忘憂之物

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橋下氏「第3の矢は失敗」

2013年06月08日 | 過去記事



橋下氏「第3の矢は失敗」

<日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は7日、最近の円高や株価の急落に関し、市役所内で記者団に「『第3の矢』が失敗したと思う。既得権(を有する勢力)や官僚機構に押し戻されてしまった」と述べ、経済政策「アベノミクス」の「三本の矢」の一つとして安倍政権が打ち出した成長戦略の内容に、市場が失望感を示しているとの認識を強調した。
 橋下氏は、成長戦略に法人税減税や農協改革などが盛り込まれなかったことを挙げ、「象徴的なところができないとなると、一気に期待がしぼんでいってしまう」と指摘。「残念だが、野党としてはチャンスだ」と語った>










いわゆる「3本目の矢」である成長戦略。ここが最大の難関だということは民主党の馬鹿でも知っていた。日本の経済は既に十分すぎるほど成熟している。この「成長」がどこまでやれるか、ここがポイントであるのは素人でもわかる。政府と日銀の影響力は「成長」において限界がある。ここからが市場の出番なわけだ。

ならば当然ながら「最初の勢い」などは落ちてくる。一党独裁でなんでもできる支那じゃないんだから、あのままずっと上がれば、それこそバブルの心配をしなければならない。

マニラ在住の「シュガーちゃん」が、最近の安倍政権の外交政策や経済政策への批判をして<カップ麺みたいに簡単にはいきません>と書いていたが、まったくその通りである。「お湯を注いで」すぐにできるモノでもないし、そのお湯を沸かす時間は聞いてないぞ、というレベルの批判も阿呆臭い。「待つ」「観る」「計る」が出来ないのか。

アベノミクスに失敗してほしいのはわかるが、あまり無茶をやると「阿呆発見器」に引っ掛かる。安易にやると、言っていることの中身が社民党と同じになる。<市場が失望感を示している>も結構だが、そんなことなら次の選挙、有権者が失望感を示すことになる。




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