芸術教育研究所 東京おもちゃ美術館 多田千尋ブログ

芸術教育研究所所長・東京おもちゃ美術館館長・高齢者アクティビティ開発センター代表 多田千尋のブログです。

『おもちゃで遊ぼう』年3回発刊に!

2009-06-30 08:36:31 | 日記
日本で唯一の総合おもちゃ文化情報誌『おもちゃで遊ぼう』が年刊から、一挙に年3回発行体制になります。
15年前には、私がワープロで原稿を打ち、写真は切り貼り、左上の角をホチキスで留めて、希望者に郵送で送っていました。そのみすぼらしい情報誌も、印刷所で作られ、モノクロから8頁だけカラーとなり、近年60頁のカラー情報誌となりましたが、今年度から年刊3回も発行されます。
編集長は、元編集者でおもちゃコンサルタントの子育てママ。ライターやカメラマンもフリーで活躍するプロですが、皆おもちゃコンサルタント。ようするに、レイアウトのデザイナーと印刷以外は、全ておもちゃコンサルタントで制作するのです。おもちゃコンサルタントで出版社ができそうです!
ますます充実してくる『おもちゃで遊ぼう』
全国の皆さんも、是非、ご購読のほどを!

怒涛の一日!

2009-06-29 18:49:43 | 日記
6月28日(日)は早朝から怒涛の一日となりました。
NPO法人日本グッド・トイ委員会の23年間の歴史の中で初めての地方委員長会議を開催。
北海道グッド・トイ委員会、青森グッド・トイ委員会といったように、岩手、千葉、埼玉、大阪など10エリアから委員長が、東京おもちゃ美術館に集結しました。その会議と同時進行で、おもちゃ専門家養成の上級者編である「おもちゃコンサルタントマスター」の宿泊研修、それに、年に一度の総会、そして総会後には、東京おもちゃ美術館1周年記念イベントといったようにめまぐるしい一日となりました。気温30度、湿度80%以上といった中、冷房の効かない体育館に400名以上の参加者が集い、1周年を祝ってくださいました。
懐かしい顔、新しい出会い、さまざまな交流は、これからのおもちゃ美術館経営に、大きな励みとなりました。

1周年記念フェスティバル!

2009-06-27 23:51:45 | 日記
6月28日(日)東京おもちゃ美術館の1周年記念フェスティバルが開催されます。
昨年の伝説のオープニングセレモニーは、700人もの方々に祝っていただきましたが、それから早1年。全国の一口館長、おもちゃコンサルタントのメンバーが、相当数来館する見込みです。
本日も11時過ぎまで、会場となる講堂でリハーサルや準備作業が続いていました。
明日の盛大になることが予想されるお祭りが、今から楽しみです。

旧ソ連の構成玩具!

2009-06-26 07:59:44 | 日記
30年前から40年前の旧ソ連の幼稚園には、必ずあった構成玩具。
一本の心棒にドーナツのように輪切りになったものがダルマ落しのおもちゃのように積み重なったものです。
当時のソ連は、日本の文部科学省のような役所がおもちゃの方針や理論を作り上げ、デザインなどを考案して、全国各地の工場で生産。そして、全国各地の無数の幼稚園、保育園に配給するといったシステムでした。ですから、素敵なおもちゃを幼稚園で見かけることがあっても、街のおもちゃ屋さんでは一切販売されていませんでした。

写真のような構成玩具が、おもちゃ美術館には100点ほどあります。1970年代にモスクワで、日本のおもちゃ展を開催したときに、終了後すべて寄贈したお礼に、たくさんのロシアのおもちゃをいただきました。
今となっては、きわめて貴重なものだらけです。
おもちゃ美術館のロシアのおもちゃ展で、是非ともご覧ください。


多田千尋講演予定

マトリョーシカが人気!

2009-06-26 07:20:53 | 日記
東京おもちゃ美術館の4月から始まったロシア玩具展「マトリョーシカがやって来た」が人気です!子どもからお年寄りまで、それに若いカップルまでがマトリョーシカに釘付け。
この人形のかわいらしさは世代を超えた何ともいえない魅力があるのでしょう。私が25年前にロシア留学の折にお世話になったユーラシア協会にも次のようなマトリョーシカの記述がありました。
「90年代といえば日本では明治時代。箱根ではお土産として箱根細工の入れ子人形が売られており、福禄寿の胴の部分が上下に二分され、中から幾重にも神様が出てくる「七福神」がありました。当時、箱根の塔ノ沢にロシア正教会箱根避暑館があり、多くのロシア人が出入りしていました。その箱根にロシアの富豪マモントフ夫妻が訪れた折りに入手したのか、または、箱根に来たロシア人を経て「七福神」はロシアに渡ったのです」。宮下の富士やホテルの横にある民芸品店には、このマモントフ夫人の写真もあるといわれています。
 「S・I・マモントフ夫人はモスクワ郊外のアブラムツェボにサロンを作り芸術家の支援をしていましたが、夫人の発案で、画家S・V・マリューチンとセルギエフ村のろくろ師V・スビョズドチキンによって作られた説が有力です」。
 そして、パリでの万博で、このマトリョーシカ世界デビューします。


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日本テーブルサッカー協会

2009-06-25 08:27:17 | 日記
来年、南アフリカの開催で、盛り上げ始めているサッカーワールドカップ。
おなじみのサッカーだけでなく、テーブルサッカーのワールドカップも1週間前に同じ年で開かれていることをご存知でしたか。
おもちゃ美術館にあるテーブルサッカーはワールドカップの今式ボード。
日本のトッププレーヤーも集まるおもちゃ美術館。選手たちにご指導いただき、このボードで練習に励めば、あなたも世界に一歩近づきます。



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メンテナンス!

