、また、各地で古くから育まれてきた貴重な食文化の継承にもつながることが期待されます。
日本の食料自給率は、近年では40%程度で推移しているものの、世界の先進国の中で最低の水準であり、食を大きく海外に依存していることから、これを改善していくためにも「日本型食生活」の実践を促すことが重要だと思っています。
日本型食生活で「食育」。
東京おもちゃ美術館で「木育」。
この連休はよい機会なので、是非ご家族で考えてみてください。

多田千尋講演予定