2009-06-25 08:02:14 | 日記
東京おもちゃ美術館の年に1回のメンテナンス。
年間入館者数が10万人を超えますと、いろいろな場所がぐらぐら揺れたり、スポット抜けたり、修理や補修が必要となります。
今回の修理の目玉は、おもちゃの森のベビーサークル。
柵が高すぎて、気軽に赤ちゃんを横にしずらいといった課題がありました。
おもちゃ美術館の施工の立役者でもあった、青森は津軽の木工集団「わらはんど」が、メンテナンスを請け負います。3人の職人さんが、朝7時に現地を出発して、夕方4時過ぎに到着しました。

全国の職人さんにわが子のようにかわいがってもらってます。


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アクティビティケアに上級者

2009-06-24 07:24:10 | 日記
私が代表を務める高齢者アクティビティ開発センターが、アクティビティケアの上級専門者「アクティビティプロデューサー」育成の講座の開催を来年春に目指しています。
初級編の「アクティビティインストラクター」は、全国に1000人、中級編の「アクティビティディレクター」は400人が誕生しています。
学校には保健の先生、病院には理学療法士といったように、全ての高齢者福祉施設には「アクティビティプロデューサー」が働いているといった仕組みが出来上がることを願っています。
 5年前に唱え始めた「Art」「Play」「Toy」の頭文字をとった「Apty Care」。
芸術文化豊かな人生を!暮らしには常に遊び心を!生活を楽しむための多様な道具を!といった理念を推進していくテイクエキスパート育成を目指してまいりたいと思います。

子ども劇場!

2009-06-23 23:28:05 | 日記
昭和40年代、50年代に竹の子のように全国各地に誕生した「子ども劇場」(「親子劇場」とも)。会員からの会費によって基礎財源を作り、児童劇団などを招いて、子どもたちに豊かな演劇文化を!といった思いで作られました。
関係者のお話によると、全国的に会員数が減りつつあり、場所によっては、存亡の危機を迎えているところもあるようです。
そういえば、生活協同組合も、共同購入が振るわず、個人宅配の伸びが堅調のようで、「みんなで一緒に」から「個人で」という流れを考えると、何か、根っこの部分では共通のものを感じます。
本日、児童演劇も「おもちゃ」と同じ子ども文化ということで、東京おもちゃ美術館と共同歩調をとって、一緒に企画を考えましょう!といった話し合いを、地元新宿の子ども劇場関係者としました。
これからの新時代は、「文化協働」の時代であり、「多文化共生」の形成を目指していくことなのではと、確信しております。


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沖縄ファン必読の雑誌!

2009-06-22 21:44:50 | 日記
6月1日にブログに書いた沖縄の「子ども博物館」の続報です。
この貴重な情報を掲載してくださった団体のことがきちんとわかりました。つたない私の文章で綴るよりも、琉球新報の記事が、とてもよくまとめられていたので、以下要約して記します。

那覇市のNPOのメンバーらでつくるグループ「工房396(さんきゅうろく)」は那覇市の一地域に焦点を当てた地域情報誌「み~きゅるきゅる」を発行している。このほど第三号となる「前島」編を発行。その地域の歴史から、お薦めのカフェなどさまざまな角度で紹介している。メンバーたちは半年に一度発行していく予定だ。

 「工房396」はNPO法人「まちなか研究所わくわく」のメンバーに賛同者が加わったグループ。
 編集長の宮道喜一さん(27)は「観光客向けの雑誌は多いが、地元の人が読んで、自分の暮らしている所を見つめ直すものが作れないかと考えた」と発行のきっかけを話している。
 「み~きゅるきゅる」は2004年8月に第1号「桜坂」、昨年2月に第2号「久茂地」、そして昨年末に「前島」編が発行された。
 内容は、地名の由来と歴史、地域にある店の紹介、自治会長へのインタビューもある。例えば「久茂地」編では久茂地公民館を特集したり、「前島」編では塩田、拝所巡り、前島アートセンターにスポットを当てている。
 宮道さんは「その地域の子どもや保護者たち向けに、街歩きなどの学習会を開くなど発行後の活用プログラムも計画したい」と話している。
 「み~きゅるきゅる」はA5判24ページで、360円。沖縄教販松尾店で販売している。問い合わせは工房396(事務局・まちなか研究所わくわく)098(861)1469。

同じNPOの仲間としてこうした「市民性創造活動」はうれしい限りです。
また、11月に講演のために沖縄を伺いますので、お会いできる機会をうかがいたいと思っております。


多田千尋講演予定